半島へ、ふたたび

24年を過ごした地を再訪する
拉致被害者・蓮池薫さんが、日本帰国後、ハングルの翻訳者となって、朝鮮半島をふたたび訪れる。その旅に関…

本が好き! 免許皆伝
書評数:1828 件
得票数:50037 票
分子生物学・生化学周辺の実務翻訳をしています。
本の大海を漂流中。
日々是好日。どんな本との出会いも素敵だ。
あちらこちらとつまみ食いの読書ですが、点が線に、線が面になっていくといいなと思っています。
「実感」を求めて読書しているように思います。
赤柴♀(もも)は3代目。
この夏、有精卵からヒヨコ4羽を孵化させました。そろそろ大雛かな。♂x2、♀x2。ニワトリは割と人に懐くものらしいですが、今のところ、懐く気配はありませんw

24年を過ごした地を再訪する
拉致被害者・蓮池薫さんが、日本帰国後、ハングルの翻訳者となって、朝鮮半島をふたたび訪れる。その旅に関…



薫り高い幻想譚なのだがちょっと物足りない・・・
昆虫学者・山上は日本にはいないはずの奇妙なアリを見つけ、山中に迷い込む。どうしてもそのアリが忘れられ…



スピルバーグやキングが絶賛したというホラーの名手の短編集。表題作はキャメロン・ディアス主演で映画化されている。
小細工を弄しない、正統派の感じがする作品集である。SFテイストのもの、オカルト風のものと作風もいろい…





寒さに、いや絶望に凍りつく
*有坂汀さんの書評を拝読して手に取りました。ご紹介ありがとうございます。 この作品は、シベリア…

枠を越え、バラ色なばかりではない明日へ
<承前> マーティン・ルーサー・キングやローザ・パークスの公民権運動の時代である。エピソードを…

1960年代、差別が色濃く残るアメリカ南部を舞台に、白人女性とその家で働く黒人メイド(「ヘルプ」)の心の交流を描く。
当時、南部では白人の中・上流家庭の主婦は家事一切を黒人ヘルプに任せていた。表向きは奴隷ではなくなった…




2009年アカデミー賞受賞作「スラムドッグ$ミリオネア」の原作本。
インドのスラム街で育った貧しいウェイターが難問続きのクイズに正解し、巨額の賞金を得る。不正を疑わ…



日本の歴史と病気との関わりを追った本。
著者は医史学専門の人。いろんな学問があるものです。 大まかに、縄文弥生時代から時代を追って、時…



所要期間9ヶ月、移動距離3060キロ、費用は1187.54ポンド(約16万円)
やぁ。今日はちょっとおもしろい本を紹介するよ。 「ゼロからトースターを作ってみた(”The Toa…





できるだけ元の形に忠実に再話された昔話全集。
日本の昔話301話を集めた全5巻の全集。 ももたろうや一寸法師、はなさかじいなど、特に昔話に興…





古代への憧れ。微かに漂う死の香り。
* 『説経節』 の「信徳丸」の関連で、そういえば折口のこの文庫は買ってあったはず、と引っ張り出してき…

「語り」の奔流がうねる
*miol morさんの 『アメリカン・ミュージック再発見』 、コメント欄で知りました。ご紹介ありが…




公務員お仕事物語第3弾。 税務署の中でも特に悪質な滞納を扱う特別国税徴収官(略称「トッカン」)の元で働く若手徴収官、「ぐー子」のお仕事物語。
『トッカン―特別国税徴収官―』 、 『トッカンvs勤労商工会』 に続く第3弾。 先日、ドラマ化も…




神経解剖学者として、また全米精神疾患同盟の最年少理事として活躍している最中、脳卒中に襲われた著者の闘病と回復の記録。
古来、脳の研究は、事故や治療などで脳の一部が損なわれた結果から、どの部分が何に関与しているかがわかっ…



どこにもない、でもどこかにありそうな、空想のジャングル
先日読んだ、 『タイガーズ・ワイフ』 に、『ジャングル・ブック』が登場する。主人公の祖父が大切にして…



「疫学の父」を知っていますか?
「疫学の父」と呼ばれるジョン・スノウの生涯とスノウがコレラの感染経路を突き止めるまでを描く。朝日新聞…




細菌と仲良く生きていこう
原題は“Allies and enemies”。邦題はいささか扇情的かな、と思う。 味方ともなり、…




戦時下のレニングラードで、信じられないほど馬鹿げた任務を命じられた若者は、果たしてそれを遂行できるか。
アメリカ人の孫が、戦時下のレニングラードにいた祖父の戦争体験を聞く体裁。 17歳のユダヤ人ハーフの…

教科書には載らない、戦後の一側面
なかなか強烈なタイトルだ。「人身売買」という言葉はきついが、これが「金銭と引き換えに、人が過当に過酷…



歴史の文脈の中で、自らと向き合う
1980年、15歳のマリは、アメリカの最果て、メイン州にいた。自分がなぜここにいるのか、「来なければ…