自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学【Kindle】





『あなたがいたから僕がいた(郷ひろみ)』が仏教の教え"空”と繋がっていたなんて
無職になり、離婚して虚無感いっぱいで実家の布団に包まっていた著者を救ってくれたのが東洋哲学だった。西…

本が好き! 1級
書評数:1216 件
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山口での単身赴任を終え大阪に戻りました。これからは通勤時間を使っての読書が中心になります。





『あなたがいたから僕がいた(郷ひろみ)』が仏教の教え"空”と繋がっていたなんて
無職になり、離婚して虚無感いっぱいで実家の布団に包まっていた著者を救ってくれたのが東洋哲学だった。西…




リベラル・アーツによって生まれながらの初期設定から脱却して自由になろう
大学で学ぶべきものは二つある。一つは自らが選択した専門領域の学問であり、もう一つが人を自由にする学問…




会いたくて 淋しい・・・あなたに会いたくて淋しい・・・会えなくて淋しいのではなく・・・
「月が綺麗ですね」 I Love Youの日本語訳で最も有名なフレーズであろう。時間や季節…




小説とエッセイの強烈なギャップ。彼女の脳みその中を覗いてみたい。
2012年から2022年のあいだに、様々な雑誌や新聞に綴ったエッセイたち。相変わらずのはっちゃけぶり…




美人絵の裏に潜む人間の真実をあぶり出す
先日、TV番組で喜多川歌麿の世界を観る機会があった。そこで、歌麿の美人絵の目鼻を切り取り、福笑いのよ…




お腹が空いている時に読んだら非常に危険なエッセイ集
もともと食品加工機械メーカーの社内ホームページに寄稿されたエッセイとのこと。こんな素敵なエッセイを社…





平安日記文学の傑作が江國香織の現代語訳で蘇る。
NHK大河ドラマ『光る君へ』の最終回、まひろに向かって源氏物語を興奮気味に語っていた少女がいた(まひ…




愛くるしさだけじゃなく、妖しさ、冷たさ、怖さがそれぞれの物語を彩る猫アンソロジー
猫は特殊な能力を持っており、主人が寝ている時に自分に対しての「かわいい」という意識を消し去ることが出…





『生きるのも日常、死んでいくのも日常』
お茶の稽古の日々を綴った『日々是好日』は、2018年に黒木華主演で映画化された。映画化にあたり制作ス…




ダチョウのアホさ加減に爆笑し、偉大な能力にひれ伏す
世界一大きな鳥ダチョウが持つパワーに驚嘆させられ、またあまりのアホさに大笑いさせられた一冊。 …




著者がひとつの願いごととして描いた家族の幸せ
『愚直なまでの誠実さが親から子に受け継がれ、報われる瞬間が、てらいなく真っ直ぐに描かれている。家族…




遅ればせながら2024年の振り返り
完全に時機を逸しましたが昨年の読書まとめを・・・ 昨年は読書数が激減しまして、月1冊も読めなかった…





平安時代の美しい世界観と制作者の矜持に浸ったお正月でした
2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』のセット、小道具、衣装をオールカラーで楽しめる豪華本。ドラマ視…




平安女流文学の作者たちに友達の匂いを嗅ぎ取る
『女友達は、実は夫や恋人といった性愛、恋愛の相手よりも、貴重な存在』 と大人になって気づいた著…




言語とは思考。子供たちはどうやって言語を、すなわち思考を手に入れていくのか?
「キラキラ」「ぽかぽか」「なよっ」「べちゃ」「ニャー」「パリーン」・・・ 言語音で対象を模倣的…





情報社会の中で未知の敵と対峙した彼らの苦悩と葛藤
変化が激しく予測が難しい世界をVUCAと呼んで久しい。ビジネスの最前線にいる人はVUCAの実態に触れ…





女ばかり身をもてなすさまもところせうあはれなるべきものはなし
2015年から5年かけて『源氏物語』の現代語訳に挑んだ角田光代さんと、『源氏物語』の研究者山本淳子先…





源氏物語を貫く縦糸とそれに翻弄される二人の女君
萩原規子版『源氏物語』読了。 見し人の 形代ならば身にそへて 恋しき瀬々のなでものにせむ …




『その気持ちというものは、それがいかに楽しく喜びに輝いていようと、いかに、苦しく悲しみに満ちていようと、実に疲れるものである。』
『結構子供の時というのは面白かった、いや人生の中で一番面白かったのかも知れないと思う様になった。』…




人間とは何か。紫式部が物語の最後に据えたテーマは•••
『源氏物語』のラストを飾る宇治十帖。光源氏存命のこれまでの物語とは一線を画している。背景、登場人物の…