レビュアー:
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「レーガノミックス」から「サナエノミクス」まで
飯田経夫・加藤寛・日下公人から会田卓司・高橋洋一・田村秀男まで
会田卓司氏の『日本経済 成長の道筋が見えた』(ビジネス社)を読みました。
サブタイトルというわけではありませんが、カバーには「誤解ばかりの財政と国債の真実」という言葉が大きく印刷されています。帯には、高橋洋一さんの写真入りで「推薦」との言葉も出てきます。どういう御立場かはこれで明白ですね?
サナエノミクスとアベノミクスとの違いや、財務省発信の昔ながらの聞き飽きた財政危機論や「ワニの口」論や家計・物価・年金に潜むウソを明かしています。成長投資のための国債発行は躊躇してはいけない!「財政あっての経済」か、それとも「経済あっての財政」かを問いただしてもいます。相も変わらぬ国の借金が「財政破綻を招く」は大間違いであるとの指摘も。
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本書では、経済再生と国力の強化に向けた経済政策の戦略と、戦術としての政策論を解説していきます。サナエノミクスは投資拡大です。高市政権は、衆議院選挙の大勝を背景に緊縮財政の抵抗勢力を乗り越え、経済・財政政策の大転換を加速し、積極財政による投資で強い経済を作ることを目指していくことになるでしょう。投資の拡大による供給能力の拡大と経済再生と潜在成長率の上昇(資本蓄積と生産性の向上)で、円安のトレンドを円高のトレンドに変えて行き、国民も国力の回復を実感していくことになるでしょう。(「はじめに」より)
かなり本格的な日本経済論です。
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同じく会田さんの『サナエノミクス高市成長戦略』(ワック)も同様のテーマを扱っています。こちらは「一問一答」型式です。
「私が参画している高市政権の『日本成長戦略会議』は、日本経済と国力の回復戦略を描いていきます。強い経済を実現する観点から、戦略分野における危機管理投資・成長投資、分野横断的課題への対応を通じ、国内投資を徹底的にテコ入れするため成長戦略を策定します。高市政権の経済政策を、質問に答える形でわかりやすく解説します」(著者)とのことです。
こちらでも「ワニの口」論の嘘やさまざまなサナエノミクスへの妨害論を論破しています。
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それにしても日本(&世界)経済論。いろんな本が出てきて、時々読んできましたが、数学音痴の私にはどれがいいのか、少し分かりかねます。
「レーガノミックス」が言われていた学生時代は、飯田経夫さんの本(「『豊かさ』とは何か』『「ゆとり」とは何か』講談社現代新書)から始まって、加藤寛さんや気賀健三さんや日下公人さんなどいろいろと読んできましたが……。最近だと、未読ですが、田村秀男さんの『現代日本経済史 - 現場記者50年の証言』 (ワニブックス【PLUS】新書)なども面白そうです。
では、ごきげんよう。
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現代史関連の本や雑誌が好きです。そうした本の紹介をしていきたいと思います。皆様の読書の参考、そんな本があるのかとの発見があれば幸いです。
この書評へのコメント

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- 出版社:ビジネス社
- ページ数:0
- ISBN:9784828428185
- 発売日:2026年04月01日
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