地理8月号 特集:北海道 暮らしと産業のいま




今月の特集は「北海道 暮らしと産業のいま」です。地方中枢都市・札幌、激変するニセコ地域、十勝地域の「大規模農業」、北海道の水産業、屯田兵村の集落地理、津波防災と自治体・住民の対応が取り上げられています。
明治150年、即ち北海道150年にあたります。それを機にこの特集が組まれたと思いますが、『歴史』では…

本が好き! 1級
書評数:778 件
得票数:15468 票
後期高齢者の立場から読んだ本を取り上げます。主な興味は、保健・医療・介護の分野ですが、他の分野も少しは読みます。でも、寄る年波には勝てず、スローペースです。画像は、誕生月の花「紫陽花」で、「七変化」ともいいます。ようやく、700冊を達成しました。




今月の特集は「北海道 暮らしと産業のいま」です。地方中枢都市・札幌、激変するニセコ地域、十勝地域の「大規模農業」、北海道の水産業、屯田兵村の集落地理、津波防災と自治体・住民の対応が取り上げられています。
明治150年、即ち北海道150年にあたります。それを機にこの特集が組まれたと思いますが、『歴史』では…



この本で取り上げるのは、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、に「北アルプス山小屋物語」、「美しき日本の山々」として、谷川岳と富士山です。確かに日本を代表する山々ですが、これで「日本山岳史」とは・・・
はじめに、で江戸時代以前の、霊山への「登拝」から、谷文晁の『日本名山図会』を紹介しています。明治にな…



日本には、鉄道の駅が一万ほどあるそうです。これらの駅名の由来や、命名の苦労話など、地図、地名、鉄道分野で執筆活動を続けている筆者ならではの、薀蓄が書かれています。
最初にクイズ。長い長い駅名は? これは、余程の鉄道マニアでないと答えられませんが「ルイス・C・ティフ…



首都圏にある駅について、ライバルと筆者が考える駅を選んで、対決させています。中には肯けるものもありますが、意外な組み合わせもあり、そのミスマッチングぶりもまた面白く読ませます。
ライバル駅として取り上げているのは、次の11組です。 秋葉原×永田町:政治の街?(選挙最終日…



「江戸」から「東京」に変わってから150年。現在の東京にある地名を辿ると、江戸時代に起源のあるものがいかに多いかがわかります。また、地名などを通じて、江戸から東京への変遷を知ることもできます。
「事典」となっていますが、各項目に6ページほどがあてられ、分かりやすく述べられています。内容は5章か…



世界の植物園のうち、筆者の選んだ40か所について、写真とともに簡単にそれぞれの植物園の歴史とその特徴が書かれています。そこで、日本のうつくしい植物園として挙げているのは・・・
見て楽しい本です。ただそのすべてに筆者が行ってはいないようですが、文中からそれを察することは出来ませ…




北は青森・津軽から南は宮崎・日向まで、その地を歩きながら、人、山、食、道を取り上げて綴った、歴史家の筆が、この国の多様な魅力を描いています。
最初に出てくるのは、芭蕉の旅と大津市、連歌師宗長と伊勢湾岸を襲った災害、菅江真澄と津軽の開発、若山牧…




「進化論」といえば、学校やちまたでは、ダーウィンやラマルクなどのように昔の人が考えた世界観の一つのように言われていますが、実は「進化生物学」として、生物学の重要な分野であるというのが、著者の立場です。
進化の中でも、適応と自然淘汰の話を中心にして、この本は分かりやすく書かれています。そしてこのことが、…




ネパール中部でマグニチュード7.8の地震が発生したのが、2015年4月25日であったことを、殆ど忘れかけている、地震大国日本のわれわれですが、この「地理」の特集を読むと、いかに酷かったかが分かります。
今度の、ネパール・ゴルカ地方の大震災の犠牲者は、死者8891名、行方不明198名と記載されており、人…




江戸日本橋から下諏訪宿までの、四十四次の甲州道中を、現在の地図に写して見せた「歴史」と「地理」が融合した本です。
江戸日本橋を起点とする街道の一つが「甲州街道」であり、武蔵國、相模國、甲斐國、信濃国をへて、その終点…




ご存知、福岡伸一の選んだ「動的書房」約400点からさらに厳選した100冊を紹介した本です。ちなみに書評子は、この中の20冊しか(も!)手に取っていません。
「標準原色図鑑 昆虫」白水隆ほか、「十五少年漂流記」波多野完治訳、「ドリトル先生航海記」井伏鱒二訳、…




『地理』2月号の特集は「都市は暑くなっている?」です。ヒートアイランド現象、都市気候、メタデータ、気圧変動、海外の高温化防止対策といった論文の他に、いくつかの話題性のあるエッセイが掲載されています。
特集のテーマ「都市の気温上昇」は、現在問題になりながら、決定的な解決策のないことだと思いますが、この…





日本人の食卓に欠かせない、醤油・味噌・酢の三大調味料について、食文化に根ざした歴史や魅力、製造過程や成分、さらにその保健的機能性や疾病予防効果などを、明らかにしています。
醤油、味噌、酢はいずれも発酵調味料ですが、これらは、その造り方や発酵微生物を見てみると、たがいに共通…





「老いてますます盛んな」佐藤愛子が、これまでに書いた過去の作品から、編集者が抜粋した文章をまとめて一冊にした本です。本人は結局「これでいいのだ、と思ったのでした。」と書いています。
人間、人生、男と女、子供、あの世、長寿の6章に分けて書かれて(というより、まとめられて)います。その…




この頃はやり言葉になっている「終活」に対して「仏教原理学者」を名乗る著者が書いた異議申立書。
〈死んだあとのことを考えず、今、楽しい人生を生き、家族と一緒に楽しい時間を送って下さい。 それが本…




41歳のルポライターが、突然襲われた「脳梗塞」、幸いに一命は取り留め、見た目は「普通」の人と同じくらいになりましたが、外からは見えない障害に悩みます。自身の心身の状態を「取材」した稀有なる闘病記です。
筆者の発病からの経過を、時系列的に並べてみます。 ①休日朝の8時過ぎ:しゃべれない、指も動かな…




宗教学者である著者が、ついに「父殺し」を通過儀礼として書き上げた「介護による悲劇」から逃れるためにどうすればよいかを説いた問題の書。
『葬式は、要らない』でお葬式がいかに面倒か、厄介なことであるかを書いた著者が、ついに『もう親を捨てる…



「夫がストレス」という妻が急増中! これは夫婦の問題というより、時代の急激な変化に、家庭生活が対応していないことに、その原因があるというのが、筆者の見立てです。夫ストレスの解消法にはどうすればよいのか?
心理カウンセラーである筆者は、徹底的に女性の目線で人間関係を見つめています。その結果、必ずしもぎすぎ…



「男と女はわかり合ってしまったらもう終わりなんですよ」といい「すべてを知ってしまったらすべてを失うことになるのが男と女なんです」といいます。それではどうすればいいのか? 男女の違いについての入門書です。
全部で71項目、プラス3つのコラムから構成されています。中でも、コラム1.はじめての「浮気学」、2.…




全国どこにもみられる「マンホール(の蓋)」から、その町の特徴を見つけようと試みた「天下の奇書!!」県庁所在地、富士山、歴史的建造物、祭りや伝統芸能、伝統工芸、そして特産物にスポーツなどが並んでいます。
巻頭のカラー写真82枚に、まず圧倒、驚嘆させられます。筆者の本業は、元東京都職員で、下水道局勤務、専…