ニーネ詩集 自分の事ができたら



あるロックバンドの、作詞・作曲者であり、ボーカル担当、ギタリストでもある筆者の全作詞(詩)とのことです。未発表のものもあるということですが、それにしても膨大な量に圧倒されました。
これまで歌というものは、曲と詞があることによって成り立っている、と思ってきた者にとって、詞だけを独立…

本が好き! 1級
書評数:778 件
得票数:15468 票
後期高齢者の立場から読んだ本を取り上げます。主な興味は、保健・医療・介護の分野ですが、他の分野も少しは読みます。でも、寄る年波には勝てず、スローペースです。画像は、誕生月の花「紫陽花」で、「七変化」ともいいます。ようやく、700冊を達成しました。



あるロックバンドの、作詞・作曲者であり、ボーカル担当、ギタリストでもある筆者の全作詞(詩)とのことです。未発表のものもあるということですが、それにしても膨大な量に圧倒されました。
これまで歌というものは、曲と詞があることによって成り立っている、と思ってきた者にとって、詞だけを独立…



国土の7割ほどが山である日本のなかでも、「勾配克服の見本市」と筆者が呼んでいる、長野県を舞台にして、鉄道や集落をはじめ、その多様性を「地図」をキーワードにして紹介している本です。
かつての信越本線の横川―軽井沢間には、66.7パーミルという急勾配があり、アプト式という歯車上のレー…




「手帳術」なるものを考案し、伝道(?)している「手帳プランナー」と自称する筆者が、その奥義を具体例とともに書いた、手帳術入門書です。しかし、手帳術の奥は深いものだということが、よく分かりました。
これまで、銀行などからもらった手帳を、あまり考えもしないで、単なる「スケジュール表」として使ってきた…




筆者は弁護士にして、登山家だそうです。これまでに7000m級の登山経験があり、『登山の法律学』などの著書もありますが、この本では、ボランティア活動全般について、その法律責任を扱っています。
ボランティア活動には、責任が伴うことを認識しないで、活動に参加しているのが普通ですが、その活動には、…




筆者は「日本の自然景観は世界一」だといい、そのポイントは、①変動性、②多様性、③コンパクトさ、としています。そのような自然景観の具体例を取り上げ、その成り立ちや、人間の暮らしとの関係をまとめた本です。
この本で取り上げている景観の具体例は、80に上っていますが、次の5章に分けて述べています。 …



漫画家、イラストレーター、エッセイスト、ミュージシャンなどとして活躍している筆者が、産経新聞連載中の「収集癖と発表癖」をまとめた、61項目におよぶ「マイ遺品博物館」の写真入りカタログです。
これは、筆者の数ある「マイ遺品」の氷山の一角であるといいますが、自身は「(他人にとっては)なぁーんの…




この本の中で、知っておくべき法律として、①文化財保護法、②種の保存法、③外来生物法、④自然保護法、⑤森林法、⑥漁業法、⑦地方条例をあげ、これらが規制している、場所、種類、方法などについて述べています。
まず、すべての生き物を捕ってはいけない場所として、①『文化財保護法』による天然保護区域 ②『自然公園…




食べ物の色に焦点を当て、資本主義の発展とともに色の持つ意味や価値がどのように変化してきたのかを、感覚史研究の視点から分析している本です。食品の色や味を標準化することが鍵になっていることがわかります。
この本は、はじめにカラーの口絵が4ページ掲載されていますが、その1は、「熱帯の果物」というタイトルの…




見知らぬ外国に出かけるときの、ハンドブックとして、何度かお世話になっていた本が、地元についてまとめたので、さっそく読んでみました。
『地球の歩き方』国内版として、東京に続いて、東京多摩地域が発売されました。東京版の表紙は、浅草雷門の…



コロナ禍時代に、ウィルス感染症対策が、生活規範の大きな部分を占めるとともに、国民皆コロナともいうべき、社会現象となりました。そこで、ウィルスとは何ものなのか、ということの基本を見直している本です。
この本の著者は、現在東京大学医科学研究所感染症国際研究センター長であり、ウィルス学を専門としている博…




北陸新幹線の上田駅から別所温泉駅までの11.6㎞を走るのが、上田電鉄別所線です。2019年の台風19号による千曲川水害で大きな被害を受けながら、復旧を果たした、地方鉄道の100年の苦難の歴史物語です。
1921年に、青木線と別所線が開通し、その後、西丸子線、真田傍陽線が開業、1943年には上田丸子電鉄…




助産師と産婦人科医の対談集です。「性教育のイメージが変わった。」と帯の推薦文にありますが、旧時代人には、驚くような内容でした。
まず、最初にクイズが5問出ていて「何問正解しましたか?」と問うています。それは次のようなものです。 …




16年に及ぶドイツ首相の任期を全うして、2021年に退任した、アンゲラ・メルケルの、フランス人女性のジャーナリストによる評伝です。前半の東ドイツ時代と、後半の政治家への変身ぶりとの対比が面白い。
まず、メルケルの略年譜を記します。 1954年7月 当時の西ドイツ、ハンブルクで生まれる。父はプ…



昆虫は見たり、採ったりするのから、食べ物になっているとは驚きですが、将来の食料資源や「健康食品」として注目されているそうです。「虫を食べる人」がトレンドになるとは、元昆虫少年としては、複雑な感じです。
長野県は昆虫食王国として知られています。大正時期の調査では17種類もの昆虫が食べられていたのだそうで…



419種の虫を食べつくしたという「蟲ソムリエ」が、おいしい昆虫ベスト10を紹介しています。
筆者のいう「おいしい昆虫ベスト10」とは次の虫たちです。 1位 トビイロスズメの幼虫、前蛹:茹…




「サクラ」という字に懸けて、日本人は、「花見」と解くが、欧米人は、「サクランボ」と解きます。こちらは専ら、花を愛で、あちらは、その実を味わいます。その桜について、アメリカ人の二人の教授が書いた本です。
「サクランボ」の生産量について、ベストテンが出ています。それによると、次の通りです。(2016年、単…




2020年秋に行われた「信州安曇野・上田 文学美術紀行」と銘打った旅で訪れた、安曇野ちひろ美術館、らいてうの家、戦没画学生慰霊美術館「無言館」について、関係者のトークや対談をもとにして構成された本です。
この本の著者は、東京大学名誉教授・小森 陽一、ちひろ美術館常任顧問・松本 猛、無音館館主・窪島誠一郎…



本の題名になっているのは、筆者作の「自由律俳句」です。十七音、切れや韻律、季題や季語などにとらわれない短詩形がどこまで受け入れられるか、はじめて出会った、自由律に挑戦しました。
この本は、3編のエッセイと3部に分けて詠まれた151句が収められています。 エッセイは、筆者の人生…



インターネットやSNS,テレビ、新聞など情報の玉石混淆の時代にあって、正しい知識を得るために、必要な情報の活用術を示している本です。ウソの見分け方、鵜吞みにしない分析法などを冷静に教えてくれます。
「医療リテラシー」とは「ヘルスリテラシー」の一分野であり、それは、「医療や健康に関する情報を集め、健…



郵便番号からマイナンバーまで、私たちを取り囲む数々の番号の起源から裏事情までを徹底調査した、マニアックな本です。
もともと化学の研究者であった筆者が、化学の基礎である「周期表」は、まさしく元素が1番から順に並んだも…