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バー・シベールで村木老人が唱える歴史の珍説を紹介するシリーズ第二弾。表題作で美女バーテンダーミサキの素顔がチラ見できるエンディングにシリーズの完結を感じる。

  • レビュアー: さん
  • 本が好き!1級
  • 徳川埋蔵金はここにある 歴史はバーで作られる2
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  • 出版社:双葉社
徳川埋蔵金はここにある 歴史はバーで作られる2
 気鋭の歴史学者喜多川と助手の大学生安田は、またバー〈シベール〉に来ていた。今夜も、美人バーテンダーのミサキと常連客で「歴史学者」を称する村木老人の「誤った」歴史認識を正そうと躍起になっていく。



 著者のデビュー作「邪馬台国はどこですか?」から始まるシリーズはバースリーバレーを舞台としている。そして、そのスリーバレーのバーテン松永が休みの日に、代役を務めているのがミサキ。松永が働いている時は歴史、ミサキの時は日本文学(文豪たちの怪しい宴)とテーマは変わるが、新説を唱えて、高名な学者を遣り込めるのは常連客の宮田だった。

 そのミサキがどうやらホームであるシベールでは村木先生に感化されて歴史に興味を持っているらしい。やはりその道で有名な喜多川教授に反論させないほどの新説を唱えるのをまとめたのが前作「歴史はバーで作られる」で、本作はその続編にあたる。

 東洋の竜と西洋のドラゴンの違い、応仁の乱の始まりと終わり、天草四郎の正体、と確かにスリーバレーのシリーズより細かい部分をつくテーマが続く。

 そして、本作品のタイトルにもなっている「徳川埋蔵金はここにある」では、その徳川埋蔵金の有無や隠し場所の考察だけでなく、謎の美女ミサキの裏の顔が垣間見えて、ぞくっとする。

 登場人物の変化もあり、このシリーズはこれで終わりなんだなぁ。
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  • 掲載日:2026/03/15
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