幻夜
阪神淡路大震災で雅也は震災事故に乗じて殺人を犯してしまう。目撃者である美冬と故郷を捨てお互いの愛を信じて東京へ向かう先に二人を待っている運命は、、、
したたかで自分の目的の為には手段を選ばない美冬に震災時殺人を目撃され行動を共にする事になった彼女を心…
本が好き! 1級
書評数:118 件
得票数:1462 票
時間が有れば読書してます。特にミステリー、歴史小説、文学等フィクションとスポーツ系ノンフィクションを良く読みます。
阪神淡路大震災で雅也は震災事故に乗じて殺人を犯してしまう。目撃者である美冬と故郷を捨てお互いの愛を信じて東京へ向かう先に二人を待っている運命は、、、
したたかで自分の目的の為には手段を選ばない美冬に震災時殺人を目撃され行動を共にする事になった彼女を心…
ペンシルベニアの田舎に広大な土地を所有するデスパード家当主が病死、毒殺疑惑に魔女疑惑、不気味な仕立てに隠された真実は、、、
ニューヨークの出版社の編集部員であるエドワードが週末を過ごす別荘へ向かう車中で出版予定の小説原稿に添…
意味不明、脈絡無し、だけど面白い!
町田康の多くの小説は、多彩な擬音・現在と過去の区別・実在なのか創造か・人間なのか動物か・死んでいるの…
生きるって事を無自覚にしてませんか?
遺伝子組み換え、クローン技術、IPS細胞等等現在の最先端技術により生命がパーツ化されて行く、生命操作…
アナキストで38年という短い人生中で自身が最も研ぎ澄まされた時期”獄中”の記録。
明治18年(1885年)生まれ堺利彦、幸徳秋水、荒幡寒村等の同志と活動した社会的無政府主義義者・アナ…
曾祖母、祖母、孫、100年の時代を廻る祖母の謎に迫る
作家は1976年生まれブリスベン在住のオーストラリア人ケイト・モートンでロンドンの大学を卒業。この作…
戦争物ですが真っ直ぐな実在青年をモデルにした清々しく感動的な小説。
真珠湾攻撃(1941年)で特殊攻撃隊として出陣し実在の人物、海軍少佐である横山正治をモデルで軍神(著…
絵画が主役のミステリーで絵画に隠された事実とは、、、とても新鮮な感覚です。
絵画について詳しくはないのですが各地各国の美術館や教会へ機会があれば見学する程度なのでアンリ・ルソー…
川崎造船創始者、神戸新聞社主を曾祖父に持つ著者の短い生涯の鮮烈な魂を感じる。
昭和6年(1931年)生まれ本名川崎澄子、曾祖父が川崎造を始めとする川崎財閥の創設者、父親は川崎造船…
芥川龍之介、菊池寛等との日頃の交流と小説家として不出世である作者の焦る気持ちが伝わります。
芥川龍之介の2年先輩でありながら作家としては随分後輩な作者が小説とは何かを友人である芥川、菊池等との…
情報化社会で近い将来本当にありあそうなストーリーにぐいぐい引き寄せられます。
全国民のDNAをデータ化一元管理し犯罪等事件の解決には犯人の毛髪や皮膚等からDNAを採取し蓄積された…
太宰治、井伏鱒二、上林暁、富士正晴等との思い出話もあり優れた随筆で淡々と綴られる日常に爽やかな感銘を受けます。
著者は何十年も日記を怠らず書き続けているとの事だが、この随筆集は正に日常の出来事を滑らかに語りながら…
J・ディヴァー得意の様々な展開にどんどん項が進みます。結末迄に何度も読者の予測を裏切るミステリー。
広大な森の中でプロの殺し屋に狙われる女性警官と被害者の友人女性、犯人から逃げながら心の中でわだかまる…
井伏の小説は以外に読み易く親しみ易いです。珍品堂主人なんかもお勧めです。
能登生まれの女中の息子次平が旅館の下働きから番頭になり上野駅前の旅館番頭として送る日々を綴った小説だ…
現実離れした設定が昨今馴染みの著者風ではなく戸惑いますが最後はやはり様々な愛でグッときます。
古ぼけた雑貨屋で空き巣が相談役となりスポーツ選手、夜逃げする家族とその友人、ミュージシャンを目指す魚…
上品で綺麗な文章に心打たれます。
軽妙洒脱で上品なエッセイ集、特に秀逸は本の題名となっている”別れの手続き”では著者と同業の某作家が病…
著者の大胆な開き直り人生に爽快感一杯です。
居にこもり煙草と酒を呑む傍ら執筆と読書を独自のスタイルで貫き通し面倒な事や他人に追従しない著者の語り…
何故だか笑ってしまう意味不明で考えさせられる小説。
この小説は実際に”河内十人斬り”と言われる事件で更に実在名で書かれている。熊太郎の性格は著者に表現さ…