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談合の内偵作戦から始まる本作、このまま政治家の汚職を暴く展開かと思いきや、フィリピンを舞台に誘拐、人身売買、札事件へと進展し、こんな事件素人の小役人の手に負えるわけないでしょう。

取引
 公正引取委員会の審査官・伊田は汚職の嫌疑をかけられ辞職することになる。公取を追われた伊田は、検察庁からフィリピンへ行くように命じられる。自分にかけられた嫌疑を晴らすとためなのか思いきやフィリピンを舞台に展開されるODAに関する談合事件を調査するという特命を果たすためにいわばおとり捜査行うためであった。読者には国際陰謀小説と思わせます。しかしここでODAプロジェクトの総元締め大須賀の誘拐事件+殺人事件に巻き込まれます。更に人身売買組織に拉致されている同級生の娘を救うべくフィリピン軍警察と協力して奔走するというトンデモ展開へと…。

 真保のこのシリーズは小役人シリーズと呼ばれて、一介の素人が事件に立ち向かうようだが、武装した国際陰謀組織に徒手空拳で挑み。ミッションを完遂していてミッションインポッシブル並みの活躍はあんまりです。
ただしODA援助が後進国のためになされるのではなく、実はその巨額の資金に群がる商社や建築業界、官僚や政治家の利権のためにあり、腐敗の温床となっていることがよく分かった。
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  • 掲載日:2026/04/23
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