音楽で「良い子」は育てられるのか 「情操」から読み解く音楽教育史(春秋社音楽学叢書)

博士論文をもとにした本。音楽教育は何を目指す?という観点から、戦前、戦中、戦後、現在の音楽教育を論じます。「情操」がキーワードだったとは!
アレルギー・アトピー・ぜんそく・花粉症を治す答がここにあるのでは?
小麦、牛乳、卵…のアレルギーに悩む子どもや親が多くなっている。じつは、それら食物アレルギーの原因は、食物として口から入ることではなく、皮膚から感作することで起こっていたことが医学的に明らかになった。どのようにしたら食物アレルギーにならないか、また、アレルギーになったらどう対応したらいいか、そもそもアレルギーはどのように起こるのか。日本アレルギー学会の専門医が、最新の研究成果をもとに解説する一冊。食物アレルギーだけでなく、ぜんそくや花粉症など、広くアレルギー症状に悩む人にも参考になる本。この文章のポイントは
皮膚というのは、体の内側と外側を隔てる重要なバリアです。したがって、そう簡単に外から異物が侵入できないように二つのバリアで守られています。一つは、皮膚の最上層にある「角質層」です。人間の皮膚は、皮膚の本体である「真皮」と、その上で新陳代謝を繰り返している「表皮」の二層でできています。つまり なんらかの理由で
表皮の最上層にある角質層のバリアがしっかりしていれば、アレルゲンや細菌・ウイルスなどが付着しても中に侵入することはありません。
仮に、皮膚が乾燥したり傷ついたりして角質バリアが障害されても、その下にもう一つ、さらに強固なバリアがあります。
細胞同士ががっちりとスクラムを組んですき間をピタリと固めた「タイトジャンクション」と呼ばれるバリアです。これは腸などの粘膜にも存在します。
秋と冬に生まれた赤ちゃんは、食物アレルギーを起こしやすいことが、龍谷大学の楠隆教授らの調査で明らかにされています。僕が花粉症で常々疑問に思っているのが
その理由として、秋冬は皮膚が乾燥しやすいことから、皮膚のバリア機能が低下して、アレルゲンの経皮感作につながりやすいことが挙げられています。また、日光(紫外線)を浴びると、免疫機能を促進する働きがあるビタミンDが体内で合成されますが、秋冬は日照時間が短いことからビタミンDの合成が足りなくて、赤ちゃんの免疫機能の成熟に影響を与える可能性も指摘されています。
日本では、乳児の食物アレルギーは、卵・牛乳・小麦の三つが、三大アレルゲン食品として知られています。1歳を過ぎると、木の実類(クルミなど)や魚卵が加わり、小学生になる頃にはカニ・エビなどの甲殻類が増えてきます。
食物アレルギーを引き起こすアレルゲンは、食物中の「たんぱく質」です。卵たんぱく、牛乳たんぱく、小麦たんぱくはその代表です。
卵のアレルゲンとなるたんぱく質は複数存在します。その中で少し注意が必要なのは卵白に含まれる「オボムコイド」です。一般に、卵は加熱すると卵アレルギーの人でも食べられることがありますが、オボムコイドは加熱してもアレルゲン活性はあまり低減しません。
また、牛乳の主要アレルゲンである「カゼイン」や、小麦の主要アレルゲンの「グルテン」も、加熱してもアレルゲン性はあまり失われません。
昔から日本で食べられてきた食品も油断はできません。健康食品の代表として知られる大豆もその一つです。カゼインにしてもグルテンにしても
大豆に含まれている主要アレルゲンは「貯蔵たんぱく質」とされています。十分に加熱や発酵させている醤油・みそなどはアレルゲン性が低下しているものの、人によってはアレルギーが起こる場合もあります。また、加熱時間の短い豆乳はアレルギーが起こりやすいといわれています。
野山や草むらなどに生息しているマダニは、致死率の高い感染症を媒介する害虫として知られています。さらに、アレルギーを引き起こす危険因子でもあります。
マダニに咬まれると、その傷口から「α-gal」という糖(糖蛋白の側鎖)の一種が侵入してきます。これを免疫細胞が見つけて感作が成立すると、アレルギーが発症する準備が整ってしまいます。
再びマダニに咬まれないように注意するのはもちろんですが、さらにやっかいなのは、マダニ由来のアレルゲン「α-gal」は、身近な食肉にも含まれていることです。豚肉や牛肉、馬肉、羊肉など、鶏肉を除いてあらゆる食肉に含まれています。
そのため、一度マダニに咬まれると、それらの肉を食べるたびに、交差反応によってアレルギー症状が起こることがあります。
現在のところ、マダニによる肉アレルギーを根本的に治す薬はありません。肉を食べない生活を続けて、その間にマダニに咬まれなければ、IgE抗体の量が少しずつ減って、再び肉を食べられるようになりますが、そこまでには数年かかります。何と恐ろしい!
小児科では、「この病気はだいたいこの年齢で起こる」というのが決まっています。
小児のアレルギー疾患も、それぞれ発症する年齢がだいたい決まっています。
ただし、小児のアレルギー疾患は、ほかの病気と違って、一つのアレルギー疾患を発症すると、年齢を経るごとに別のアレルギー疾患が次々と入れ替わって発症することが多いのが特徴です。
具体的に言うと、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎は、乳児期に発症する場合がほとんどで、重なって発症することもよくあります。
それらの症状がある程度治まってくる1~2歳になると、バトンタッチするようにぜんそくを発症し、小学校に入る頃にぜんそくが治まってきたと思ったら、今度はアレルギー性鼻炎の症状が出てくる、そんなパターンが多いのです。これは「アレルギーマーチ」と呼ばれています。
なぜ、年齢を経るごとにアレルギー症状が次々と替わっていくのか、そのしくみはわ ただ、私の中では、アトピー性皮膚炎も、ぜんそくも、アレルギー性鼻炎も、すべて一連のもので、全部つながっています。
ぜんそくで起こることは、アトピー性皮膚炎でも起こるかもしれないし、鼻炎でも起こるかもしれない。すべて同じ“アレルギー性の慢性炎症疾患”なので、ほかでも同じように起こると考えられます。
アトピー性皮膚炎というのは、日本皮膚科学会の診療ガイドラインを見ると次のように定義されています。僕は以前から
「増悪・寛解を繰り返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ」。
簡単に言うと、良くなったり悪くなったりを繰り返す“かゆみのある湿疹”を主症状とした病気ということです。
アトピー素因とは、アトピー性皮膚炎に限らず、アレルギー疾患全般が起こりやすい素因(遺伝・家族歴)を指します。
アトピー素因のある人は、皮膚のバリア機能がもともと低下していて、表皮の水分が失われやすく、肌が乾燥しやすい状態にあります。肌の乾燥を放っておくと、さらに皮膚のバリア機能が弱まり、外からアレルゲン(ダニ、ハウスダストなど)が侵入しやすくなります。
アレルゲンが入って経皮感作が成立すると、次に同じアレルゲンが入ってきたときに皮膚の下で炎症が起こり、激しいかゆみや湿疹が出てきます。アトピー性皮膚炎を発症してしまうのです。

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