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本書を読んで、山上被告に同情するわけではありませんが、彼が無期懲役なら、飲酒運転や危険運転や脇見運転をして、何人もの人を殺傷した輩は「死刑」か「完全終身刑」にすべきだと思いました。
1967年生まれの元産経記者の三枝玄太郎氏の『なぜ安倍元総理は殺されなければならなかったのか 山上徹也被告裁判傍聴記』(徳間書店)を読みました。
帯に「山上被告は中国人4人と岡山で(2022年7月7日)合流密談していた」とあります。それは当日岡山の集会に参加していた自民党関係者のちょっと推測的な「証言」をもとにしているようです。
それはさておき、現地取材や山上被告が出廷している法廷にも足を運んでいます(現役の記者ではないので、一般人としての抽選を経てのこと。外れること多しですが、数回、当選し、法廷に入り裁判を傍聴しています)。
裁判・法廷でのさまざまな関係者の「証言」を紹介しつつ、安倍暗殺事件を解析した書といえます。私は、裁判の中身にはさほどの関心はなかったので、本書を読んで、いろんなことを知りました。
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個人的には、要は、愚かな母親がいて、振り込め詐欺ではないけど、「五十歩百歩」の信ずれば、寄付すれば救われるといった教えにはまってしまい、夫の保険金(自殺でも6000万円もらえたそうですよ)もほとんど5000万を寄付。
私立医学部ならいざしらず、5000万あれば、私大文系学部、悠々行かせられるでしょう。父親は京都大学出身で、問題の母親は大阪市立大学出身だそうです。にもかかわらず、子供の進学には無頓着。そんなことより寄付が大事だったようです。
不幸に襲われたとはいえ、精神的なバランス感覚を喪失し、そんな非常識な金額を寄付するようでは「母親失格」というしかないでしょうね。そんな親への怒りやら絶望が子供に生じた点は無理もないと思いました。
とはいえ、だからといって、その宗教の親玉を殺傷しようとしたり、その宗教の宣伝をしていると決め付けて安倍さんを襲撃するとなると、これまた尋常とはいえないでしょう。
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それにしても、「宗教」がこれほどまでに、人の精神を破壊するとは……。
我が家の母親(高卒)は「宗教に頼るような精神力の弱い人間にはなるな」と諭していました。
そういえば、子供の時、正月に近くの神社に参拝に行ったことがあったっけ? 親に連れられて行ったことがあったか? にわかに思い出せません。いや、やはり行っていたかと。かすかな記憶があります。手水の場所もあったし。
私はいま、神社でも正式の「参拝」をあまりしたことがありません。
ものの本によると、鳥居で一礼し参道の端を歩き、手水舎で手を清めてから拝殿前で「二拝二拍手一拝」で静かに祈ることが基本とか。
ううむ、鳥居で一礼することはまれだし、手水で清めることもあまりしませんね。
拝殿は、手を合せて一礼するだけです。
まぁ、この程度の「信心」でいたほうが、「邪教の教え」にひっかかることなく生涯を終えることができるのかもしれません。
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本書を読んで、山上被告に同情するわけではありませんが、彼が無期懲役なら、飲酒運転や危険運転や脇見運転をして、何人もの人を殺傷した輩は「死刑」か「完全終身刑」にすべきだと思いました。山上被告より悪い奴が世の中には一杯いますね。
では、ごきげんよう。
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現代史関連の本や雑誌が好きです。そうした本の紹介をしていきたいと思います。皆様の読書の参考、そんな本があるのかとの発見があれば幸いです。
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- 出版社:徳間書店
- ページ数:0
- ISBN:9784198661984
- 発売日:2026年03月28日
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