著者であり、二人の兄弟の母親である小島氏は、フラメンコダンサーです。
著者のことがわからないと徳永兄弟に辿り着けないと思います。兄弟の前に、著者小島氏について紹介したいと思います。
著者小島正子氏はフラメンコダンサー。フラメンコギタリスト徳永武昭を紹介され結婚。自宅でフラメンコとギターを教えているという家に生まれたのが徳永兄弟です。
すると「お母さんがフラメンコダンサーで、お父さんがギタリストだとギターができて当たり前、ギターで成功して当たり前」とお思いになるかも知れません。
しかし15歳で日本の高校に進学せず、スペインに留学したのは、徳永兄弟の決断力の結果です。しかもこの兄弟がすごいのは「成功目指して」とギラギラした野心からスペインに行ったのではなく、国内のいくつかの進学候補に上がった学校が、ピンとくるものがなかったからだそうです。
理性より直感を信じたのですね。
徳永兄弟の15歳での留学の話を聞いた人から、どんな子育てをしたのか聞かれることが多くなり、本に記すことになったとあります。著者は決して教育ママタイプではありません。ただ子育てする上で、ゲームと学習塾通いはさせなかったそうです。ゲームよりも興味深いこと楽しいことをさせてあげたかったし、塾に行く時間とお金をコンサートや旅行に使ったとあります。こうして兄弟の感性は磨かれていったのです。
子育てしている人に参考になるだけではありません。「好き」=「仕事」にした徳永兄弟のストーリーは、好きなことを仕事にしたいと思っている人にも参考になる内容です。
何事も、好きでなければ続けられません。
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