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ゆうちゃん

ゆうちゃん さん

本が好き! 1級
書評数:1688 件
得票数:37711 票

神奈川県に住むサラリーマン(技術者)でしたが24年2月に会社を退職して今は無職です。
読書歴は大学の頃に遡ります。粗筋や感想をメモするようになりましたのはここ10年程ですので、若い頃に読んだ作品を再読した投稿が多いです。元々海外純文学と推理小説、そして海外の歴史小説が自分の好きな分野でした。しかし、最近は、文明論、科学ノンフィクション、音楽などにも興味が広がってきました。投稿するからには評価出来ない作品もきっちりと読もうと心掛けています。どうかよろしくお願い致します。

書評 (1688)

共和国における動物: フランス革命と動物の権利の起源 1789-1802年 (叢書・ウニベルシタス 1183)

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共和国における動物: フランス革命と動物の権利の起源 1789-1802年 (叢書・ウニベルシタス 1183)

フランス革命の恐怖政治の後には総裁政府が成立し、政府機関である国立学士院が動物虐待に関する論文を募集した。現存する27本の論文を切り口に人間の倫理観、平等性の議論に踏み込んでゆく。

こちらも朝日新聞の書評で知った本である。 とても変わった題名だが、これは以下の事情による。18…

投票(17コメント(0)2025-10-31

ヤマケイ文庫 御嶽山噴火 生還者の証言 増補版

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ヤマケイ文庫 御嶽山噴火 生還者の証言 増補版

山岳ガイドである著者は、単独で御嶽山に下見に行き、偶然、噴火に遭って、命がけの避難に成功した。当事者として、生死を分けた要因を考察し、そこから得られる教訓を書いた本である。

ここ数年、一緒に登山をするようになった同級生から勧められた本である。 著者は山岳ガイドで201…

投票(20コメント(6)2025-10-29

登山と身体の科学 運動生理学から見た合理的な登山術

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登山と身体の科学 運動生理学から見た合理的な登山術

運動生理学の観点から、疲れない登山、自分のレベルに合った登山とを具体的に指南した本。登山は事前準備が重要で、多くの人は実践している有酸素運動の他、筋トレ、バランス能力を鍛えることも推奨している。

独醒書屋さんの 書評 を読んで手にした本。良い本のご紹介ありがとうございました。 自分は、会社…

投票(21コメント(4)2025-10-27

啓蒙の海賊たち あるいは実在したリバタリアの物語

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啓蒙の海賊たち あるいは実在したリバタリアの物語

マダガスカルには16世紀、王を自称する者はいるが、比較的平等な社会が存在しそれは海賊が先住民に影響して作られた国だという。著者はそれがヨーロッパに伝わり啓蒙思想の元となったというのだが・・。

こちらも朝日新聞の書評で知った本。グレーバーは 「万物の黎明」 で知った著者だが、こちらの方が先に書…

投票(18コメント(0)2025-10-25

動物たちは何をしゃべっているのか?

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動物たちは何をしゃべっているのか?

霊長類研究者の山極氏とシジュウカラ研究者の鈴木氏の対談。人間も動物も言語だけではなく身振りや視線でコミュニケーションを図ってきたが、人間のそれは最近は文字偏重となり、問題があるのではないかという。

くにたちきちさんの 書評 を読んで手にした本である。面白い本のご紹介ありがとうございました。 …

投票(21コメント(0)2025-10-21

動物には何が見え、聞こえ、感じられるのか 人間には感知できない驚異の環世界

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動物には何が見え、聞こえ、感じられるのか 人間には感知できない驚異の環世界

動物の色々な感覚について述べた本。中には人間には全く備わっていない感覚もある。そして動物がその感覚で世界をどんな風に掴んでいるのか、人間は決して知ることはできないという。

こちらも朝日新聞の書評で知った本である。 生物学者・ユクスキュルが提唱した環世界の概念はドゥ・ヴァ…

投票(24コメント(0)2025-10-19

魚の耳で海を聴く: 海洋生物音響学の世界歌うアンコウから、シャチの方言、海中騒音まで

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魚の耳で海を聴く: 海洋生物音響学の世界歌うアンコウから、シャチの方言、海中騒音まで

クジラが鳴くことは最近、よく知られてきたが、本書では海洋生物全般が「鳴く」ことを説明している。海は沈黙の世界ではなかった。そして人間は、そこでも騒音をまき散らし生態系を乱している。

こちらも朝日新聞の書評で知った本である。子供の頃に見たクストーの「沈黙の世界」は海の中を映像で再現す…

投票(20コメント(0)2025-10-16

シャーロック・ホームズの生れた家

  

シャーロック・ホームズの生れた家

ヴィクトリア朝研究者による名探偵ホームズの著者、コナン・ドイルの評伝。彼の文才には否定的で、せいぜい連載物の作者が良い所、人を信じ易い一方で思い込んだら譲らず、それ故、種々のトラブルを起こしたと厳しい

著者のピアソールはヴィクトリア朝の研究者とのこと。それ故か、ドイルの評伝でありながら、ドイルの生きた…

投票(21コメント(2)2025-10-06

ずっとお城で暮らしてる

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ずっとお城で暮らしてる

ブラックウッド家の姉妹は、村人に嫌われ白眼視されていた。姉が殺人の容疑者となって無罪を言い渡されたのに村人はそれを信じないからだ。姉妹は孤独ながらも楽しい生活をしていた。だがそこに干渉する輩が絡む。

こちらも 「やりなおし世界文学」 の一冊。本書の書評はこのサイトで読ませてもらっているものの、最近読…

投票(21コメント(0)2025-09-29

ジョウゼフ・アンドルーズ〈上〉

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ジョウゼフ・アンドルーズ〈上〉

ロンドンで解雇された主人公ジョウゼフ・アンドルーズは、師と仰ぐ副牧師アダムズ、恋人のファニーと前途多難な旅を終えて村に戻った。しかし、様々な困難がジョウゼフとファニーの結婚を阻む。

ジョウゼフはすこぶる美男で性質も良い下僕だった。彼の雇用主だったサー・トマス・ブービーとその妻が田舎…

投票(22コメント(1)2025-09-15

ジョウゼフ・アンドルーズ〈下〉

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ジョウゼフ・アンドルーズ〈下〉

ジョウゼフ・アンドルーズは見た目も心も綺麗な男だった。雇い主の未亡人に懸想され、拒絶したことから屋敷を追い出され、元の村に戻ろうとしたが途中で師匠格のアダムズ牧師と出会ったことで珍道中を演じる。

本書は、小説の父と言われるフィールディングの小説の第一作である(それまで戯曲は多数書いていた)。フィ…

投票(21コメント(0)2025-09-12

風にのってきたメアリー・ポピンズ (岩波の愛蔵版 14A)

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風にのってきたメアリー・ポピンズ (岩波の愛蔵版 14A)

バンクス家に子守としてやってきたメアリー・ポピンズ。彼女は無愛想な子守だった。バンクス家の子どもジェインとマイケルがメアリーによって体験させられるファンタジーな冒険物語。

こちらも 「やりなおし世界文学」 の一冊で、題名だけは知っている作品である。 メアリー・ポピン…

投票(23コメント(2)2025-09-10
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