「小説を読まないから自分は読書家ではないと思って引け目を感じている人(中略)
でもそんなことないよ。本、読んでいるじゃん! 小説じゃないだけで…。」
これは「本の探偵」赤木かん子さんが『人生をちょっと楽にする本の話』という本に書いた言葉。
実際この本では漫画の話なんかも書かれていたりします。
漫画ならたくさん読んでます、という人も大勢いるはず。
漫画なんかなんの役にも立たないと、さすがに最近ではそんな極端な考えをする大人の人も少ないはず。
それでも、なんだか、違うような。
そんなもやもやを感じている人にはこの本がおすすめ。
『おとなになるのび太たちへ ~人生を変える『ドラえもん』セレクション~』。
えー、まさかの漫画本?
そう、漫画本。
だけど、この本は子どもたちが憧れる職業についた10人の大人たちが、
漫画『ドラえもん』の中から自分に夢とか勇気を与えてくれた一話を紹介している、
とってもためになる一冊。
10人の大人には、菅田将暉さん(俳優)、辻村深月さん(小説家)、梶裕貴さん(声優)、向井千秋さん(宇宙飛行士)など、
そうそうたる大人の人たちがいます。
そんな大人たちが漫画『ドラえもん』のどんな話を選んでいるのかも興味があります。
自身、劇場版『ドラえもん』の脚本を手掛けたこともある辻村深月さんは、
「ぼくよりダメなやつがきた」というお話を選んでいて、
何故この話を選んだか、その理由と辻村さんのこの話に対する思いを綴ったミニエッセイが紹介されています。
それを読むと、漫画でも「読書感想文」書けるかもと思えたりします。
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