カリフォルニアに住むマーク・ハリスは、どんな依頼人であっても金さえ払えば栽培で依頼人を勝たせるという悪徳弁護士。妻の兄である大物ギャング・キャス・アンジェロの顧問弁護士も務めていたが、全うな弁護士になってほしいと言う妻と口論になったあげく警察に密告するという妻を銃殺してしまい、キャスに追われる身となった。
モントレーで車を崖から落とし自らを死んだことにしたマークは、浮浪者として身を寄せたシカゴの救済院で慈善活動に来ていた金持ちで美貌の若き未亡人メイに見初められ、彼女の運転手として働くことになった。
マークは、かつての依頼人(すでに死亡している)の名をかたっていたが、実はメイもマークにはつげずにいる秘密があるようだった。
窓という窓を木材で塞いである大きな屋敷にメイドと2人だけで住んでいるまだ若い未亡人という設定はなにやらゴシックホラーめいている上に、マークもメイもそれぞれに相手には知るらたくない過去を胸に秘めていて何とも不穏な雰囲気。自分の方が上だと相手をなめている感じのマークがメイの思惑を知ったときには、驚きとともに「マーク、ざまあみろ」と思ったが、まさかまさかの衝撃のラスト。
この作品、舞台をフランスに変えてアラン・ドロン主役で映画化されているが、ラストはかなり違うらしい。
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