読んでばっか (単行本 --)




日常からの小さな逸脱と、新鮮さの発見(もしくは再発見)
旅が好き。海外に行ったり遠隔地に行くような派手な旅ではない、近場へのぶらり旅が好きである。新型コロナ…

本が好き! 1級
書評数:1216 件
得票数:19477 票
山口での単身赴任を終え大阪に戻りました。これからは通勤時間を使っての読書が中心になります。




日常からの小さな逸脱と、新鮮さの発見(もしくは再発見)
旅が好き。海外に行ったり遠隔地に行くような派手な旅ではない、近場へのぶらり旅が好きである。新型コロナ…





コンピュータサイエンスのベースを持っていなくても、来るべきAI時代と向き合うための知識やヒントがビシビシ伝わってくる対談
近年のAI技術の進歩はすさまじい。現時点での生成AIの主な用途は質問への回答、各種文書の作成や変換、…




読後アウトプットを発信し続けている「本が好き!」レビュアーの皆様に敬意を込めて
『読書は、私たちの人生に多くの影響を与えるだけでなく、私たちの人格や価値観にも影響を与えます。読書…





『いざさらばなみだくらべん時鳥われもうき世にねをのみぞ鳴く(建礼門院)』ラストに詠われたこの歌が意味するもの
林真理子が描く平家物語。時系列に語られてきた平家物語のスタイルを大胆に崩し、登場人物一人ひとりにフォ…




毎日オレの夢に出てくるやん!オレのことめっちゃ好きやな!
令和言葉(奈良弁)で訳した万葉集の第3弾。ライトな感覚でサクサク読み進めながら万葉人の心を楽しむこと…





敗者の美学とピュアな青春、そして爽やかな涙
一月二日。往路5区間107.5km、復路5区間109.6kmを二日間かけてひた走る箱根駅伝の号砲が冬…





記録には残らないものへの挑戦。俺たちの箱根駅伝っていったい何なの?
10月箱根駅伝出場を欠けた予選会が行われる。当年の箱根駅伝本戦でシード権を獲得できなかった大学から総…




『家にあれば笥に盛るを草まくら旅にしあれば椎の葉に盛る』この歌を万葉集に採用したのは誰か?
万葉集には官撰説と私撰説があるようだ。これまで私はそのようなことを気にもかけずに万葉集を楽しんでいた…




六条院の風雅を味わいながら夕顔の遺児の数奇な運命を辿る
『つる花の結び(下)』は玉鬘十帖「蛍」~「真木柱」と「夕霧」「紅梅」「竹河」が収録されている。 頭…




言語や文化は人々のアイデンティティ。それを無視した線引きが引き起こす悲劇。
地球という惑星を宇宙から眺める。と、そこには一本の線も描かれていない。いつしか生き物たちはそこに自分…





光源氏最愛の人紫の上の敗北
『源氏物語』の現代語訳への挑戦は、作家としての情熱を燃やす仕事であると同時に、とてつもないフラストレ…





光源氏と中の品の女性たちとの恋模様
54帖からなる源氏物語は以下の4つの系統に分類できる。すなわち、「桐壺」から「藤裏葉」までのa系で光…




「イタリア人の法則」を知ることで「日本人の法則」に気づく
仕事の関係でイタリアという国と長く付きあってきた著者。日本人とは全く異なる行動パターンや考え方に、無…




アラ還必読!今ようやく脳が完成されたことを知れば、これからの人生がワクワクするはず。
『ヒトの脳を電気回路装置と見立て、人間関係を脳という装置のネットワークシステムと捉える』 …




勝者は歴史を作り、敗者は文学を作る
一条天皇にとって定子は姉であり、母であり、そして最愛の妻であった。 関白藤原道隆の長女定子は1…




この世界は一刻たりとも止まってはいない。同じ風景を見ているようでも、時間が流れている限り、それは一瞬しかない。その移りゆく世界を、自分はカンヴァスの中にとどめたい
印象派。それは、従来の芸術という概念から脱却し、全く新たな視点を吹きこもうとした芸術家たちの革命。保…




学生が嫌々学ばされる受験科目の一つ「古典」が持つ力
グローバリゼーションがますます活性化していく社会。思想・文化を異にする人々と議論をしたり、ともに仕事…





原田マハさんが辿り着いた《パリ》と《星月夜》との結節点
著者は若い時ピカソやルソーを熱心に追いかけた一方、ゴッホは意識的に避けていた。興味が無かったわけでは…





『死者は死なない-記憶の中で生き、時には生者を動かす』死によって栄華を掴み、死と戦い続けた道長の物語
此の世をば 我が世とぞ思ふ 望月の欠けたる事も無しと思へば 権力の頂点に達した藤原道長が詠…




サードエイジ真っ只中の自分へのエール
同じ企業で働くサラリーマンには50代後半以降(シニア)に二つの大きな転機が訪れる。役職定年と定年再雇…