二〇〇二年のスロウ・ボート
これが文学的リミックス!とってもポップなのです。
【リミックス】:remix 「複数の既存曲を編集して新たな楽曲を生み出す手法の一つ。」(出典…
本が好き! 1級
書評数:359 件
得票数:5329 票
ススキノの読書バーで、本読みさんとお話ししていたら、またまた書きたくなっちゃった。僕はお子ちゃまなみに頭の中が単純なんだな...
これが文学的リミックス!とってもポップなのです。
【リミックス】:remix 「複数の既存曲を編集して新たな楽曲を生み出す手法の一つ。」(出典…
旅が苦手な本読みの旅
僕は、ほとんど旅というものをしたことがない。 乗り物が苦手というのが表向きの理由なのだが、知らない…
筒井康隆さんの比較的読みやすいショートショート
月1冊くらいのペースで読んでいる筒井康隆作品。学生の頃はよく読んでいたから、それ以降に発表されたもの…
死んだ弟の声が聞こえる泥棒の物語。
D県警シリーズ、F県警シリーズなど、組織としての警察を活写し、異色の警察小説をものした横山秀夫さん。…
ほろ苦青春小説は、設定の妙が十分に生かしきれておらず。残念!
Under my thumb, The girl who once had me down Un…
ゴシック・ホラー的「スタンド・バイ・ミー」で、闘う少年たちに感動す!
僕が、積読本の山を築きながら、ボリュームに圧倒されて読み始めるのを躊躇してしまうのが、ダン・シモンズ…
眠りの芯の神様 って素敵ですぅ
奥さんの朝一番の大仕事は、子供らを起こすことである。 僕もたまに手伝うが、ひとりでも手を焼くの…
生と性への執着が失われた世界を描く、ジョン・ヴァーリイのハードSF
このところ柔らかめの本を読んでいたので、ちょいとハードなSFを手にすると、なかなか頭が切り替わらない…
弁証法は哲学ではなく、科学であることを知る の巻
僕の高校生時代には、倫理社会という授業があった。 世界の連綿と続く思想史に触れる時間だったのだ…
記念すべき第1回芥川賞に見る 諦念の境地
第一回の芥川賞は、川端康成と太宰治の選考にまつわる悶着が有名だが、その記念すべき受賞作が石川達三『蒼…
新刊書店でついに絶滅 エルモア・レナード。科学の力で復活を!
長らく新刊書店の絶滅危惧種に指定されていたエルモア・レナード。ついに絶滅してしまったようだ。無念 ・…
逢坂剛さんの魂の一冊は文学賞ひとりじめ
逢坂剛さんの『カディスの赤い星』は、第96回直木賞受賞作であり、第40回日本推理作家協会賞受賞作であ…
”吉田”温泉の効能は
僕の新婚旅行は2泊3日の登別温泉だった。 住んでいた札幌から片道1時間半ぐらいだから、随分、手…
世界観というナイフを知る
大っぴらにしていないのだが、僕のうちでは、ちょくちょく奇妙なことがおこる。誰もいないのにパタパタ走る…
革命家として一生を闘いのために捧げた女性の信念の書
あさま山荘事件や、テルアビブ国際空港でのテロが起きたのは、1972年 僕が小学生の頃だった。 何故…
きゅんきゅんした懐かしの名作マンガ
僕が週刊誌に始めて触れたのは、小学一年生の頃。父親が買ってきた「少年ジャンプ」だった。掲載マンガが人…
例えるならば、自分へのご褒美スィーツ。
お付き合いしている二人には、その二人にだけの流行りがうまれる。二人にしか通じない言葉で盛り上がられる…
三ツ鐘警察署シリーズの連作短編集。(長文です)
横山秀夫さんの『深追い』は、三ツ鐘警察署を舞台とした連作短編集である。 三ツ鐘警察署は、「五階…
私は、コレで、キン○ルを買いました!
探偵小説というと、昭和初期のノスタルジックで、倒錯、淫靡、醜怪な空気感をイメージする。江戸川乱歩や横…
文学賞狙いとしては優等生。
もう随分前に亡くなってしまったが、母方の祖母は凛とした人だった。 若い頃に旦那を亡くし、戦後の…