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魔法のゲーム「カラヴァル」にずっと憧れていたスカーレットが、ついにカラヴァルに招待されるのだが・・・。

カラヴァル(Caraval) 深紅色の少女
トリスダ島総督の娘スカーレットは、母が突然いなくなってからというもの、ずっと辛い日々を過ごしてきた。父親が娘たちに厳しくなり、虐待を繰り返すようになったのだ。

スカーレットは、祖母が語ってくれたカラヴァルの話が大好きだった。そして、自分たちの辛さを和らげるため、カラヴァルに島に来てほしいと7年間カラヴァルの主催者レジェンドに手紙を書き続けた。

願いは届かず、スカーレットは父親が決めた伯爵と結婚することになった。スカーレットは、この辛さから抜け出すには結婚しかないと結婚する日を待ちわびるようになった。だが、結婚の数日前になんとカラヴァルのレジェンドから招待状が届く。

ゲームに参加してもその後島に戻るなら伯爵と結婚して島を出る方がいいと考えるスカーレットを大胆で行動的な妹ドナテラ(テラ)が押しまくって、2人は船乗りのジュリアンとともにゲームが開催されている島に向かったが、途中でスカーレットはテラと別れ別れになってしまう。

カラヴァルの今回のゲームは、いなくなったテラを見つけ出した者が勝者となるというものだった。魔法がかかっている島では、何が真実で何が偽物かが分からない。また、人々の言葉も真実と嘘が入り混じっている。そんな中、他の参加者たちも必死でテラを探している。そして、あろうことか、カラヴァルにはスカーレットの父親までもがやって来ていた・・・。

何もかもが暗い少女時代を夢をみることでやり過ごしていたスカーレット。カラヴァルのゲームの中に1人取り残されることで、彼女は自分自身の考えと力で自分の行く先を決めていかなくてはならなくなる。だまされたり失望させられたりしながらも、スカーレットは、妹を助け出すということだけを考えて進んでいく。
ちょっと妖しげで不思議な成長物語だった。
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  • 掲載日:2026/04/09
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