光圀伝




  

青春小説であり、成長小説であり、教養小説でもある。男として憧れる光圀の人生。僕にとって大切な作品となったのである。
冲方丁さん『光圀伝』は、徳川御三家の二代目水戸光國(のちに光圀)の生涯を描いた作品である。 テ…
					本が好き! 1級
					書評数:359 件
					得票数:5331 票
					
ススキノの読書バーで、本読みさんとお話ししていたら、またまた書きたくなっちゃった。僕はお子ちゃまなみに頭の中が単純なんだな...




  

青春小説であり、成長小説であり、教養小説でもある。男として憧れる光圀の人生。僕にとって大切な作品となったのである。
冲方丁さん『光圀伝』は、徳川御三家の二代目水戸光國(のちに光圀)の生涯を描いた作品である。 テ…



  

ヴァチカンからの暗殺者のターゲットはアンドロポフ書記長。相棒はなんと美しい修道女!歴史的事実を背景としたハラハラドキドキのエスピオナージ。恋愛小説としても楽しめたりするのです。
今回の過去のミステリーベストテンを読破する試みは、1987年週刊文春ミステリーベストテン海外部門第3…



  

意欲作か、それとも一発芸か。第6回メフィスト賞受賞作!
目覚めた男には記憶がなかった。 見知しらぬ部屋、叩き壊されたドア、そして男の片手には斧。 …



  
![不安な産声[新装版]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51THFYX3Z4L._SL160_.jpg)
生殖医療と倫理の問題を扱った倒叙小説。1989年ベストミステリー第1位に輝く千草検事シリーズ!
今回の過去の名作を読破する試みは、週刊文春ミステリーベストテン1989年 国内部門第1位 土屋隆夫さ…



  

人恋しくなってしまうような一抹の寂しさが漂う作品集。羽住都さんのイラストがいい!
角川スニーカー文庫からでている乙一さんの作品は、羽生都さんのイラストがなんといっても魅力的である。『…



  

So キュート!なのです(芥川賞残念でした)
最近、僕と娘が始めた遊びが、気に入っている。 僕が短いコトバを書いたら、それに娘がコトバをくわ…



  

(ちょっとだけ)愛すべきしょうもないヤツら
いつからか鏡が嫌いになった。顔にシミ増えたなぁとか、なんだこの首のシワとか、鼻毛に白髪がっ!とか、良…



  

舞城ワールドで遊びなされ~
舞城ワールドに浸りたいと思いながら、いまだに第19回メフィスト賞受賞作『煙か土か食い物』と『スクール…



  

愛と死の物語を克服する。(祝映画化)
昨年の10月、僕の奥さんの実家でシーズー犬のミロが死んだ。僕の次男と同じ14歳ぐらいだったろうか(ミ…



  

うっとおしさにやられた
仕事は、明るく、楽しく、元気よく とおっしゃる方がいる。 アンタがいなければね と、ツッコミを…



  

ネガティヴすぎる作家クックの真骨頂。この湿度の高さがたまりません。
僕は、その時々の精神状態により、ズボっとはまる作家がいる。 そうなると、しばらくその作家の作品…


  

メフィスト賞の問題作(?)を読む
出張のお供にと飛行場の本屋で手に取った蘇部健一さん『六枚のとんかつ』。最初の短編を立ち読みして、すぐ…



  

暗い、せつない、でもくせになる。
横山秀夫さんの全作品読破の試みは、今だ道半ば。 読み始めると一気に読了してしまうのだが、心の暗…



  

心を抉るようなリアル
昨年末くらいから、うちの奥さんがfacebookを始めた。 コメントも多く寄せられているようで…




  

コトバの奔流に幻惑されつつ、虚実織り交ぜた映画の世界を堪能せよ!
文章を書くことが好きならば、一度は作家になることを夢想すると思う。 文学賞をとって、映画になっ…




  

正月早々、せつなさワールドへ誘う乙一節を堪能する!
ファンにはあたりまえのど真ん中ではあるのだろうが、乙一さんの作品は、その作風から黒乙一と白乙一という…




  

広い年代に読まれてしかるべし。
ライトノベルへの食わず嫌いがかなり払拭されてきた今日この頃。ライトノベル=大人の読み物ではないという…



  

逆境を跳ね除けるバイタリティとタフさをみよ!
社会人になって初めての同期会のことだ。 地方出身者の僕ら数人が、渋谷の待ち合わせに30分遅刻し…



  

吉田修一さんのデビュー作を読んでみる。
吉田修一さんの『最後の息子』は、デビュー作にして第84回文學界新人賞を受賞し、第117回芥川賞候補に…



  

懐かしさをともなった せつない物語
1970年代のオカルトブームの最中、つのだじろう さん『恐怖新聞』と『うしろの百太郎』は、当時の全国…