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電力会社でそれなりの地位についている(電気主任技術者は責任者が持っていればよく、自分で作業をする必要はない)か、ごく一部の需要家以外には1種が必要な所は少ないでしょう。2種があれば大体それで足ります。

  • レビュアー: さん
  • 本が好き!免許皆伝
これだけ電力 改訂新版
 電験とは電気主任技術者のことである。電気主任技術者になるための試験なので電験と通称されるが、正式には電気主任技術者である。ちなみに、試験以外にも実務経験*学歴で取得することもでき、この方法で取得した者も多い。これには1~3種まであり、第2種は電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物の工事・維持・運用に関する保安の監督ができる。最初にも行ったように電験の「験」は試験の略なので、試験以外の方法で電気主任技術者を取得した場合は本来電験ではないが、試験合格者もそうでない者も資格を持っている人は電験と呼ぶのが慣例のようだ。ただ試験合格した者もそれ以外の方法で取得した者も、同じ資格を持っていれば出来ることは一緒である。なお、電験1種ともなれば、オールマイティなので、電気の世界では結構もてはやされるが、実際には17万ボルト以上で受電しているところは少なく、1種ならではの使い道は、電力会社以外はあまりないのが実情だ。普通は電験2種があれば十分だろう。

 ただよく誤解されるが、電気主任技術者というのは保安の「監督」をするのが任務なので、実際に手を動かして工事をすることまでは求められない。ましてや蛍光灯を変えたりするのは、本来の役割ではない。

 この電気主任技術者だが、まず「理論」「電力」「機械」「法規」の4科目が課せられる。3種の場合これで終わるが、1種。2種の場合は1次試験となり、さらに2次試験として「電力・管理」と「機械・制御」の2科目を受験することになる。本書はこのうちの2種1次試験のうち「電力」のテキストである。この他にも受験科目に対応したものがあり、「これだけシリーズ」となっている。内容は発変電、送電、配電、電気材料とかなり幅広い。これらについて要点の解説及び例題や演習問題が収録されている。人間である以上、どうしても得手・不得手というものは出てくる。本書を読んで問題を解いていけば自分の苦手な所をしっかりと認識し、今後の学習につなげていくことをお勧めする。本書の内容を十分に理解していればきっと電気主任技術者の道はあなたの前に開けていくことだろう。

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  • 掲載日:2026/05/11
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    取得中。。。