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ソネアキラ
レビュアー:
世の中のさまざまな基準値、実は曖昧なんだって
『基準値のからくり』村上道夫, 永井孝志,小野恭子,岸本充生 著を読む。
世の中のさまざまな基準値について書かれたもので、
肩がこらずに読めつつ、ためにもなるというグリコ的一冊。

基準値も所変われば、品変わるで、
世界標準基準なんてできそうにもないことがわかる。
たとえば、ヒジキ。
日本では体に良い食品イメージを持たれているが、
カナダではヒ素の含有率が高いとされ輸入禁止となっているそうだ。
どんなものも一長一短あるわけだし、
過剰摂取は、どんなものでもよくないだろうに。

あと、こんにゃくゼリーね。
随分、悪者扱いされてきたが、もちの方が統計的には危険度は高いそうだ。
正月、もちをのどに詰まらせて亡くなるお年寄りのニュースを
読まない、聞かない年はない。
でも、伝統食品だから、もちは悪者にならないとか。
はは、科学は通用しない世界か。

最後に小ネタ。
『木枯らし紋次郎』は、こんにゃくが嫌いだ。
『木枯らし紋次郎』を知らないお若い方、ネット検索してね。
それは、小さいとき、こんにゃくで間引きされそうになったから。
紋次郎の「あっしには関わりのねぇこって」って、
流行語大賞がその当時あったら、大賞だったに違いない。
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ソネアキラ
ソネアキラ さん本が好き!1級(書評数:2199 件)

女子柔道選手ではありません。開店休業状態のフリーランスコピーライター。暴飲、暴食、暴読の非暴力主義者。東京ヤクルトスワローズファン。こちらでもささやかに囁いています。

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詩や小説らしきものはこちら。

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