怪異猟奇ミステリー全史





『怪奇幻想ミステリーはお好き?』の増補改訂版。
ゴシックに関係してゴス・GOTHの話題が出てパンクに源があると真っ当な記述があるものの、パンク以…
本が好き! 1級
書評数:758 件
得票数:7806 票
感想はできるだけ一息に書きたいです。





『怪奇幻想ミステリーはお好き?』の増補改訂版。
ゴシックに関係してゴス・GOTHの話題が出てパンクに源があると真っ当な記述があるものの、パンク以…





原作があるせいか、水野純子作品としては真っ直ぐ話が進むので、初心者にも優しいかも知れない。
書き下ろしと思しき貸本的な短めの長編。 オールカラー。 本来シールがついていたっぽい.。 紙細工…





『映画秘宝』は、そのチャイルディッシュで、ホモソーシャルな傾向から自分で自分の首を絞めて死んでしまったが、こういった際物への愛着(愛情とは異なる)を、形にする、オタク傾向は、ありがたいものだった。
『新耳袋』映像化全案内で、疲れて放置してたものを再開。 私の幼年期とそれより少し前のオカルト映画ブ…

かなりフリージャズ好きっぽいけど、これもエロ雑誌系からかも知れない。
昭和57年6月15日 2版発行。 1.2巻同時発売とのことで、たまたま古書店で並んでいても、刷数が…





いい加減な業界いい加減な時代。
表紙には、『いがらしみきおのネ暗トピア』とある。 昭和62年12月15日14版とあるけど、刷じゃな…





『総特集 ウィトゲンシュタイン 現代思想12月臨時増刊 Vol.13-14』1985(1990年第3刷)
わからん。 こっちの知識が足りないことと、専門用語、文章の硬さなど、いろいろな要因があるが…





見事に作者の思惑に転がされてる。
続けて読むと、延長線上出会って、趣向を楽しむような不順な状態に陥る。 物語的にはもう一捻りってとこ…





それでも、軽やかさを失わず、多分前向きな結末が待ってるのだろう。 タフだなこの先生。
例えば、年取って、体型が崩れるとか、そういったこと描いたりと。 わりと容赦ない鳥海先生。 それで…

わりとどろろした、女性の内面が、軽妙なやり取りで自然に描かれてく。 この人むっちゃ漫画うまいな。 (この時点で9年目)
初期作品も併録、こっちも日常のやり取りを切り取ったスケッチ風なもので、この人の作風はベタな少女漫画よ…





バロックの精神についての本を読まなければ。
バロック芸術概観。 多分、三倍の文字数と100枚以上の図版が必要だったと思われる。 ヨーロッパの…





絵がすごくて漫画がすごい。
相変わらず、画力と漫画力でこちらを圧倒してくる。 『ダンジョン飯』が大人気だけど、こんなにすごい作…





本書は、『家畜人ヤプー』や『BLACKBRAIN』あるいは駕籠真太郎などに連なる、アンモラルなSF作品であり、異形のポルノである。
成人マークはついてないようですが、成人向け相当と思われる。 本書は、『家畜人ヤプー』や『BLA…





女と言ってもタバコを吸い、酒を大量に飲む、「男のような」女。
女である詩人が、前面に出てくる。 女と言ってもタバコを吸い、酒を大量に飲む、「男のような」女。 …





詩の世界は、結社、同人的なものが大きいようで、この歌人もまた、そのような冊子の編纂を父から受け継いでいた。 だからというわけでもないが、大変内輪なノリが感じられる。
本書は、春日井の短歌300首の他に、詩、散文、小説などを納め、舞台ややラジオなどを別として活動の外観…





人格的神など想定する必要はないのではないか。 愛のシステム。
解説によれば、この翻訳は、最近まで主流であった全集に基づく岩波文庫版よりも若干読みづらいらしいが、特…





民俗学の世界で、ユニークな視点を示し続ける吉野裕子の本。
民俗学にも了解事項はあるのだろうし、共通の方法論などもあるのでしょうが、一人一派のような側面がいまも…





何かとんでもないものを読んでしまった気がする。 角川主催第十五回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作品。
ホラーかと問われたら違うかもしれない。 作者によれば、実際に見た悪夢を膨らませたものであり…

視線の先にいる美人。
美人についての本というよりも、副題が示すように、精神分析的見地から見た、美についての本。 見られる…

仮面の劇。 あるいはサイコドラマ。
作者現役の頃、何かしら読んでいるはずで、絵柄と名前に覚えがあるが、解説などを読んでも思い出せない。 …





え。 これで終わり。 こっからタイトルが意味を持ってくるのでは。
思わぬ終わり方。 カズンは、水面に漣を立てる小石なのだろうが、物語は大きく旋回し、続きがありそうな…