夜中にジャムを煮る




食事を作る楽しさと、食べる楽しさの間に広がる距離は・・・どのくらいですか?
読むたびに美味しいものとそれを作る道具とよそう器、それら全てを見事に表現する文章にうっとりさせられる…

本が好き! 1級
書評数:518 件
得票数:11827 票
2026年はもう少しレビューを増やしたいと思ってはいますが・・・どうでしょうね(^-^;




食事を作る楽しさと、食べる楽しさの間に広がる距離は・・・どのくらいですか?
読むたびに美味しいものとそれを作る道具とよそう器、それら全てを見事に表現する文章にうっとりさせられる…



10年前、タイムカプセルを埋めたメンバーに届く不気味な案内状。込められた悪意が引きずり出すのは、恐ろしい記憶。つのる不安とともにタイムカプセルを開く日が近づいてくる・・・。不気味に怖いミステリーです。
中学卒業記で埋めるタイムカプセル計画に関わったのは、A組の生徒+担任の先生の9人。 だが、主人公・…




『諦めてしまっている人形も修理します』・・・小さな人形店に持ち込まれる傷ついた人形と事件。テディベアからダッチワイフまで、ありとあらゆる人形にまつわるミステリー風味の連作短編集です。
ぬいぐるみは怖くないけど、ビスクドールとか市松人形って怖いと思いませんか? そして近頃何にもまして…





人外たちが開く特別な市=夜市は形あるもの無いもの問わず『欲しいもの』が何でも買える不思議な市。あるモノの対価として『売ってしまった弟』を取り戻しに来た青年は・・・。
怖くて哀しくて不思議で・・・なぜか懐かしい2つの短編が載っています。 第12日本ホラー小説大賞…




そこでそう来るとは・・・あ~またやられたよっ!と悔しくも楽しくのたうち回れる、奇想幻想怪談奇談の彩りと味わいが盛りだくさんな短編集です。
明るく爽やかな表紙に騙されてはいけません。 表紙を開いて一歩踏み出せば、人が抱く嫌~なカンジの暗闇…



きれいな景色ときれいな空気を楽しみつつ、サラサラと楽しめるファンタジーの連作短編集です。
仕事始めに熱を出し、ヘロヘロになっていた時でも(笑)、疲れずに読めたきれいで穏やかな7つのファンタジ…




手のひらサイズの食べられる芸術品・・・和菓子。江戸時代の和菓子見本帳から選ばれた約500種をモチーフごとに分類して紹介してくれる、綺麗で可愛い本です。
白砂糖が現在よりも遥かに高価だった江戸時代、花鳥風月を象った上菓子は、大名や公家など上層階級だけの高…




怖くて不思議で綺麗で残忍で・・・どこか懐かしい怪奇幻想物語。 『美奥』という町がテーマの連作短編集です。
著者の『雷のなる季節に』と『秋の牢獄』を読みまして、すっかり好きになり、図書館で見つけたこの本。 …



その家で女の首を絞めたのは、巨大化した肺魚だった!?この本はホラーか幻想かミステリーか・・・?
私事で恐縮ですが、実は魚が怖いんです。 あのまばたきしない全白眼、ぬめっとしたボディ、円形に開く口…




北海道から沖縄までの47都道府県それぞれの『甘いもの』を紹介してくれる、美味しく楽しいエッセイです。
著者曰く、『甘味屋さんは女の居酒屋=女子のオアシス』。 そのオアシスを求めて全国を彷徨う(実にうら…




今日が終われば明日が来る。そんな当たり前のことが痛切な願いになった・・・。静かに怖いファンタジー・ホラーです。
その牢獄とは、無限に続く11月7日だった・・・。 「山田君、座布団持ってきて!」と言いたくなるほど…



18人の有名作家が描く、本をテーマにした掌編集です。
トーハン発行の本屋さん向けの専門冊子「しゅっぱんフォーラム」で連載していた短編集です。 10ページ…




静かで穏やかで、少し不思議でしんみり切ない・・・恋物語?ファンタジー?
読み終わってから、この話がかなりイレギュラーな大人の恋物語だったと気づきました。 背表紙を見て…




人々は噂する・・・「彼の造る家は住む人を狂わせる」と。
綺麗で静かで・・・触れれば冷たい陶器の花のようなファンタジーです。 時は明治から大正を経て、昭…




ビスケットの種類について考えた事って・・・あります?
ビスケット図鑑と邦題で銘打っていますが、英題は 『nice cup of tea and a si…




地図にも載っていない、存在すら知られていない、まぼろしの廃線跡・・・始発駅から終着駅まで辿る事ができたとき、奇跡が起こる!?
鉄道好きでなくても、全然OK! 鉄道に興味の無い人でも充分に楽しめる大人の青春小説であり、ミステリ…




コンビニ・化粧品・お菓子にラーメン・・・など絶対一度は目にしているロゴマークには、実は深い意味と願いが込められている・・・という事が分かる本です。
家の中でも、外出しても必ず何かしら目にする企業のロゴマーク。 ひと目でその商品が(品名を見なくても…




ひたひたと心に染込んでいく怖さと不安が奇妙に心地良い、夜半の静かな雨のような不思議な4つのお話です。
奇妙な屋敷での不思議な取引の結末・・・「きつねのはなし」 不思議な体験談を語る先輩・・・「果実の中…



大量の鏡が埋められた湿地、木の枝に実る金色の蛹、元神童で今は風来坊の兄、隣にやってきた謎めいた間借り人…そして、故人が遺したしりとりゲームに託された秘密とは…?
・・・とか、意味ありげに書いてみましたが(笑)、山のように面白げなキーワードがちらつかされる割に、イ…




商人はなぜ、何のために商売をするのか・・・答えを探しながら逆境の中、店と家族を必死に守って生きていく、かの有名な鰹節の『にんべん伊勢屋』3代目を描いた重厚な小説です。
かつお節メーカーと言えば名高い「にんべん」を、知らない方は少ないでしょう。 元禄12年(1699)…