ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿

クローズド・サークル内の密室殺人 クセ強な老婦人探偵と成り行きでその介護役になっちゃった男子とのバディが謎を解く!
“若返り薬”がAmazonで買える!
★ノーベル賞/大隅良典氏推薦!
★老化研究の最前線は、本当のところいまどうなってるの!?
★オートファジーの世界的権威が分かりやすくご案内!
これまでどんな権力者も、どんな大富豪も手に入れられなかった「老いない体」。
はたして、私たちはそれを手に入れることができるのでしょうか。
老化は、単純なしくみで説明できるものではなく、さまざまな要素が複雑に関わり合う現象です。
本書では、吉森先生がノーベル賞級の活躍を見せる研究者たちに直接取材し、それぞれの分野で明らかになってきた「老化の謎」と「健康長寿の最前線」を、できるだけわかりやすく紹介しています。
細胞老化、免疫、皮膚、NMNなど10のジャンルを紹介。
・老化の敵は『慢性炎症』
・できるだけ紫外線を浴びないようにする
・オートファジーは脳も守る
・NMNは点滴で入れるのは危険
・100歳以上生きる人は、病気を起こす遺伝子をそもそもあまり持っていない
など。
分かりやすく、豊富な図解で説明しているので、生命科学の基本的な知識も、楽しく読んでいるうちに身につきます。
オートファジーを活性化する食品成分はいくつか見つかっており、代表例が納豆、味噌、しょうゆ、キノコ類、チーズに含まれるスペルミジンです。
ザクロに含まれるウロリチンや赤ワインに含まれるレスベラトロールもオートファジーを活性化します。
私たちが注目しているのが、阿波晩茶です。阿波晩茶は徳島県で千年以上前から親しまれている伝統的な発酵茶です。私たちの研究グループは全国各地、北海道から沖縄まで500種類以上のその地域で昔から健康に良いとされてきた食品を調査した結果、阿波晩茶がオートファジーを特に活性化させる効果を持つことを発見しました。
阿波晩茶の濃縮エキスが単なる老化の抑制を超えて、実際の「若返り」効果を持つ可能性が明らかになってきたのです。
阿波晩茶による若返り効果を示す興味深い実験結果があります。線虫は加齢とともに運動量が低下しますが、年老いた線虫に阿波晩茶の濃縮エキスを与えたところ、若い頃のように活発に動き回るようになったのです。これは明らかな若返り現象です。
しかし、お茶として飲むだけでは有効成分の濃度が薄く、十分な効果を得ることが難しいという課題があります。僕はこの手の
そこで、私か経営する会社「オートファジーゴー」では、阿波晩茶の有効成分を濃縮したサプリメントを開発しました。市場にはさまざまなサプリメントが存在しますが、最も重要なのは科学的根拠があるかどうかです。
そして、動物実験を通じて、このサプリメントが実際に健康寿命をのばす効果があることを確認しました。もちろん動物の結果が人間でも当てはまるかはわからないのでXPRIZE(67ページ)などを通して検証していきますが、人間にも効果がある可能性は高いと考えています。
同様の若返り効果は、スペルミジンという物質でも確認されています。
高齢者の免疫細胞は抗体をつくる能力が低下していますが、スペルミジンをその細胞に直接投与するとオートファジーが活性化し、再び抗体をつくれるようになります。
これらの発見は、加齢によるオートファジーの低下と、それによる老化が不可逆的ではないことを示しています。つまり、適切な方法でオートファジーを再活性化すれば、加齢による体の変化をある程度元に戻せる可能性があるのです。
老化細胞を減らせれば健康寿命がのびると、世界中で老化細胞を除去する薬(セノリティクス)の開発が過熱しています。「医療を根底から変える」と言われたiPS細胞(人工多能性幹細胞)
ただ、原英二先生は、「老化細胞をとにかく除去すればいい」とする風潮に疑問を投げかけます。老化細胞にはさきほど少しお伝えしたように人体にプラスの側面もあるからです。
そのもっともわかりやすいプラスの効果が、細胞の「がん化」を防止している可能性です。
細胞内のDNAが傷ついた場合、細胞は傷を修復しようとします。
DNAは生命の基本設計図です。この設計図にもとづいて、細胞を形成するたんぱく質がつくられます。
DNAに傷が入るというのはこの設計図に間違いが生じることです。設計図に間違いが入れば当然問題が起きます。放っておくと無秩序に増殖する「がん細胞」は、これによって起こります。
DNAは紫外線や、通常の新陳代謝などで一日に一細胞あたり何十万回も傷つくので、設計図の間違いは常に起きていて、そのたびに修復されています。これにより、私たちは何も問題なく健康に過ごせています。
しかし、修復が間に合わないほど傷ついたとき、P16という遺伝子が働いて、細胞分裂を停正し老化細胞になります。そして、さきほど説明した通り、SASPが必要に応じて、炎症という信号を出し、免疫細胞を使って除去します。
ですから老化細胞は炎症を起こすという問題もあるけれど、がんにならないためには必要なのです。
「女性の方が男性より長生き」という事実は、世界中で観察される現象です。僕が健康に関する本を読んでいて
実はこの寿命の性差は人間だけでなく、多くの動物でも見られます。しかし、なぜそうなのか、そのしくみは長年の謎でした。
石谷先生はターコイズキリフィッシュを使って、この謎の解明に大きく近づきました。
実験では遺伝子操作によって生まれつき精子や卵子をつくれないキリフィッシュをつくり出しました。すると驚くべきことが起きました。
精子をつくれないオスは、通常より13%も長生きしたのです。筋肉の再生能力が維持され、皮膚のコラーゲン層も厚く保たれ、骨量も多い状態が続きました。
一方、卵子をつくれないメスは逆に7%寿命が短くなってしまいました。
最も興味深いのは、生殖細胞を除去すると、もともとあったオスとメスの寿命差がほぼなくなってしまったことです。
つまり、精子と卵子の存在こそが、寿命の性差を生み出していたのです。
では、なぜ精子がないとオスは長生きするのでしょうか。くわしく調べると、精子をつくれないオスの肝臓では、代謝産物であるビタミンDを活性化する酵素が大量につくられていることがわかりました。このビタミンDが全身に運ばれ、筋肉、皮膚、骨の老化を抑制していたのです。
実際、通常のキリフィッシュにビタミンDを投与すると、オスで21%、メスでも7%寿命がのびました。ビタミンDが「アンチエイジングホルモン」として働く可能性が示されたのです。
そして、メスの方では生殖細胞がビタミンDを制御していなさそうです。メスの生殖細胞を抜くとビタミンDでなく、女性ホルモンが減ったり老化を加速するIGFという成長因子が増えるのがわかってきています。
この発見は魚だけの話ではありません。
北イタリアでは、長生きする人が多い地域の研究で、100歳以上の高齢者は「ビタミンDが体の中でよく働いている」可能性があると報告されています。また、血液中のビタミンDがとても少ない人は、がんになる危険性が高いこともわかっています。

クローズド・サークル内の密室殺人 クセ強な老婦人探偵と成り行きでその介護役になっちゃった男子とのバディが謎を解く!

教訓のカタログとしての人類史

こういう歴史があったんだ!

博物館に行くと多くの科学が残した遺物を見ることができます。しかしその陰にはそれらの物を作り出すのに人生を賭けた人々がいました。

最近、ミステリの主人公、どんどんキャラが際立ってきてますね。
この書評へのコメント