DBさん
レビュアー:
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世界のパンを味わう本
わたしは朝食はパン派。
コメは温泉宿に泊まった時の朝くらいしか食べない。
筆者も朝はパン派だそうですが、外国暮らしの影響でしょうか。
もしくはワインが好きな人って基本的に洋食よりなのかも。
最初はイギリス留学中のパンにまつわる思い出から始まります。
夕食に食べていた山型パンの話や、下宿の主人が一度だけ夜食にと出してくれたポテトのサンドイッチの思い出。
そこから第五次中東戦争以前の華やかだったレバノンの平焼きパンや、エジプトの薄いパンに豆のコロッケを挟んだファラフェル、イスタンブールのトルコ風ピザと各地をめぐる。
ベトナムサンドイッチの描写があまりにも美味しそうで、ついついバインミーを買いに行ってしまった。
パリでは安いワインと美味しいサンドイッチで繁盛しているビストロの常連となり。
パリに行くと必ず立ち寄るのはなぜかインド料理のお店だという。
ドイツのプレッツェルや、ニューヨークのベーグル、デンマークのライ麦パンで作るオープンサンド、ポルトガルのカステラとそれぞれの特徴を数ページで紹介してくれます。
日本のパン屋が出てこないなと思ったけど、アンデルセンのコラムに掲載されていたそうだから外国の話のみだったのかも。
そこからパンだけでなくいろんな国の美味しい物の話へと広がっていきます。
面白かったのはブリア=サヴァランに登場する神父さんのオムレツですが、マグロのオムレツだった。
ツナ入りオムレツみたいなものだろうけれど、詳しいレシピも紹介されているのでいつか作ってみようかと思った。
牛のバラ肉をキューブ状に切ったものを水で煮ておくとスープもとれるし肉もいろいろと使えるとあったのでやってみたが、これはあまりうまくいかなかった。
きっと肉屋で切り分けてもらうような肉じゃないと味が出ないのか、総量が少なかったせいかもしれない。
後半はワインや自宅での食事の話が多いのだが、自分でワインを作ろうと信州でワイン畑を作る玉村氏がハチミツを諦めた話が面白かった。
養蜂家から蜜蜂の巣箱を貸してもらえる話にもなり、ニンニクが混ざると変な匂いがついた蜂蜜になるから網をかけて対策をしてとなっていたのだが。
「まあクマはやってくるけどね」の言葉に諦めたという。
パンやワインだけでなく、いろんな話がまとまっていて楽しいエッセイでした。
コメは温泉宿に泊まった時の朝くらいしか食べない。
筆者も朝はパン派だそうですが、外国暮らしの影響でしょうか。
もしくはワインが好きな人って基本的に洋食よりなのかも。
最初はイギリス留学中のパンにまつわる思い出から始まります。
夕食に食べていた山型パンの話や、下宿の主人が一度だけ夜食にと出してくれたポテトのサンドイッチの思い出。
そこから第五次中東戦争以前の華やかだったレバノンの平焼きパンや、エジプトの薄いパンに豆のコロッケを挟んだファラフェル、イスタンブールのトルコ風ピザと各地をめぐる。
ベトナムサンドイッチの描写があまりにも美味しそうで、ついついバインミーを買いに行ってしまった。
パリでは安いワインと美味しいサンドイッチで繁盛しているビストロの常連となり。
パリに行くと必ず立ち寄るのはなぜかインド料理のお店だという。
ドイツのプレッツェルや、ニューヨークのベーグル、デンマークのライ麦パンで作るオープンサンド、ポルトガルのカステラとそれぞれの特徴を数ページで紹介してくれます。
日本のパン屋が出てこないなと思ったけど、アンデルセンのコラムに掲載されていたそうだから外国の話のみだったのかも。
そこからパンだけでなくいろんな国の美味しい物の話へと広がっていきます。
面白かったのはブリア=サヴァランに登場する神父さんのオムレツですが、マグロのオムレツだった。
ツナ入りオムレツみたいなものだろうけれど、詳しいレシピも紹介されているのでいつか作ってみようかと思った。
牛のバラ肉をキューブ状に切ったものを水で煮ておくとスープもとれるし肉もいろいろと使えるとあったのでやってみたが、これはあまりうまくいかなかった。
きっと肉屋で切り分けてもらうような肉じゃないと味が出ないのか、総量が少なかったせいかもしれない。
後半はワインや自宅での食事の話が多いのだが、自分でワインを作ろうと信州でワイン畑を作る玉村氏がハチミツを諦めた話が面白かった。
養蜂家から蜜蜂の巣箱を貸してもらえる話にもなり、ニンニクが混ざると変な匂いがついた蜂蜜になるから網をかけて対策をしてとなっていたのだが。
「まあクマはやってくるけどね」の言葉に諦めたという。
パンやワインだけでなく、いろんな話がまとまっていて楽しいエッセイでした。
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好きなジャンルは歴史、幻想、SF、科学です。あまり読まないのは恋愛物と流行り物。興味がないのはハウツー本と経済書。読んだ本を自分の好みというフィルターにかけて紹介していきますので、どうぞよろしくお願いします。
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- 出版社:中央公論新社
- ページ数:170
- ISBN:9784122039780
- 発売日:2002年02月01日
- 価格:600円
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