樽【新訳版】




樽に詰められた死体がロンドンで発見された。発送元はパリである。樽の軌跡をたどると英仏間を2往復していることがわかった。果たして犯人はロンドンの人間なのか?パリの人間なのか?
「やりなおし世界文学」 で取り上げられている一冊。古典ミステリの著者として名高いクロフツのデビュー…

本が好き! 1級
書評数:1739 件
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神奈川県に住むサラリーマン(技術者)でしたが24年2月に会社を退職して今は無職です。
読書歴は大学の頃に遡ります。粗筋や感想をメモするようになりましたのはここ10年程ですので、若い頃に読んだ作品を再読した投稿が多いです。元々海外純文学と推理小説、そして海外の歴史小説が自分の好きな分野でした。しかし、最近は、文明論、科学ノンフィクション、音楽などにも興味が広がってきました。投稿するからには評価出来ない作品もきっちりと読もうと心掛けています。どうかよろしくお願い致します。




樽に詰められた死体がロンドンで発見された。発送元はパリである。樽の軌跡をたどると英仏間を2往復していることがわかった。果たして犯人はロンドンの人間なのか?パリの人間なのか?
「やりなおし世界文学」 で取り上げられている一冊。古典ミステリの著者として名高いクロフツのデビュー…




紡績業で財を成したマギル卿が、7年ぶりにアイルランドを訪問し、その後、忽然と姿を消す。彼は死体となって発見された。疑わしい者に強固なアリバイがある。フレンチ警部のアリバイ崩しの地道な捜査が楽しめる作品
クロフツの10作目の小説で傑作の呼び声が高い作品である。これもかなり若い頃に買った作品だと思う。 …




工場主のチャールズは、不渡手形を出す寸前まで追い込まれ、金持ちの叔父の殺害を計画する。殺人犯チャールズの視点から犯罪を描いた倒叙物の古典。
「刑事コロンボ」は長年のファンで、日本でテレビの脚本を元に小説化された本も買い漁った。その中の解説で…



シャーロック・ホームズ物語を読むにあたって63の問いを立てて理解を深めるという趣向の本。シャーロッキアン入門に最適。
日本シャーロック・ホームズ・クラブ主宰の小林司・東山あかね氏が63の問いを立てて、ホームズ物語への理…



星新一のユーモアミステリの長編作。男女二組の騙し合い・丁々発止のやりとりが楽しめるが、ショートショートと違い、良くも悪くも昭和という時代性を感じさせる作品である。
本書は星新一の最初の長編小説とのこと。以前、 「ブランコの向こうで」 という長編を読んだが、あれは長…




コランとクロエ、シックとアリーズ、二組のカップルの恋の顛末。幻想的で現実には起こりえないような場面ばかりの小説である。
久々に 「やりなおし世界文学」 の一冊を手にしてみた。難解な反現実小説である。 主人公コランの…



辞書編纂を通じての人間の成長の物語
実家にあった本。大半は自分の好みの本でもなく古本屋で処分したが、本書は本屋大賞受賞で映画やドラマにも…




イタリア統一から第二次世界大戦後までの歴史を背景にした一家三代の小説。示唆に富む内容で一見とっつきにくいが、よく読めば答え合わせが楽しめる本である。
サワコウさんの 書評 を読んで手にした本でした。良い本のご紹介と書評ありがとうございました。書評は大…




フランスの救国の少女・ジャンル・ダルクの活躍を描くシラーの歴史劇。
英仏百年戦争の最中、劣勢に立つフランス側に突然現れた救国の少女ジャンヌ・ダルクを主人公にしたシラーの…




オブローモフは恋に破れて元の怠惰な生活に戻る。地主貴族なのでこれでも十分にやって行けるのだが、腹黒い奴らに取り囲まれ、良い様に扱われる。
知性もあり、綺麗な心を持っていながらも平穏と静寂を好むあまり全く行動をしない地主貴族オブローモフが主…




怠け者オブローモフのひと夏の恋。果たして彼は恋人の感化で活発な人間になれるのか?
怠け者のオブローモフのある一日。ペテルブルグのある貸間のベッドから起きず、友人たちを迎える。遠く離れ…



主人公オブローモフは倦怠と惰眠をむさぼる無気力な貴族。そんな彼のペテルブルグの自宅での一日。
ゴンチャロフの最も有名な作品と言うことで読んでみた。 オブローモフは、イリヤー・イリッチ・オブ…



不幸な生い立ちのオリヴァーは強盗の共犯にされそうになるが、被害者の家族が可愛そうな子供だと保護してくれた。そして彼の出生の秘密、なぜ悪人たちが彼に執着するのか、が解明されてゆく。
救貧院で生まれたオリヴァー・トゥイストは、生後すぐ母に死なれ虐待と言って良い環境で11歳まで過ごした…

救貧院で生まれ、すぐに孤児になったオリヴァー・トゥイスト。彼はどこでも虐待され、それなりの待遇をしてくれるのは犯罪集団だけだった。とうとうメイリー家で厚遇を得る。少年が主人公のディケンズの典型的な小説
タイトルは人物名。ディケンズの3作目の小説で、長編としては2作目になる。 オリヴァー・トゥイス…





下巻ではアンヴァル近郊の温泉を舞台に、金と恋愛、失恋が絡むバルザック的な世界が描かれる。モーパッサンの知られざる傑作。
アンヴァルの温泉街に、ユダヤ人銀行家のアンデルマットとその妻クリスチァーヌ、クリスチァーヌの父ラヴネ…



アンヴァルというフランスの温泉地を舞台に、不倫と温泉事業と言う出来事の組み合わせで展開される異色の小説
モーパッサンは短編や中編の方が知られているが、 「女の一生」 の他、5編の長編を書いている。本書は長…





チェコとスロヴァキアの国境付近のジートコヴァーに残る民俗的風習の解明と、自分の一族に怨みを持つ者の正体を解き明かすルポルタージュ風の小説。
本書は、朝日新聞の書評で知った。毎週、土曜の朝刊に載る書評の他、平日の夕刊の書評でも取り上げられてい…




ホームズの伝記と言える作品。但し、ホームズのオリジナル物語のみに典拠を置き、根拠薄弱な推測はしない。ヴィクトリア朝価値観の守護者と言う位置づけも良い優れた作品。
本書は推理作家であり、推理小説批評家でもある著者によるホームズの伝記である。 ホームズ伝と言う…




予言の作家と言われるマーガレット・アトウッドのふたつのディストピア小説を読み解く本。小説の世界が現実化しつつあるという危機感がひしひしと伝わる。
本書は2025年6月にEテレで放送された100分de名著の解説本である。表題の通りマーガレット・アト…



日本人のリズム感とクラシック音楽を中心にヨーロッパ人のリズム感との差異を論じた本。リズム感の根底には文化や言語があると言う。
三太郎さんの 書評 を読んで興味を持った本である。本のご紹介ありがとうございました。題名の通り日本人…