図書室の海

『夜のピクニック』や『六番目の小夜子』の番外編を含む短編集。ちょっとゾクっとしますよ。
『夜のピクニック』が好きな私は、その番外編的短編が載ってるのを今まで知らなかったのです。 恩田陸さ…

本が好き! 1級
書評数:109 件
得票数:1455 票
現在、人生2度目の大きな読書ブームです。
図書館に行っては、子供の絵本と自分の本を真剣に選ぶ日々。買いたいけど、場所も無いので・・・。
でも時々衝動買いしたりして。
絵本、児童書、小説、よく読みます。
みなさんの書評を読んでいると、自分では選べなそうな本に興味が持てるので楽しい!
せっせとチェックしては、どんどんと読んでいきたいと思います。

『夜のピクニック』や『六番目の小夜子』の番外編を含む短編集。ちょっとゾクっとしますよ。
『夜のピクニック』が好きな私は、その番外編的短編が載ってるのを今まで知らなかったのです。 恩田陸さ…




は、から始まるストーリー。歯医者で過ごす夏休みは、ちょっと切なくてちょっと恋愛模様です。
歯医者って、苦手です。 でも、大人になったから、苦手なんて顔をせずに、堂々と行かなきゃと思います。…




終わりがあるから「生」が際立つ。生きてるから「死」が際立つのかと思っていたけど、実は逆なのかもしれない。
余命8年と告げられたら。 それも、自分の余命ではなく、世界の。 その時私はどうするんでしょう…





新幹線のしんかんくん。もはや新幹線を超えた、謎めいた存在になりつつあります。
作者ののぶみさん、私は「ぼくとなべお」からのファンです。 それにしても腕を上げたなー!と、本当…

レシピ。料理の作り方。処方箋。相手に伝えるために書くそれは、ある種のラブレターでもあるんだなぁ。
突然妻を亡くし、生きる気力の無い男。 継母を好いていたのに、素直になれなかった娘。 心身ともにボ…





悔しいけれど、脱帽です。あっけに取られて、開いた口がふさがらない。そして誰かに薦めたくなる!
肝心要の、最後から2行目。 私は「んっ?!」と叫んでしまった。 人によって「え!」だったり「おぉっ?…




沖縄のゆるーい感じと、沖縄が持つ薄暗い部分。甘さも苦さもバランス良しです。
この作家さんの本、初めて読みました。 そもそも、この本を手に取ったのもたまたま目に付いたから。 …




疾走感のある展開に、一気に読んでしまいました。ヴィヴァーチェ、すごいです。
あさのあつこさんといえば、「バッテリー」。 けれど私はまだ読んだ事がありません。 他の作品はいく…



人には歴史がある。長く生きるほど、誰にも言わない歴史がある。家族ですら知らない歴史。
「友達の家に居たゆい子に、母さんから電話がかかってきた。 何だか嫌な予感がする。 急いで帰っ…




男の子を育てている親御さんにおススメです。男の子って、どんなに小さくても母親からしたら異性なのだな、と目から鱗の思いです。
『おかあさんのための「男の子」の育て方』とあるように、 異性である「お母さん」が、男の子という生き物…





「竜神山には龍がいる。それも雄と雌の夫婦の龍が。」鬱蒼とした森で龍の息吹を感じられる物語です。
6年生の智(とも)は、母と二人で引っ越してきた。 1年前に行方不明になった父親の故郷へ。 そこで…



失恋。切ないなあ。でも悲しいだけではなくて、ちょっと上を向いて歩いていく感じがする7つの失恋のお話。
かわいらしいタイトルと裏腹に、7つの物語は全て失恋の物語です。 恋をして、最初は何てこと無い恋…





安くて簡単、すぐおいしい!塩鶏、ばんざい、です!
声を大にして言いたいです。 この本はおススメです!! レシピ本は様々ありますし、毎日新しいも…




人間も、岩石も、宇宙も、同じ元素から出来ていると思うと、何だか果てしない気持ちになれます。
「元素とは、それ以上かんたんなものにできないもの。」 「すべてのものは元素からできている。」 …



ワシントンに行くまでが大変なのか、行ってからが大変なのか。何だか苦労してる感じが表紙からにじみ出ている気がします。
私が読みかけのこの本を置きっぱなしにしていたら、通りかかった家族が 「どうにかこうにかワシントン?…





断面は楽しくていろんなことを教えてくれる。断面図をかくのも楽しいよ。そんな気持ちで丁寧に描かれている絵本です。
斬新なタイトルに「何の本?」と思ったら、断面と断面図のお話です。 野菜を切ってみると、中の様子…



何となく口寂しくて、どことなく心寂しいときには、「4時のオヤツ」がぴったりなのかもしれません。
杉浦日向子さんというと、ずっと昔にNHKでやっていた「お江戸でござる」。 私は当時学生で、江戸に何…





魚の骨は捨てる前に観察しよう!と、思っちゃうんです。
魚の骨というと、鯵やら秋刀魚やらを食べた後におなじみです。 でも大体、すぐにぽいっと捨てちゃいます…





「ラチとらいおん」のマレーク・ベロニカさんの絵本。これもまた、すごくかわいい1冊です。アンニパンニ(女の子)と、くまのブルンミ、迷子の子猫の夜のお話。挿し絵だけでも癒されちゃいます♪





電車が走る音といったら。きっと「ガタンゴトン」。でもこの本では「たた つつっつつ」。画面いっぱいに流れてく景色は、誰もが好きだった一番前の車両からのそれではなくて、電車そのものの視点なんです!