天才と狂人の間―島田清次郎の生涯
20歳で文壇デビューした島田清次郎の波瀾な人生録。
大正時代、金沢で神童と呼ばれた回漕店の裕福な子息で文学好きな少年の家が没落し母と二人で貧困生活の中、…
本が好き! 1級
書評数:118 件
得票数:1462 票
時間が有れば読書してます。特にミステリー、歴史小説、文学等フィクションとスポーツ系ノンフィクションを良く読みます。
20歳で文壇デビューした島田清次郎の波瀾な人生録。
大正時代、金沢で神童と呼ばれた回漕店の裕福な子息で文学好きな少年の家が没落し母と二人で貧困生活の中、…
知能障害の青年と実験ネズミが背負った辛い現実に感涙。
生まれながらの知能障害者であるチャーリーは大学の実験で脳手術を施した天才ネズミと比較実験をさせられネ…
侘びさびを人生の至極と考え実践する利休の人生と豪傑秀吉の想い。
小説はいきなり結末からスタートするのです。結末とは利休が大徳寺三門(金毛閣)の利休像事件により自宅の…
短い作品ですが内容は非常に濃いです。夢を持語り合ってきた二人の若者の熱い友情。
カリフォルニアで日雇い労働で農場を転々とする賢いレニーと知的障害者のジョージはいつの日にか共同で小さ…
国際製薬会社の陰謀に巻き込まれた英国弁務官夫婦の戦い。
ナイロビ駐在の英国高等弁務官の妻がボランティア活動中にアフリカで同行のアフリカ人医師と共に殺害される…
ありえない設定だけど、親子の繋がりや関係を改めて考えさせられる。
大げさだけど死にたいほどに悩む事や諦めてどうでもいいやって自暴自棄になる事って誰にでもあると思うんで…
最近サンフランシスコでアルカトラズを見てきました。題名と装丁が気に入り思わず買ってしまった。
物語は1939年にワシントンDCで変質的な殺人が相次いで2件発生するところから始まる。被害者は女性で…
シーリーズ9作目、NY市科学捜査顧問リンカーン・ライムが挑む真犯人は意外な人物。
ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシーリーズ最新作。今回の事件はニューヨーク市内の変電所や…
輝いて乾いていた夏の思い出。
夏の輝いて乾いた季節に友達と彼女で泳ぐ、酔っ払う、音楽を聴く、本を読む、手紙を書く。誰もが気にも留め…
マヤ文明の2012年12月21日人類滅亡説
終末論で有名なノストラダムスの大予言は1999年だったがマヤ文明のマヤ暦で周期の節目である21012…
とても変わった夫婦の小さな小さな生活とちっぽけな幸せに読者は引き込まれます。
東京で知り合って直に地方の海岸に近い田舎へ引っ越してきたムコとツマのささやかなちっぽけな夫婦の毎日の…
140年前に出版された名作ですが新鮮です!
書店で装画を見たときにワクワクして上下巻共に買ってしまいました。この本は新潮文庫の新訳名作コレクショ…
本当に安ければいいの?手軽で安いって無理してないですか?
本書は消費者が安い商品を求め続ける結果、生産者は行過ぎた粗悪低コスト品を製造し人体に悪影響を及ぼす食…
実在する都市や交通機関が登場する本格ミステリーです。
北九州と東京を中心に繰り広げられる本格ミステリーです。実在の都市・鉄道・客船等や時刻表・地図等も実際…
数学嫌いでも容易に読めますがミステリー感は有りません。。。
少年犯罪の激増の対策として学校教育は数学等理系は軽視され芸術等心身鍛錬の文系が重視される事となった日…
資産家で馬主の主人が亡くなり遺言執行人からの依頼は故夫人の蔵書の行方を探す事だった。
調教師で馬主でもある老人”ハロルド”が亡くなった。遺産整理に当り資産の一つである盗難した児童古書を探…
酒・文学・将棋を愛する著者が綴る古本と文学の私小説。
中央線沿線には文士が多く住んでおりまた古本屋も沢山存在した。著者は改造社の編集記者時代から文学界に身…
柔らかく優しい文章で心に沁みる短編8選です。
著者は元京大教授でフランス文学者です。パリには3度都合3年以上滞在し滞在時の小説(散文)の著書が多く…
海岸沿いの北方の小さな街での孤独な男が百円ライターがきっかけで出会う貧困と堕落した家族との物語
この小説は2部構成になっており1部は造船会社でリストラに会って間もない孤独で無職の達夫と貧乏暮らしで…
”大切なものは目に見えない”王子さまがキツネに諭される場面での名言です。お金・物質・地位が全てじゃないんです!
飛行士でもある作者サン・テグジュペリが挿画と共に描いた童話で砂漠で不時着した際に小さな王子さまと出会…