強烈である。
婚約指輪を渡された。
「平均が40万円なら、120万円の指輪が欲しいの」
「お金がないなら、内臓でもなんでも売って、お金を作ってちょうだい」
剣持麗子
20代後半
弁護士
金に目がない凄腕女性弁護士
キツイ女
花持ちならない
読み続けられるだろうか?
が、するすると没入してしまった。
元彼が亡くなった。
といっても、3つ前の。
それもたった交際期間3か月。
その彼が奇妙な遺言書を残していた。
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」
元彼は、大手製薬会社の御曹司だった。
犯人候補に名乗り出た元彼の友人。
その代理人として、森川家の主催する「犯人選考会」に参加することとなった。
数百億円とも言われる財産の分け前を獲得するべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。
果たして、この犯人探し、遺産相続争いの結末は?
複雑な家族関係、交友関係に、ちょっとクラっとくる。
が、面白い。
毒舌、ときに、親密。
したたか。
奇妙な遺言状には、ある計画があったのだ。
犯人は、本線上と薄くて、少しだけ期待外れ。
まぁ、でも楽しめた。
彼女が得たものは、プライスレスなものだった。
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