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竜馬独り立つ 船出はまだ

竜馬がゆく〈3〉
長編を続けて読んでいると、一冊ごとに感想を書くのが追いつかなくなる。
その巻の内容と合致しない部分もあるかと思うがご勘弁を。

さて、長すぎるのでは、とも言える寄り道しているような進行だが、それは竜馬自体が行く道を見つけかねている事の現れなのかも。
それを補うかのように周囲の人間が動く、動く。
何度か出てくる表現だが、何かをせずにはいられないような、そんな空気のみなぎる時期だったのだろう。

そんな空気に煽られて、さしたる考えもないまま行動に移した者。
今こそ己の才能を発揮すべきと走る者。
時代の変革を求める者。前時代を守ろうとする者。
世の中を変えようとする者。個人の思惑に生きる者。

様々な立場や思想の違う者達の、エネルギーがぶつかり合い、絡み合い、大きな流れを形作った時。

だが、竜馬はまだ一人渦の外。
渦が起こす水しぶきを頬に受けながら自らの船出のタイミングを計っている。

そんな度量の大きさが竜馬の魅力なのかな。


土佐藩の身分制度の複雑さも歴史の参考書で読んだだけではつかめないほど、伝わってくる。

【 読了日:2016/01/24 】

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  • 掲載日:2017/10/11
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