マルタアルゲリッチ 子供と魔法





80代を迎えて、活躍の場をかえって広げているのでは?まさにレジェンドのアルゲリッチ。刊行時の14年前に読んだ感想をそのまま載せます。
帯の文言を抜き書きします。 家族のルーツ、神童時代、グルダとの出会い、 輝かしいデビュー、初…

本が好き! 1級
書評数:666 件
得票数:8868 票
主に小説、そして、クラシック音楽関連本を濫読している女性です。
ときどき新書、近現代史関連本にも食指を伸ばしております。(2017年8月に登録)





80代を迎えて、活躍の場をかえって広げているのでは?まさにレジェンドのアルゲリッチ。刊行時の14年前に読んだ感想をそのまま載せます。
帯の文言を抜き書きします。 家族のルーツ、神童時代、グルダとの出会い、 輝かしいデビュー、初…




英国ダガー賞受賞作。物語中盤での「大どんでん返し」に度肝を抜かれました。小説の最後ではなく、まん中でこんなにビックリしたのは初めてかも。
どんな経緯でこの本を図書館に予約したのか、すっかり忘れ果てていた私。図書館ホームページの「内容紹介」…





今や世界でひっぱりだこ若手ピアニスト藤田真央が、文芸春秋Web版に発表した手記(今も連載中)から、2024年分の記録を再構成したもの。本音が詰まっていて、読ませます。
前作 『指先から旅をする』 の続編。 いやあ、しっかりと自信をつけて行った様子が窺える作です。 …





ストーリーとしては、やはり映画より原作のほうが説得力あります。映画のラストシーンに納得できなかった私も、原作を読んで腑に落ちました。
映画で納得できなかったのは、 ・なぜ最後になって、芸妓との間の「実の娘」が突然に現れる? ・国に…





ご多聞にもれず、映画「国宝」を鑑賞後、「原作はどうなってるんだ?」と好奇心に駆られて手に取りました。なるほど、さすが原作、説得力あり。
上巻を読み終えた時点で感じた、映画と原作の大きな差は 徳次の存在感 です。 徳次とは、映画冒頭…





朝ドラ「あんぱん」は、やなせたかしの伝記ではありません。本当のところはどうなの?と知りたい人にはおススメの本です。
NHKラジオで、この本の冒頭と巻末の方の抜粋の朗読を聞いて、全編読みたくなりました。 冒頭8頁ほど…



最初、タイトルを「PRIDE-プライドー」と見間違えました。でも、もしかしたらこのタイトルでも行ける内容かもしれません。小説家の、そして、編集者の誇りとは。
プライドならぬ、プライズ=賞です。 「どうしても直木賞が欲しい」 帯にあるこの言葉を見ると、…




この刺激的なタイトルが全冊を貫くテーマというわけではありません。とはいえ、さすが鋭い指摘が多々。骨太な内容がお好きな方にはおすすめ。
平野啓一郎がさまざまな媒体に発表した文章が集めてあります。 全体のテーマをつかむことは私の手に余り…




フリーアナウンサーとしての経歴の長い日本語教師による、インタビュー記録。日本語習得の猛者たちの本音が面白く、示唆に富む。
インタビュイーの方々は、以下の通り。 ・Kさん(韓国)2005年日本デビューの歌手 ・孫成順…



ミス・マープル初登場の作。ご近所さん同士でわいわい、きゃあきゃあ言いながら謎解きしている感じで、なんだか微笑ましかったです。
語り手は、殺された大佐が発見された牧師館の主である牧師さん。 人々を導くべき存在という大義名分と、…




ノース・デヴォン州の警部、マシュー・ヴェンを主人公とするシリーズ第2作。
今回の冒頭は、マシューの部下、ジェンがパーティーに参加しているシーン。 おハイソな女性治安判事、シ…




本シリーズの舞台はイギリス南西部のノース・デヴォン。主人公のダンディな警部マシュー・ヴェンが「夫」のジョナサンと二人暮らしというのが今っぽい。
本書にたびたび出てくるルビが、「保護の必要な成人」につけられる「ヴァルネラブル・アダルト」。 「v…




警部ペレスシリーズ、ついに完結。悲惨な結末じゃなくてよかった~☆彡
今回、事件の中心となるのは、 シェトランド島の有力者(医者の夫、イベントプランナー?の妻、その子4…





シェトランド島、警部ぺレスのシリーズ7作目。地滑りで発見された美女の遺体は誰?なぜここに?
<シェトランド四重奏>と呼ばれる四季シリーズ4作に続くのは、原題も併記すれば、 ・Dead Wat…




ペレスとウィローがタッグを組む2作目。祝!ペレスの捜査力復活。今回も、最後のめくるめく展開が見事でした。原題は「Thin Air」。白夜のムードと、少女伝説の影と、かな。
前作では、フラン亡き後の抜け殻状態でもあったペレスですが、今回はちゃんと冒頭から捜査の中心にいます。…




≪シェトランド四重奏≫のペレス警部、婚約者の死を乗り越えてここに復活!という作。シェトランド帰省中の新聞記者を殺害した犯人は?その目的は?
作品冒頭、ペレスはまだフランの死から立ち直れず、警察には時短で勤務している身。 すっかり無気力にな…





≪シェトランド四重奏≫の第1作。第2~4作を先に読んでから手に取ったところ、主人公ぺレスや婚約者フランのその後を知っているだけに、細部がいちいち心に刺さって印象マシマシ。
なるほど~。 ペレスは登場時、故郷フェア島の名門ぺレス家の一員として島に帰って新生活を始めるか、は…




≪シェトランド四重奏≫最終作。いよいよ主人公ペレスの故郷が舞台。婚約者フランを両親に紹介するために帰郷したフェア島で殺人事件が。結末があまりに衝撃的。
バード・ウォッチャーの聖域とも言えるフェア島のフィールドセンターで、ナイフの刺さった遺体が発見されま…




≪シェトランド四重奏≫第3作。シェトランド署のサンディ刑事が、シェトランド諸島ウォルセイ島に帰省中、祖母ミマの遺体を発見。銃の誤射による事故か、意図的な殺人か?
第2作同様、「住人同士がみな知り合い」という小さな島で起きた事件がテーマ。 今回は、最初の死からし…




猛暑のなか、涼を求めて「北欧もの」推理小説へ。全4作シリーズの第2作目ですが、1作目を読まずとも十分楽しめました。
シェトランド諸島の四季を織り込んだ、現代英国本格ミステリ≪シェトランド四重奏(カルテット)≫と呼ばれ…