日中開戦1 - ダブル・ハイジャック



日中国交回復以来《最悪》といわれるところまで冷え込んでいる中でついにある事件が長崎で起こる。元自衛官を中心とするグループによる中国総領事館占拠と中国高官の子供達の乗る飛行機のハイジャックだ!。
サイレント・コア=日本初の対テロ特殊部隊として設立された自衛隊の精鋭秘密部隊である。創設者の音無誠次…

本が好き! 1級
書評数:203 件
得票数:3446 票
2009年10月から母の介護に関わってきましたが、四月末に母は旅立ちました。暫くはレビューを挙げるのを控えたいと思います。喪に服するというよりも六年以上に渡って内向きに生きてきたので、読書数を減らして運動したりアルバイトでもいいから仕事してそれらに没頭したくなりました。いずれまた参加させていただきます。
2016.5.4(2014.8.10初投稿)
⭐️5・・・買って手元に置いときたい。刺激受けました。
⭐️4・・・読んで良かった。読書の喜びを感じる。
⭐️3・・・ウン、なるほど。参考になりました。
⭐️2・・・感心しません。最後まで読み続けるのを悩む。
⭐️1・・・読めません。基本的にレビューしません。



日中国交回復以来《最悪》といわれるところまで冷え込んでいる中でついにある事件が長崎で起こる。元自衛官を中心とするグループによる中国総領事館占拠と中国高官の子供達の乗る飛行機のハイジャックだ!。
サイレント・コア=日本初の対テロ特殊部隊として設立された自衛隊の精鋭秘密部隊である。創設者の音無誠次…




芥川の切支丹物語〜聖人伝説行状記。芥川の考えるキリスト観が描かれている。
これは岡潔「春宵十話」の中の〝宗教について〟の章に出てくる作品です。 「〜宗教と理性とは世界が異な…




東山春人 34才 高校教師 僕は女子高生に殺されたい! 8月8日 16時頃、この木の下で佐々木真帆に殺される。8月8日まであと123日、いよいよ僕の殺害計画を始動させよう。
古屋兎丸の漫画です。古屋の「少年十字軍」を読んで彼の複雑な世界観には共感を持っています。何とも業の深…




日本を国際的視野で見直す必読の好著。(裏カバーより)
ドナルド・キーンの本の二冊目。内容は八編の随筆集です。「日本との出会い」「ニューヨークの一人の日本人…



事件は〝黒髪〟のことを語るためのきっかけにすぎません。
〝黒髪〟と〝十三月〟の短編二本立てです。 「黒髪」 物語は1994年に実際にあった福岡バラバラ殺…



「秋深き隣は何をする人ぞ」の句をとらえて芥川は「茫々たる三百年、この荘重の調べをとらえ得たものは独り芭蕉あるのみ」と評している。この考えを敷衍した作品という〜岡潔「春宵十話」(宗教について)
この謳い文句に惹かれて読んでみましたけども、言わんとするところは分かりませんでした。岡潔は文学にも大…





世界的数学者岡潔が、日本の文化を培ってきた自然に根ざした〝情緒〟が失われていくことに鋭い警鐘を鳴らす。 辻原登の「闇の奥」に岡潔の気になる文章があるので読んでみた。
辻原登の「東京大学で世界文学を学ぶ」が面白かったので、レビューを参考に「闇の奥」を読んでいる。「闇の…




貞観七(865)年正月、高丘親王は唐の広州から海路天竺に向かった。幼児から父平城天皇の寵妃藤原薬子に天竺の夢を吹き込まれた親王は、エクゾティズムの徒と化していた。(裏カバーより)
目崎徳衛「百人一首の作者たち」の鑑賞文の中に高丘親王の記述を見つけ積読本にあったので興味惹かれて読ん…





百人一首の座右の書足りうると思います。
小倉百人一首を選定した藤原定家は若い時に源平合戦に直面し、老いては承久の乱を迎えています。自らの眼前…




「世界の名作を細部まで読み解き、物語の歴史を考察する事で、小説の誕生からその構造や手法、作品同士の繋がりまでを丁寧に解説する」(裏カバーより)
辻原登は40才頃に19世紀ヨーロッパ小説にどっぷり浸かろうとして、トルストイ全集、スタンダール、バル…




勅撰和歌集の選者に選ばれた藤原定家。ある日、歌神と名乗る者から脅迫状が届く。これは後鳥羽上皇への挑戦状なのか、六歌仙とは誰なのか、歌神の正体とは?
前作の藤原定家 謎合秘帖の第二弾ですが、好みで言えばこちらの方が楽しみました。 謎自体はそれほどの…




ドナルド・キーンの講演集をまとめたもので結構分かりやすいと思います
最近「百人一首」本を読んでるせいか日本の古典に目がいってるのですが、言葉の問題は現代訳を読めば何とか…




通釈に加えて大岡信のとらえている現代詩訳を加える意欲的試みをしている。また歌人のエピソードに触れることにも積極的です。
大岡信は「はじめに」でこう書きます。「〜私は中学生の昔から、国文解釈の勉強をする折などにいつも疑問に…




昭和初期、女中奉公にでた少女タキは赤い屋根のモダンな家と若く美しい奥様を心から慕う。
中島京子は以前「イトウの恋」で、この作家が面白いってことは理解してます。内容は女性の生き方なのですご…



2014年クイーン決定戦勝利で10連覇達成。競技かるたクイーンのメンタル術。
この本は百人一首を徹底して暗記をし、競技かるたを極めた人には独特の百人一首観や歌への解釈があるのか知…




伝統的な和歌の修辞法と謎合わせをモチーフに公家社会の権力の闇に迫る、平安鎌倉ミステリー。(裏カバーより)
百人一首本を読んで藤原定家に興味が湧きましたが、定家については何も知りません。読めるものをと探してま…





「中国革命の父」孫文を、映画事業で得た財でもって支援し続けた梅屋庄吉。その額およそ一兆円! ・・・・君は兵を挙げよ、我財を挙げて支援す。
梅屋庄吉という具体的な名前は知りませんでしたが、中国史に詳しい次兄との数年前の話しの中で「孫文に多大…


「〜藤原定家はなぜこの百首を選び、なぜこの順番に配列したのか。日本を代表する百人一首の研究家が定家の王朝への想い、巧妙な配列と撰歌意識を読み解く。百人一首の新解釈。」(裏カバーより)
先日の小名木善行「日本の心で読む百人一首」を読んでから俄然興味が出て、色んな方の百人一首本を借りたり…




「天皇家のルーツから二・二六事件まで、井沢史観で天皇の謎を解き明かす」(帯より)
日本の古代史は本当に曖昧です。読めば読むほど疑問が深まる世界ってほかにあるだろうか?そういう中で井沢…





1212年の春、エティエンヌは12人の仲間と共に「少年十字軍」を結成し、聖地エルサレムを目指す。テンプル騎士団、異端審問、当時のハンセン病、双子、同性愛への根強い差別を織り込み立体的な物語を紡ぐ。
皆川博子「少年十字軍」つながりでこの「インノサン(無垢な)少年十字軍」を読みました。全3巻のレビュー…