レビュアー:
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「孤独死」「孤立死」はともかく「腐乱死体」にならないためにどうすべきかを考えるための一冊でした
1969年生まれの結城康博氏の『孤独死のリアル』(講談社現代新書)を読みました。
2014年の刊行本。
1994~2007年の間、東京都北区や新宿区に勤務し、この間,介護職,ケアマネジャー,地域包括支援センター職員として介護関連の仕事に従事したとのことです。現在は大学の教授。刊行当時も研究職になっていたとのことで、マンションの管理人組合など、孤独死・孤立死防止のために活動をしている方々への取材なども行ない、その対策をどうするかを論じています。
孤独死を発見する際に、一軒家やマンション住居のポストが新聞であふれていることが貢献したという事例が本書でしばしば出てきます。この本は2014年の刊行。それから12年後の今。老人世帯でも新聞購読者は減ってきていることでしょうね。
若い世代でも独身が増え、突然死することがあります。独身だと、新聞があふれていての発見は少数派でしょう。
結婚している人なら、若い世代でも、配偶者や子供が同居していれば、「突然死」しても「孤独死」というか、死後、数日数週間を経て発見ということはないでしょう。
死んだらそれまでといいつつも、死体が腐乱してからの発見だと、いろいろとあとに迷惑がかかります。腐乱死体の対応も本書に出てきますが、発見した遺族や親類のみならず、介護関係者や警官とて、その衝撃は大きいものがあるようです。「臭い」もすさまじいものがあり、室内の「臭い」を完全に解消するには、かなりの手間隙コストがかかるとのことです。
「(ふつうの)死体」なら、「浅見光彦ドラマ」などで私も散々見ています?
肉親の葬儀もありましたが、さすがに「腐乱死体」は見たことがありません。
ウジ、ハエの世界ですから、そんなものを見たら、かなりの衝撃を受けることでしょう。
どっかの動物園で、動物の死体焼却所で、人間を焼いたことに衝撃を受けて、同業職員の心のケアがどうのこうのとか言っていましたが、そんなことでケアが必要なの?と思いますが、腐乱死体を直接見たら、多少のケアはあってもいいかなとは思います。
======================
さておき、そうした悲劇を減らすためにどうすべきか。
世の中には、人付き合いを嫌がり、自治会にも入らず、見回りなども迷惑に思う頑固老人(男多し?)がいるそうです。そういう人も懐柔をして、老人どうしの会合などで日頃付き合いをもち、見守り態勢を確立していくことも必要かと(そういえば、私も警察の家族照会などにも応じた記憶がありません。そのデータをもとに女性個人宅に泥棒に入ったりした警官もいましたからね? 国勢調査もやったことなし?)。
新聞配達人が新聞受けから新聞がはみ出ていることに気づいて、関係部署に通報するシステムも構築したりしつつも、それとて、プライバシーの問題もあり、痛し痒しもあるとか。
午後7時半ごろ、部屋が真っ暗なのでピンポンしたり……(しかし、世の中にはその時間に寝る人もいますからね? 私も時々そうします)。
======================
こういうのは、なにか、いい意味での管理化、機械化がされるといいのではないかと思いました。小型ロボット観察犬みたいなのが部屋にいて、時々声を発して、それに返答する、しないなどで生存を確認できるようになるとか。
いずれにしても、還暦前後でも「突然死」はあるし、「孤独死」「孤立死」もあることでしょう。また後期高齢者にもなると、配偶者不在で、子供も独立して不在だと、「孤独死」「孤立死」の確率は高まります。すぐに病院に行けば助かるのに、ひとり住まいのために連絡ができずに亡くなるというのも悲劇ですし、死ぬのは寿命だったとしても、腐乱状態にならずに荼毘に付すことができればそのほうがいいでしょう。
日本の生保は、万が一の時の葬式費用ぐらいは…ということで、浅見ドラマなどはじめBS午後ドラマの広告ではよく、高齢者でも入れる生保とかやっていますが、「孤独死保険」などはないようですね。これに入っていれば、万が一「孤独死」「孤立死」になっても、遺体処理等々の損害も保障できます……と。まぁ、生保がやるわけもなし?
では、ごきげんよう。
2014年の刊行本。
1994~2007年の間、東京都北区や新宿区に勤務し、この間,介護職,ケアマネジャー,地域包括支援センター職員として介護関連の仕事に従事したとのことです。現在は大学の教授。刊行当時も研究職になっていたとのことで、マンションの管理人組合など、孤独死・孤立死防止のために活動をしている方々への取材なども行ない、その対策をどうするかを論じています。
孤独死を発見する際に、一軒家やマンション住居のポストが新聞であふれていることが貢献したという事例が本書でしばしば出てきます。この本は2014年の刊行。それから12年後の今。老人世帯でも新聞購読者は減ってきていることでしょうね。
若い世代でも独身が増え、突然死することがあります。独身だと、新聞があふれていての発見は少数派でしょう。
結婚している人なら、若い世代でも、配偶者や子供が同居していれば、「突然死」しても「孤独死」というか、死後、数日数週間を経て発見ということはないでしょう。
死んだらそれまでといいつつも、死体が腐乱してからの発見だと、いろいろとあとに迷惑がかかります。腐乱死体の対応も本書に出てきますが、発見した遺族や親類のみならず、介護関係者や警官とて、その衝撃は大きいものがあるようです。「臭い」もすさまじいものがあり、室内の「臭い」を完全に解消するには、かなりの手間隙コストがかかるとのことです。
「(ふつうの)死体」なら、「浅見光彦ドラマ」などで私も散々見ています?
肉親の葬儀もありましたが、さすがに「腐乱死体」は見たことがありません。
ウジ、ハエの世界ですから、そんなものを見たら、かなりの衝撃を受けることでしょう。
どっかの動物園で、動物の死体焼却所で、人間を焼いたことに衝撃を受けて、同業職員の心のケアがどうのこうのとか言っていましたが、そんなことでケアが必要なの?と思いますが、腐乱死体を直接見たら、多少のケアはあってもいいかなとは思います。
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さておき、そうした悲劇を減らすためにどうすべきか。
世の中には、人付き合いを嫌がり、自治会にも入らず、見回りなども迷惑に思う頑固老人(男多し?)がいるそうです。そういう人も懐柔をして、老人どうしの会合などで日頃付き合いをもち、見守り態勢を確立していくことも必要かと(そういえば、私も警察の家族照会などにも応じた記憶がありません。そのデータをもとに女性個人宅に泥棒に入ったりした警官もいましたからね? 国勢調査もやったことなし?)。
新聞配達人が新聞受けから新聞がはみ出ていることに気づいて、関係部署に通報するシステムも構築したりしつつも、それとて、プライバシーの問題もあり、痛し痒しもあるとか。
午後7時半ごろ、部屋が真っ暗なのでピンポンしたり……(しかし、世の中にはその時間に寝る人もいますからね? 私も時々そうします)。
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こういうのは、なにか、いい意味での管理化、機械化がされるといいのではないかと思いました。小型ロボット観察犬みたいなのが部屋にいて、時々声を発して、それに返答する、しないなどで生存を確認できるようになるとか。
いずれにしても、還暦前後でも「突然死」はあるし、「孤独死」「孤立死」もあることでしょう。また後期高齢者にもなると、配偶者不在で、子供も独立して不在だと、「孤独死」「孤立死」の確率は高まります。すぐに病院に行けば助かるのに、ひとり住まいのために連絡ができずに亡くなるというのも悲劇ですし、死ぬのは寿命だったとしても、腐乱状態にならずに荼毘に付すことができればそのほうがいいでしょう。
日本の生保は、万が一の時の葬式費用ぐらいは…ということで、浅見ドラマなどはじめBS午後ドラマの広告ではよく、高齢者でも入れる生保とかやっていますが、「孤独死保険」などはないようですね。これに入っていれば、万が一「孤独死」「孤立死」になっても、遺体処理等々の損害も保障できます……と。まぁ、生保がやるわけもなし?
では、ごきげんよう。
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現代史関連の本や雑誌が好きです。そうした本の紹介をしていきたいと思います。皆様の読書の参考、そんな本があるのかとの発見があれば幸いです。
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- 出版社:講談社
- ページ数:224
- ISBN:9784062882644
- 発売日:2014年05月16日
- 価格:821円
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