あおりでは
日本美術史に燦然と輝く仏師・定朝。だが、その生涯は今も不詳のまま。気鋭が大胆な着想で描ききった定朝が瑞々しく蘇る!
時は藤原道長が権勢を誇る平安時代。若き仏師・定朝はその才能を早くも発揮していた。道長をはじめとする顕官はもちろん、一般庶民も定朝の仏像を心の拠り所とすがった。が、定朝は煩悶していた。貧困、疫病が渦巻く現実を前に、仏像づくりにどんな意味があるのか、と。華やかでありながら権謀術数が渦巻く平安貴族の世界と、渦中に巻き込まれた定朝の清々しいまでの生涯を鮮やかに描く。第32回新田次郎文学賞受賞作。
2026年の学士会会報に澤田瞳子先生が歴史小説の講演録で歴史のおもて舞台にでないひとでも歴史小説にはでてくるとして、中宮定子のわすれがたみで8歳でなくなった内親王のっことをとりあげていました。どこにあったかなあ、ということで本書をよんでいきました。たしかにでてきます。
産褥死が日常的でなくなった昭和30年代以降の日本だとこのへんのことは読者の頭にはあまり引っかかっていない者だと思いました。
このへんは本筋とは全く離れたエピソードです。
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