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おなか、こわさないでね

  • レビュアー: さん
  • 本が好き!1級
パンケーキ100まい たべたいの (ポプラ社の絵本 115)
「推し」というのは「人に薦めたいほど応援している存在」ということらしい。
 単に「好き」というより「応援したい」という気持ちが強いことをいうのだとか。
 私にとって石川えりこさんはそんな「推し」の絵本作家のひとりだ。
 どこがいいのかと訊かれたら、「絵のタッチ」と答えるだろう。
 石川さんの描く線の柔らかさ、登場人物の顔の表情。
 けっして派手やかではないが、そうでないのがいい。

 そんな石川さんが2026年1月に上梓したのが『パンケーキ100まいたべたいの』。
 誕生日でもないけれど、お天気もいいし、三つ編みもうまくできたし、
 そんな日にはパンケーキが100枚食べたくなった女の子がお母さんにおねだりしてる。
 おかあさんも機嫌がよくて、女の子に材料の買い出しを頼むことに。
 パンケーキ100枚分の小麦粉とたまごとバター、それに牛乳。
 女の子のお供は黒い大きなねこ。
 それに買い物の先々で売っているのがみんなねこたち。
 ねこたちの望みもパンケーキをわけてもらうこと。

 この絵本にはいろんなねこが出てくるが、それぞれ表情が違うのがいい。
 もちろん、断然いいのが、女の子。
 大きな口をあけて、100枚のパンケーキをパクパク食べる姿がかわいい。
 あれ? ねこたちにはあげないの?
 おしまいのおなかすかしたまま去っていくねこたちの姿に、
 くすっ。
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  • 掲載日:2026/04/19
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