「本なら売るほど」の二巻目です。
今回出てくる古本はコミックあり漢字辞書あり江戸川乱歩ありですが、僕が読んだものは一つもありません。ただし第八話「生けるひとびとの輪舞曲」では手術支援ロボットの「ミケランジェロ」というのが出てきます。
これは「ダヴィンチ」のもじりでしょうね。ロボットアームと顕微鏡を用いて遠隔操作で低侵襲の内臓の手術をサポートする手術用ロボットです。マンガでは28歳の女性が大腸がんの手術を受けます。彼女は古書店の店主に勧められて、入院中に中島らも著「ダガラの豚」を読むというお話です。
手術を担当する医師が練習のためにロボットアームを操作して折り紙の鶴を折る話が印象的。
僕が関西に単身赴任していた時、前立腺がんの疑いがあると言われて生検を受けました。陰性だったのですが、もし手術となったら、その病院はダヴィンチを売りにしていたので、これで手術を受けていたかも。
第九話「丘の上ホテル」はスランプに陥ったエロ漫画家の女性が迷い込んだのが丘の上ホテル。これは神保町にある山の上ホテルがモデルみたい。昔は大物小説家が缶詰になったとか。テンプラが名物らしい。泊ったとこはないが見に行ったことはあった。漫画家がスランプだった時期の乱歩についての小説、久世光彦の「1934年冬ー乱歩」をこのホテルで読んでいたら小説の登場人物が現れるというお話。
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