茜さん
レビュアー:
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この家は悪魔に乗っ取られた。恐怖、嫌悪、衝撃。そこは地獄。初恋の女性を救い出せるのか。『殺戮にいたる病』を凌ぐ驚愕作!
簡易宿泊所で暮らす晴男はレイプ現場を中年女性・優子に目撃され、彼女の家につれていかれる。
そこには同じ格好をした十名ほどが「家族」として暮らしていた。
おぞましい儀式を経て一員となった晴男は、居住者は優子に虐待されていることを知る。
一方、区役所で働く北島は、中学時代の初恋相手だった愛香と再会し「家族」での窮状をきく。
北島は愛香を救い出す可能性を探るが、“悪魔”が立ちはだかる。
本書を読んで思い出したのが「北九州監禁殺人事件」だ。
事件が起きたのはこの本が出るずっと前で多分、この事件を参考に書かれたのではないかと私は思った。
事件ほど本書は陰惨ではなくて少しほっとしたが、やはりそこは「殺戮にいたる病」の作者なので思いもよらぬグロさが描写されている。
しかし、「殺戮にいたる病」を凌駕するかと問われれば否だ。
ちょっとハードルを上げ過ぎたせいもあるのかもしれないが読んでいる身としてはグロさを求めてしまうのが我孫子武丸作品だろう。
ラストは救われたのかはたまた新しい地獄が始まったのかちょっと理解できなかった。
まぁ、北島の目的は果たせたからこれはこれでいいんだろうなと思いました。
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天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
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- 出版社:講談社
- ページ数:290
- ISBN:9784065191668
- 発売日:2020年04月15日
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