愛の領分
大人極まった人のための恋愛小説
2001年第125回直木賞受賞作。 洋服の仕立屋を営む淳蔵の元に、若い頃ともに放蕩を尽くした高…
本が好き! 1級
書評数:359 件
得票数:5329 票
ススキノの読書バーで、本読みさんとお話ししていたら、またまた書きたくなっちゃった。僕はお子ちゃまなみに頭の中が単純なんだな...
大人極まった人のための恋愛小説
2001年第125回直木賞受賞作。 洋服の仕立屋を営む淳蔵の元に、若い頃ともに放蕩を尽くした高…
これぞ、SFのオールタイムベスト!
アーサー・C・クラークの『地球幼年期の終わり』は、宇宙からの未知の生命体に席捲された世界を描いている…
人の心の暗い部分のひとつの表現として
「地下室の手記」は二部構成になっており、I.地下室 は40年間引きこもり生活をつづける元役人の独白が…
誰が?何故?より登場人物たちの性格描写こそ見るべき
町役場のタイピスト ルースは、庁舎内で拾った一枚の紙片から何事かを感じ取り、その内容を警察へ持ち込む…
翻訳がすばらしいデュ・モーリアの初期短編集!
『人形』は、ダフネ・デュ・モーリアの14編からなる短編集だ。 解説によるとデビュー以前、デュ・モー…
酒飲み仲良しグループ健在なり!最高難度の本格ものシリーズ最新作品集です。
四国の架空の地方都市を舞台に、匠千暁(タック)と仲間たち、高瀬千帆(タカチ)、辺見祐輔(ボアン)、羽…
王道の戦争青春小説なれど
戦争の悲惨さを表現するとき、ドラマや小説、マンガでは、神風特別攻撃隊をテーマにするものが多い。横山秀…
涙腺に問題を抱えている人は外で読んぢゃいけない本でした。
生と死をテーマにした作品はずるい。 はなから感動するということが分かっているにも関わらず、僕は…
「目からうろこ」???
大学生の息子がレポートを書くために購入した本を読んでみた。 本書は、ことばに関する社会心理学的…
ステキな一文でほんわか
ANAの機内誌『翼の王国』に連載されていた12作品と、旅にまつわる6つのエッセイが収められた作品集。…
ジェラシーすら感じちゃう
大学生活を始めた北村を中心に、北村を取り巻く鳥井、東堂、西嶋、南ら新入生の交流が描かれた作品。5人に…
ミステリって枠だけにおさめちゃもったいない!男の矜持の物語であり、夫婦の物語であり、親子の物語であり、友情の物語でもある。(長くてごめんなさい)
「人殺しも悪徳政治家も存在しない世界で、人殺しや悪徳政治家を捩じ伏せる以上のエネルギーを消費し、神経…
正義の重さが心に残る一冊
横山秀夫さん『震度0』は(悪い意味ではなく)イラつく警察小説である。 著者の警察小説は、生き馬…
恋愛小説の大家が描く運命の物語。愛だ恋だののすったもんだが苦手でも楽しめる!
渡辺淳一さんは道内出身の作家であるが、まったく読む気が起きなかった。女性好きは結構なことだが、事ある…
マリファナ片手に自宅介護ってポップ?(第131回芥川賞受賞作)
モブ・ノリオさん第131回 芥川賞受賞作『介護入門』は、マリファナ片手に、祖母の自宅介護に熱意を傾け…
女性の中でくすぶる嫌悪感に凄味あり
過去に別れた男 黒崎への思いを引きずりながら、ひとまわり以上年上の陣治と暮らしている十和子。十和子は…
折り合いをつける中年ライフがここに
中年になるということは、いろんなことに折り合いとつけることなのだと思う。もちろん、精力的にガンガンバ…
さながらベスト・キッド中年版。ベタすぎて感涙す。
歳をとる毎に逆境に弱くなる。やんわりと逆境を回避するすべが身についてくるから、いきなり直面するとお手…
頑張っている女性はステキである。
新入社員の頃、隣の席の三十代 先輩女性社員はおそれおおかった。 僕のトレーナーゆえ、挨拶の仕方…
ひとつの愛のかたちとして
景勝地として人気の高い桂川渓谷で発見された幼児の死体。殺人事件の容疑者として逮捕されたのは、渓谷近隣…