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数学も科学だったんですね。ということを改めて感じた1冊。テーマごとに玉石混交・その道の先駆者の限界を感じてしまうのが正直な感想 #カドフェス

  • レビュアー: さん
  • 本が好き!免許皆伝
  • 空想科学読本 3分間で地球を守れ!?
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  • 出版社:KADOKAWA
空想科学読本 3分間で地球を守れ!?
「空想科学読本」。アニメ、マンガ、特撮の設定を科学の目線で捉えなおしてみるという今では数多くの書物がある分野の先駆的作品。シリーズ17冊で累計500万冊を売り上げているというベストセラーシリーズのなかからのベストセレクションを加筆したうえで文庫化。
実はこのシリーズ初読なので、期待して読んでみました。

正直、玉石混交、先駆者としての苦悩と限界を感じてしまったというのが感想です。

「空想科学読本」類似の本がたくさん出ていますが、分野の進化としてどんどん専門化が進むというのがあります。そういう本をいくつか読んでしまうと「空想科学読本」が古典臭がするのです。

ウルトラマンが3分間で飛べる範囲は東京‐金沢間だというのはわかるんですよ。それならウルトラマンシリーズで実際に飛んだ区間が分かるものを並べて、それ以上の距離なら何があったか、どうすれば飛べるのかまで食い込んでほしいんですよね。

シンゴジラも在来線爆弾の威力よりも同作最大の謎である東京駅周辺におけるゴジラの位置あたりを科学的に突っ込んでほしかった。

あと確率や計算系のものもいくつかあります。数学も科学の範疇だったんだなと思いつつも、おそ松さんの家計とかサザエさんのじゃんけん勝率とか、計算ができる大人になった今では「う~ん」というのも少なくないです。

著者も
ノリやトーンにばらつきがあると思う。20年にわたる変化、成長、迷い、衰退・・・などの影響(略)
と冒頭に予防線は張っています。その言を受け止めて割り引いても、正直、物足りないんですよねぇ。

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  • 掲載日:2018/06/27
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