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波津雪希
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インチキ陰陽師のストーリー
 表紙では陰陽師の恰好をした人が出ていたので

てっきり陰陽師の本格的な話かと思ったら

元ホストで本好きな青年がはじめた占い処。

しかし、アルバイトの少年は狐のコスプレ(陰陽師の

式神という位置付け)は、本物です。

そう、陰陽師ニセものだけど狐は本物。

しかも動物の狐が化けた訳ではなく

獣人化した狐という設定が面白いです。



 度重なる不幸に見舞われた沢崎家。

そこで、東京都北区王子にある王子稲荷神社に

お前理に行った帰りに見つけた『陰陽屋』。

占い、加持祈祷、命名相談、霊障相談、護符販売を

生業としている店長の安倍祥明(安倍清明と一文字違い)は

元ホストで陰陽師の修行をしたことがないと言うので

インチキ臭さが漂っています。



 そんな『陰陽屋』に入った沢崎みどりと

息子の瞬太は、安倍祥明にしてみれば、鴨が葱を

背負ってやっていたのと同じこと。

早速、瞬太でもインチキ臭く見える悪魔祓いをして

護符を売りつけるあたりは怪しい商売。

しかも、瞬太が化け狐だと言うことを知ると

『陰陽屋』に式神としてバイトさせるあたりは

昔の悪代官と変わりませんね。

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波津雪希
波津雪希 さん本が好き!1級(書評数:1961 件)

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