きのう何食べた?(1) (モーニングKC)

ゲイ・カップルの日常お料理日記
LGBTというと、偏見で色眼鏡で見られるか、人権的に擁護しなければならないと思うか、何だか両極端にな…

本が好き! 免許皆伝
書評数:1826 件
得票数:49990 票
分子生物学・生化学周辺の実務翻訳をしています。
本の大海を漂流中。
日々是好日。どんな本との出会いも素敵だ。
あちらこちらとつまみ食いの読書ですが、点が線に、線が面になっていくといいなと思っています。
「実感」を求めて読書しているように思います。
赤柴♀(もも)は3代目。
この夏、有精卵からヒヨコ4羽を孵化させました。そろそろ大雛かな。♂x2、♀x2。ニワトリは割と人に懐くものらしいですが、今のところ、懐く気配はありませんw

ゲイ・カップルの日常お料理日記
LGBTというと、偏見で色眼鏡で見られるか、人権的に擁護しなければならないと思うか、何だか両極端にな…

画家の目から見た服装・髪型
美人画で名高い上村松園の小文。 美術番組などを見ていると、画家の書いた文が朗読されることがある…

果たして二者には関連ありや
寺田寅彦の随筆。 語学と数学に関連はあるのだろうかというお題だが、明確に答えを出しているわけではな…

きのこの目論見、成否如何。
夢野久作の作。 きのこ連中が森に集まり、かわるがわる演説を始める。 彼らの関心事は、自分たちに対…




端正で濃厚な大人の恋模様。胡弓の調べが響く夜。
著者、張愛玲(チャン・アイリン Zhang Ai-ling)は、1920年または21年、上海の名家に…

観客の脳裏で完成する一時の夢
野口米次郎(ヨネ・ノグチ:1875-1947)の小論。 野口は詩人、小説家、評論家である。慶應義塾…

清い心には天の恵みがあるだろうか。
グリム童話を楠山正雄の訳で。 貧しく両親のいない女の子。住む部屋も失い、着の身着のまま一人ぼっ…

移りゆく時代を生き抜いたおじいさんの話
「ごん狐」で知られる新美南吉の童話。1942年発表。南吉が結核のために29歳で世を去る前年の作品であ…

塩と死をめくる一考察
博覧強記の南方熊楠らしい小論。 原文は「鹽に關する迷信」と何やら物々しい。人類學雜誌 第貳拾八卷第…

村娘の純な心が踏みにじられるその一瞬
ツルゲーネフの小品。二葉亭四迷の訳。 序文には「今度徳富先生の御依頼で訳してみました」とある。 …





「こちらの世界の かりそめの自分が死んだら また心はあそこへ戻っていく 色とりどりの襤褸をまとった あの 美しい舟の上に」
津村泰水・原作、近藤よう子・漫画。 第二次世界大戦終盤の日本。 不思議な一座が旅をする。 …

申年の最初の日に生を受けた少女は、川を渡り、新しい地を目指した。いくつかの縁に手を取られ、語る言葉を得て、少女はその地で生きていく。
ベトナムからボートピープルとしてカナダに渡った女性の物語。著者の自伝的作品である。 記憶の断章のよう…

冷戦期、西と東のベルリンに、それぞれ動物園があった
原題はDer Zoo Der Anderen。 おそらく、2006年映画の「善き人のためのソナタ(…

ある人種をその人種であることを理由に排除していくということ
少々思い切ったタイトル(原題はHitler's American Model)である。著者は米国人で…



いなくなってほしくはないが、多すぎても困る。奈良のシカをテーマに、野生動物との共存を考える。
タイトルは大きいが、本書では主に、「奈良のシカ(本書中ではナラシカと呼ぶ)」について述べている。だが…



静物画のように描き出される「孤独」。ここにいる。いるはずなのに奈落へと落ちていく。
本書の契機となっているのは、2013年に起きた「大阪市母子餓死事件」である。28歳の女性と3歳の息子…



古き佳き農場で、牛や動物たちと暮らす
著者は有機農法がもてはやされるずっと前からオーガニック・ファームを営んできた農場主。 本書は短いエ…

捕まったアイヒマン。逃げおおせたメンゲレ。だがしかし、逃亡しきった彼は、「勝者」であったのか。
戦後、戦犯追及を恐れ、多くのナチ党員が南米に逃れた。残虐な人体実験を数多く行った医師ヨーゼフ・メンゲ…




あのころ生きていたあんな生き物、こんな生き物。現在現れたらどんな感じ?
地球の長い歴史の中で、多くの生き物が現れ、消えていった。その姿は化石で知るしかない。博物館では実物を…

「終の棲家」で「眠るように逝く」ことは可能なのか。それを困難にする障壁は何か。
著者は10年以上、地域の在宅医療に携わっている医師である。医師の現在の年齢は80歳。前職は外科医で、…