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その後の”いちえふ”の現場と福島のルポタージュ。

  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(下)
  • by
  • 出版社:講談社
いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(下)
下巻は2014年以降、更に中心部、原子炉建屋の調査業務の補助、オフの音楽活動(ライブバーや避難所で歌っておられたそうだ)、「いちえふ」が世に出るにあたり受けた取材の話等が描かれている。
取材する側がそうしたいように先入観持ってインタビューするもんなんだな・・・そして事前準備も無しなのか、と。

そして廃炉作業が進む中で放射線量が下がっていく、なので装備も軽くなっていくし、一般人が入れる区域が増える。
良かったなぁと思ったけど、良くはなかった。
警備が厳しくなる、泥棒等の犯罪が増えるから。
他の地域から作業しに来る人が増える事で、地元の方に迷惑が掛かる事もあったとか。

だけど色んな人が来る事で、1Fに慣れていない人が居て、正しく恐れる事で被曝を少なく最低限の作業で確実に完了出来るように作業が改善されていくし、それが受け継がれていく。
そのお蔭で書き下ろし漫画の2025年には防護服じゃなく一般服で1Fを見学出来るようにまでなった。
勿論まだまだ警戒しながら作業は続く、「まだ本番はこれから」である。

少しずつ変わっていく、少しずつ生活を取り戻していく。
でも「復興が進まない」ってずっと言われ続けるんだろう・・・それが辛い。

上巻の感想にも書いたけれど、無闇矢鱈と怖い怖いって煽るのは、危なくなくなるように作業してはる方への侮辱なのかもしれない。
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  • 掲載日:2026/04/24
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