どうして「体育嫌い」なんだろう―ジェンダー・セクシュアリティの視点が照らす体育の未来



「体育嫌い」の原因は何か?また、その解決策は?
この本のはじめには、次のような「体育嫌い」たちの声が並んでいます。 「体育はほかの教科よりも、…

本が好き! 1級
書評数:778 件
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後期高齢者の立場から読んだ本を取り上げます。主な興味は、保健・医療・介護の分野ですが、他の分野も少しは読みます。でも、寄る年波には勝てず、スローペースです。画像は、誕生月の花「紫陽花」で、「七変化」ともいいます。ようやく、700冊を達成しました。



「体育嫌い」の原因は何か?また、その解決策は?
この本のはじめには、次のような「体育嫌い」たちの声が並んでいます。 「体育はほかの教科よりも、…



筆者は、これまで50カ国もの国や地域を歩いて取材してきたそうですが、その中で、「日本」と出会った12の国々を取り上げて、紹介しています。
この本の内容は、次の通りです。( )内は、紹介されているエピソードで、*は、私が訪れた国です。 …




全国調査の結果から読み解き、夫婦間の葛藤、離婚後の実際、子育てへの関わり方、親やきょうだいとの距離感、退職後の関係性など、現在の日本の家族のすがたを瞥見しています。
この本は、「第四回全国家族調査」の中の質的調査のデータを用いて、日本の家族のあり方について、社会学の…



ここでいう、味とは「うま味」「塩味」「甘味」「酸味」「苦味」「辛味」そして「脂肪味」を指し、これら味覚の変遷をたどり、戦後の食生活の歴史をまとめています。
内容に沿い、順を追って、気になる記載を並べてみました。 ①うま味:「味の素」論争と「だし」神…



新型コロナウィルスのルーツは、まだ不明の点が多いようですが、この本は、新しい視点から取り上げ、一つの仮説を唱えています。真実は、不明ですが、これが本当だとすれば、恐ろしいことです。
この本の筆者は、京都大学医生物学研究所准教授だった、獣医師の資格を持つ、ウィルス学者だそうですが、新…



日本初の「食用昆虫図鑑」と称し、比較的入手が容易で食用になる132種について、その調理法や味、食感をコンパクトに収めたハンドブックです。それぞれの食材昆虫の図版に学名、分布、特徴などがついています。
この本の筆者が選んだ「食べられるうまい昆虫ベストテン」は、つぎのような虫たちです。 第1位 …




現役の日蓮宗のお坊さんの書いた、宗教的体験に裏付けられた、実践的な人生論の本です。お経はほとんど出てきませんが、筆者の骨肉になりきっていることがよく分かり、参考になります。
4章からなるこの本の内容は、次の通りです。( )内はそのあらましです。 第1章 仏さまに愛される!…




豆腐の誕生から、それがどのように受容され、今に至ったかを、日本各地の料理法や、派生食品などを含め、その食文化を総合的に描き出している本です。
豆腐は、もともと中国で発明され、アジアで広く食されているうえに、近年では欧米でも愛好者が増えており、…



昆虫・植物写真家である筆者が、世界各地の秘境を訪れて、珍しい昆虫や植物の撮影をしながら、その地域の食文化を豊富な写真とともに綴った、エッセイ集です。
この本に取り上げている、国や地域とそこで食べられている物とは? 次の20件です。 1.香料諸島…



隣町で、20年前から、開業している内視鏡専門のクリニックの院長が書いた、実践的な老化、中でも脳の老化防止をテーマに書いた本です。
序章から、第5章まで、それぞれの章のまとめを簡潔にしてあるので、それらを引用します。 序 章 …




「道草を食う」とは、〈馬が路傍の草を食って進行が遅くなる〉という原義に対して、この本の「道草を食む」とは、本当に道端に生えている草を食べることです。
春の七草で、この本に登場しているのは、ナズナ、ハコベですが、ナズナは、ゴマ油と中華だしでナムル風の和…



筆者は、糖尿病の専門医ですが、食事で認知症を防ぎ、100歳まで生きることができると言います。
筆者は、次のように言っています。 ◎アルツハイマー病は脳の糖尿病 ◎認知症という病気は、20…



筆者の昆虫愛は、年季が入っていて、小学生になる前から、ファーブル『昆虫記』にハマっていたというのですから、尋常ではありません。そして、自分で、憧れの未知の虫を探し、体当たりで取材した成果がこの本です。
この本は、一般的な「昆虫」を扱った本ではありません。目次と、項目は次の通りです。 第1章 咬ま…



定年を控えた、59歳の夫と60歳の妻からの相談を受けた、CPF(Certified Financial Planner)である筆者が、老後資金の不安を、どのようにして解決すべきかを書いた、実用的な本です。
この本で主に取り上げているのは、NISA(株式や投資信託の売却益や配当金が非課税になる制度)と、中古…



JR中央線は、開業以来135年目を迎えるそうですが、そのうち、東中野から八王子までの沿線を舞台として書かれた、文学作品を紹介しています。筆者は、三鷹市役所で、長年、文化事業に携わって来たのだそうです。
この本に取り上げられている作家は、22名以上になります。これらの作家たちは、中央線沿線に住んでいたり…



東京の水のない川「暗渠」に続いて、その暗渠にかかっている橋「暗橋」を愉しめる8コースを、紹介している本です。
暗渠になっている川として、『水のない川 暗渠でたどる東京案内』(以下「案内」と略します)の書評で紹介…




牧野富太郎の生涯を描いた小説です。
次の十三章で構成されています。〈〉内は、当時の主人公の年頃とそのありようです。 一 岸屋の坊〈…




「国書刊行会」という不思議な名前の出版社の50年の記念誌です。
「国書」というのは、広辞苑によれば「①国の元首が、その国名をもって発する外交文書。②日本で著述された…




この本は、京都に伝わる「いもぼう」、海川魚料理、うなぎ料理、とり料理、そして洋食の五つの料理を取り上げて、料理(屋)文化の系譜をたどりなおしたという本です。
この本に取り上げている料理の内容は、次のようなものです。 ・いもぼう:東京で食えないものとして…




江戸の古地図を眺めていると、いつしか頭のなかに江戸の風景を思い浮かべて、まるでそこを歩いているような気がする、という筆者が、古地図をもとに江戸の町を想像上の散歩をするという趣向で書いた本です。
徳川家康が、江戸に幕府を開いてから420年、明治維新から155年たった今もなお、東京には江戸の名残り…