レビュアー:
▼
「町の書店を守れ」「町中華を守れ」「町の花屋を守れ」「9条を守れ」……の中で、守らなくていいものがあるでしょうか? 一つあります! 答は……?
1984年生まれの直木賞作家の今村翔吾氏の『書店を守れ!』(祥伝社新書)を読みました。テレビのニュース番組のコメンティターとしてお見かけしていましたが、小説は読んだことはありません。エッセイ本の本書が初めて。
自ら書店経営にも手を染めているとのことです。作家、書店経営者、読者等々の体験からの「書店論」でした。林さんと同様に図書館問題にも言及しています(林望さんほど図書館批判はしていませんが?)。
大学生の中には「紙の本ってどこで買えるんですか?」と言う人もいるそうです。こういう人はまだアマゾンで電子本を買っているようですが、林さんが聞いたら卒倒するかもしれませんね?
そういえば、30年ぐらい前でしたか、大学生ぐらいの若者が、新刊書店で、「すみせまん、『小社』から出ているこの本ありますか」と店員に聞いているのに出くわしました。
当時、すでにシルバー向け雑誌だった?『文藝春秋』で、なにか若者の特集をやっていて、アイドルのようなタレントに関する本が紹介されているところで(小社刊)とあったのを見て、その雑誌を手にしてそう言ったようでした。『文藝春秋』に出ていて、(小社刊)とあれば、要は文藝春秋からその本が出ているということですが、その若者は、そのニュアンスが分らなかったようでした。ううむ……ですね。30年前ですから、その人、もう還暦前ですよ。
======================
その点、今村さんは近所の本屋さんで、小学生の時に『オール読物』を定期購読していたそうです。近所のその本屋さんは、だから、今村さんが直木賞を受賞した時、祝辞の貼り紙を店内にしたとのこと。
「元気いっぱいの愛らしい小学生のころよく憶えています」等々と。ちなみに、今村さんはペンネームではなく本名で作家稼業をやっています。その上、『オール読物』を小学生の時に予約購読していたことから店主も記憶していたとのことです。ちょっといい話ですね。
まぁ、普通は親が『小学六年生』とか『小学三年生』とか小学館の学習月刊誌を本屋で予約するというのはありえますが?
小学生の時から(いや中学生の時からでも?)「朝日ジャーナル」や「アサヒ芸能」や「話のチャンネル」を本屋で定期予約購読をしていたら、ちょっとヘンだと思われたでしょうね。個性があっていいと思いますけど?
======================
「町の書店」ならぬ「町の花屋」も本屋同様に減少しているとの指摘がありました。でも、「町の花屋」を守れなんて記事は見たことがないと。その上で、「書店を守れ」とだけ言っていいのかと、今村さんは逡巡もされています。
まぁ、「町中華を守れ」「憲法9条を守れ」とかいろいろとありえますからね(「町中華」は今のところ健在なり? 家族経営や自宅運営だと人件費や固定費がかなり節約できますからね。あと、味で勝負も。偏見をともなう感じの個性派独立系書店といっても、たかがしれている? そこにある本だって、大概図書館で用が足りる本が多いでしょう。その点、町中華店は図書館のような「無料食料店」といったライバルは存在しない?)。
藤原正彦さんも『本屋を守れ 読書とは国力』(PHP新書)という本を書いていました。
では、ごきげんよう。
自ら書店経営にも手を染めているとのことです。作家、書店経営者、読者等々の体験からの「書店論」でした。林さんと同様に図書館問題にも言及しています(林望さんほど図書館批判はしていませんが?)。
大学生の中には「紙の本ってどこで買えるんですか?」と言う人もいるそうです。こういう人はまだアマゾンで電子本を買っているようですが、林さんが聞いたら卒倒するかもしれませんね?
そういえば、30年ぐらい前でしたか、大学生ぐらいの若者が、新刊書店で、「すみせまん、『小社』から出ているこの本ありますか」と店員に聞いているのに出くわしました。
当時、すでにシルバー向け雑誌だった?『文藝春秋』で、なにか若者の特集をやっていて、アイドルのようなタレントに関する本が紹介されているところで(小社刊)とあったのを見て、その雑誌を手にしてそう言ったようでした。『文藝春秋』に出ていて、(小社刊)とあれば、要は文藝春秋からその本が出ているということですが、その若者は、そのニュアンスが分らなかったようでした。ううむ……ですね。30年前ですから、その人、もう還暦前ですよ。
======================
その点、今村さんは近所の本屋さんで、小学生の時に『オール読物』を定期購読していたそうです。近所のその本屋さんは、だから、今村さんが直木賞を受賞した時、祝辞の貼り紙を店内にしたとのこと。
「元気いっぱいの愛らしい小学生のころよく憶えています」等々と。ちなみに、今村さんはペンネームではなく本名で作家稼業をやっています。その上、『オール読物』を小学生の時に予約購読していたことから店主も記憶していたとのことです。ちょっといい話ですね。
まぁ、普通は親が『小学六年生』とか『小学三年生』とか小学館の学習月刊誌を本屋で予約するというのはありえますが?
小学生の時から(いや中学生の時からでも?)「朝日ジャーナル」や「アサヒ芸能」や「話のチャンネル」を本屋で定期予約購読をしていたら、ちょっとヘンだと思われたでしょうね。個性があっていいと思いますけど?
======================
「町の書店」ならぬ「町の花屋」も本屋同様に減少しているとの指摘がありました。でも、「町の花屋」を守れなんて記事は見たことがないと。その上で、「書店を守れ」とだけ言っていいのかと、今村さんは逡巡もされています。
まぁ、「町中華を守れ」「憲法9条を守れ」とかいろいろとありえますからね(「町中華」は今のところ健在なり? 家族経営や自宅運営だと人件費や固定費がかなり節約できますからね。あと、味で勝負も。偏見をともなう感じの個性派独立系書店といっても、たかがしれている? そこにある本だって、大概図書館で用が足りる本が多いでしょう。その点、町中華店は図書館のような「無料食料店」といったライバルは存在しない?)。
藤原正彦さんも『本屋を守れ 読書とは国力』(PHP新書)という本を書いていました。
では、ごきげんよう。
投票する
投票するには、ログインしてください。
現代史関連の本や雑誌が好きです。そうした本の紹介をしていきたいと思います。皆様の読書の参考、そんな本があるのかとの発見があれば幸いです。
この書評へのコメント

コメントするには、ログインしてください。
書評一覧を取得中。。。
- 出版社:祥伝社
- ページ数:0
- ISBN:B0GPWHX775
- 発売日:2026年03月02日
- Amazonで買う
- カーリルで図書館の蔵書を調べる
- あなた
- この書籍の平均
- この書評
※ログインすると、あなたとこの書評の位置関係がわかります。
『書店を守れ! (祥伝社新書)【Kindle】』のカテゴリ
- ・文学・小説 > ノンフィクション
- ・文学・小説 > エッセー・随筆
- ・政治・経済・社会・ビジネス > 社会
- ・政治・経済・社会・ビジネス > 経済
- ・政治・経済・社会・ビジネス > 地域・都市
- ・政治・経済・社会・ビジネス > 社会問題
- ・政治・経済・社会・ビジネス > 経営
- ・政治・経済・社会・ビジネス > ビジネス
- ・趣味・実用 > 自己啓発





















