・本書は、浄土真宗の布教使として
学んできたことを活かして
フリーのユーチューバーとして独立し、
すべてのお経を読破したうえで、
東洋哲学の深い内容を中心に
0から一気にわかりやすく解説し、
チャンネル登録7万5000人を突破した著者が、
10人の哲人たちの声を通じて、
「ありのままの自分」でいるためには
どうしたらよいかについて考える1冊。
・東洋哲学は、西洋の「個人の成功」を
追い求める考え方とは異なり、
「こころの平安」や
「周りとどう調和をとるか」を重視する。
・特に仏教や道教には、
物質的成功ではなく、
心の在り方や
バランスを大切にする教えが
多く含まれている。
・アップルの創業者である
スティーブ・ジョブズも、
東洋思想に影響を受けた人物であり、
フェイスブックの創業者
マーク・ザッカーバーグも
「仏教は驚くほど
素晴らしい哲学だ」と語っている。
・また、AirbnbやUberなどの
シェアビジネスの概念も、
東洋思想の影響を受けている。
・「所有するのではなく、
共有する」という考え方は、
物質主義の行き詰まりを感じた
現代社会において、
新たな価値観として受け入れられている。
※その他に、東洋哲学は
世界にどのような影響を
与えたかについて書かれているかは、
本書をお読みください。
・私たちは、いい人に見られたくて、
つい断れなくなることがある。
・「いい人」でいようとするあまり、
自分の気持ちを押し殺し、
イヤなことも我慢して引き受けてしまう。
・本当は「疲れている」
「やりたくない」と思っているのに、
周りの期待を優先してしまうのだ。
・職場でも、家庭でも、
自己犠牲・自己消耗は続かない。
こうした状態が続くと、
いずれ燃え尽き症候群になってしまうだろう。
・自分を犠牲にしすぎず、
無理せずに生きるためには、
室町時代に庶民の間で爆発な支持を得て、
思想を広めた蓮如の考え方が役に立つ。
・蓮如は庶民に向けた布教を積極的に行い、
仏教の教えを簡単な言葉で
伝えることに尽力した。
・蓮如の成功の秘訣は、
「正しく教えを伝える」という
原点に腰を据えたうえで、
従来の仏教の枠にとらわれない
柔軟な発想と、
時代の流れを読む鋭い感覚にあった。
・近年、「利他」という
言葉が広がりを見せているが、
行きすぎると、自己犠牲へとつながり、
結果として自分自身を
消耗させて長続きしない。
・一方で、「自利」をしっかりと持ち、
それを満たしたうえで
他者のために行動すると、
持続可能な形で利他の精神を発揮できる。
・このように「自利利他」は、
「自分のため」と「他者のため」を
対立させるものではなく、
両方を満たすものである。
・自分の幸せを大切にしながら、
他者にも貢献する。
このバランスが取れた時、
人は無理なく社会の中で生きられるのだ。
※無理をせず、自分も他者も
大事にする蓮如の考え方について
深く知りたい方は、本書をお読みください。
・本書は、「東洋哲学とはそもそも何か?」
という序章から始まり、
「ブッダ」「龍樹」「世親」「達磨」
「老子」「荘子」「法然」「親鸞」「蓮如」
「一休」という
10人の東洋哲学者の教えから、
「ありのまま」とは、
それをどのように実践していくかについて
指南した内容となっている。
「どうしたらいいのかわからない」
そんなあなたに、この本が役に立つでしょう。
この書評へのコメント