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就活ってここまで大変なんだとは知らなかった。

  • 六人の嘘つきな大学生
  • by
  • 出版社:KADOKAWA
六人の嘘つきな大学生
今一番イケてる会社。スピラリンクスは、そんな会社として位置づけられている。そのスピラが初めて新規採用を始めるということで応募者はとんでもない数になったが、6人が最終選考に残った。

最終選考は一ヶ月後のグループディスカッション、スピラが実際に抱えている案件と似たものを提示し自分たちならどのように進めていくかを議論する。しかも、ディスカッションの出来によっては6人全員の採用もあり。人事部長の説明を受けた後、最終選考に残った6人は一ヶ月後のディスカッションの対策を練るべく集まった。そして、何が議題となるかを予想し傾向と対策をするため定期的にミーティングをすることに決めた。

最初はぎこちなかった集まりも徐々に打ち解け、熱がこもり、6人揃って内定をもらおうと語り合うまでになった頃、人事部長から、最終選考内容の変更を知らせるメールが届いた。最終選考では内定は1名だが誰が一番相応しいかを議論して決めてほしいというのだ。
そして、最終選考日、6人が集まった会議室のドア近くの壁に立てかけられていた封筒が、波乱を巻き起こす。

私は地方公務員だったので、試験に受かりさえすれば良かったから、こういう就活を経験したことがない。読んでいてそのあまりの苛酷さに絶句し、私にはとてもムリ、と思った。そこまでしてその会社に入りたいというモチベーションの高さがわからないのだが、就活の波に飲み込まれてしまうと、自身もハイな状態になってしまうのかもしれない。

犯人の「納得いかない」という気持ちはわからないではないが、ちょっとやり過ぎで、そのあたりがフィクションだなあと思った。途中ではさみ込まれた情報がちょっと異質すぎてこれは何かあるなと思っていたらラストでやっぱりそうだったか、だったり。
でも、最後まではらはらしながら読めました。
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  • 掲載日:2026/04/14
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