冒頭で紙越空魚(かみこそらを)が裏の世界(異次元)
の草原で溺れかけたとき偶然、仁科鳥子に出会わなけれ
ば、表の世界で紙越空魚は、当然失踪した女子大学生と
して扱われていたでしょう。
でも、仁科鳥子は何故、異世界に居たのか。
そのあたりが分かるのは『裏世界ピクニック ふたりの
怪異探検ファイル』のストーリー後半になってからでし
た。
仁科鳥子も上司大学生。
しかし、異世界に落ちている拳銃やアサルトライフルな
どの武器を扱えるのは、かなり違和感があります。
異世界で拾った武器を表の世界に持ち込むのも、身の危
うさを感じていないからなのでしょう。
紙越空魚の両親は、カルト教団に嵌ってしまったため
仲が悪くなり、家に帰らず幽霊が出るとされている場所
などを生活の拠点としていましたが、ある日、怪異(幽
霊?)に障害を取り除いて貰ってからは、孤独を好む女
子大生となりました。
一方、仁科鳥子の父親はカナダの特殊部隊に居たので、
何故だか父親から様々な武器の使い方を教わったので、
武器の扱いが成れています。
また、仁科鳥子は帰国子女で、家庭教師しか頼れる人が
居なく、家庭教師の閏間冴月に連れられて異世界に度々
来たが、閏間冴月には行方不明になり、異世界で閏間冴
月に探していました。
裏の世界の住人らしきものが、表世界にも干渉してい
ることは、何か意味があるのでしょうが、『裏世界ピク
ニック ふたりの怪異探検ファイル』を読んだだけでは
理解できませんでした。
まあ、続きも発売されているので、そのうち明らかにな
るでしょう。
ファンタジーとホラーを兼ね備えたような冒険小説でし
た。
この書評へのコメント