有坂汀さん
レビュアー:
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本書はWeb媒体を中心に、日本近代文学関連の批評・研究を発表する筆者が16人の在野研究者たちの「生」を遺された文献から読み解き、あがき続けるための方法を40にまとめたものです。背中を押されました。
本書は自らも「在野研究者」としてEn‐Soph、パブー、マガシン航など、Web媒体を中心に、日本近代文学関連の批評・研究を発表し続ける筆者が、自らの『先輩』である16人の在野研究者たちの「生」を彼らが遺した文献を徹底的に読み解くことによって導き出された大学や会社や組織の外でも、しぶとく「生き延びる」ための、“あがき”方の心得を40にまとめたものです。
本書のタイトルにもなっている「エリック・ホッファー」はまさにその分野における泰斗でありまして、「沖仲仕の哲学者」と呼ばれ、全く学歴などはおろか、正規の教育さえ受けていないながらも肉体労働や季節労働の傍ら図書館に通いつめてひたすら読書を重ね、ノートにそれをまとめ、体系化して独自の哲学を打ち立てた人間であり、本書も彼の存在にあやかっているのでしょう。
本書に取り上げられている16人の在野研究者達もまた、己の信念に殉じたヒトばかりでありまして、その中には南方熊楠のように立派な業績を後世に残した人もいる一方で、とにかく労働を嫌い、周辺の人間に生涯迷惑をかけ続けたヒトなども書かれており、自分のことも振り返りつつ面白く拝読させて頂きました。
本書を読んで僕もまた「あがき方」が甘いなと思った次第です。
本書のタイトルにもなっている「エリック・ホッファー」はまさにその分野における泰斗でありまして、「沖仲仕の哲学者」と呼ばれ、全く学歴などはおろか、正規の教育さえ受けていないながらも肉体労働や季節労働の傍ら図書館に通いつめてひたすら読書を重ね、ノートにそれをまとめ、体系化して独自の哲学を打ち立てた人間であり、本書も彼の存在にあやかっているのでしょう。
本書に取り上げられている16人の在野研究者達もまた、己の信念に殉じたヒトばかりでありまして、その中には南方熊楠のように立派な業績を後世に残した人もいる一方で、とにかく労働を嫌い、周辺の人間に生涯迷惑をかけ続けたヒトなども書かれており、自分のことも振り返りつつ面白く拝読させて頂きました。
本書を読んで僕もまた「あがき方」が甘いなと思った次第です。
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有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。
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- 出版社:東京書籍
- ページ数:188
- ISBN:B01DSWKU8S
- 発売日:2016年02月24日
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