せきらんうんのいっしょう

「おまえ マジ すごいわ。」「マジか。」 ・・・ってマジか!?
ある夏の日、「だんきくん」がヒマをもてあましています。 やれば出来る子だと自分では思ってるけど、特…

本が好き! 免許皆伝
書評数:1826 件
得票数:49990 票
分子生物学・生化学周辺の実務翻訳をしています。
本の大海を漂流中。
日々是好日。どんな本との出会いも素敵だ。
あちらこちらとつまみ食いの読書ですが、点が線に、線が面になっていくといいなと思っています。
「実感」を求めて読書しているように思います。
赤柴♀(もも)は3代目。
この夏、有精卵からヒヨコ4羽を孵化させました。そろそろ大雛かな。♂x2、♀x2。ニワトリは割と人に懐くものらしいですが、今のところ、懐く気配はありませんw

「おまえ マジ すごいわ。」「マジか。」 ・・・ってマジか!?
ある夏の日、「だんきくん」がヒマをもてあましています。 やれば出来る子だと自分では思ってるけど、特…





伝説の美人女優はなぜ銀幕から姿を消したのか
原節子。 日本人離れした美貌、きりりとした佇まいから、「永遠の処女」と呼ばれた、昭和を代表する美人女…



異なる世界の狭間で生きる人々
東欧というのは不思議な場所で、西洋からは東洋を、そして東洋からは西洋を感じさせる場所だろう。異なる文…




20世紀半ばから後半のアメリカで、黒人女性として生きるということ
1982年初版といささか古い本である。 著者の藤本和子はリチャード・ブローディガンの翻訳者としても…

とある侯爵の家に送られてきた美しい腕輪。最も勇気のあるものに送られるというその腕輪を手にするのは、3人の娘のうち、誰でしょう?
著者、押川春浪(おしかわしゅんろう)(本名:方存(まさあり))(1876-1914)は、日本に「冒険…

江戸の香り漂う端正な捕物帳。怪談かと思いきや、シャーロック・ホームズばりの推理が冴える。
岡本綺堂(1872-1939)による時代小説連作の1作目。元祖・捕物帳である。 語り手の子供の頃の…

何とドラマ史上最長の888話という金字塔を打ち立てた人気時代劇の原作
昭和のテレビ時代劇といえば「水戸黄門」に「暴れん坊将軍」、「大岡越前」、「桃太郎侍」、「大江戸捜査網…

山中で紅葉を愛で、酒宴を張る美女の一行。さてその正体は。
素人が学ぶ能、今月はちょっと季節外れですが「紅葉狩」。 動きがあって、派手でわかりやすい、比較…




むかしむかし、からすがまだくろくなかったころのおはなし
アイヌの昔話を元にしたお話です。 むかし、からすは黒い鳥ではありませんでした。 とりどりの色…

魯山人、ヒキガエルを食べるの巻
北大路魯山人(1883-1959)といえば、陶芸家・書家にして、稀代の美食家である。 その魯山人が…




「幸福」印の自転車が駆け抜ける
台湾作家の長編小説。原題は『單車失竊記 The Stolen Bycycle』。古いイタリア映画のタ…

牧野富太郎博士、利尻山に採集旅行に行くの巻
牧野富太郎が明治36年8月に高山植物採集旅行に出かけたときの話である。 前々から一度利尻を訪れたい…

奇怪な絵を持って旅する老人。目眩く乱歩ワールド。
江戸川乱歩の短編。幻惑的で奇怪。だがどこか美しい。囚われたくないような囚われたいような異界への入口の…

立春の候、地味だが落ち着いた美しさ
和辻哲郎(1889-1960)は京都学派の哲学者・倫理学者である。 兵庫に生まれ、東京帝国大学に学…

「むろん、その頃の私はまだ、あるゆる人の悦びは、他人の悲しみによってのみ支えられているということを 知らなかったのだった。」(金子ふみ子)
底本は『日本の名随筆99 哀』(作品社、1991年)、親本は『何が私をこうさせたか』(筑摩書房、19…

「幸福な王子」の別の結末。
有島武郎による、オスカー・ワイルド『幸福な王子(The Happy Prince)』の翻案。 青空…



その人を「その人」たらしめているのは何か?
超高齢化社会の到来を控え、山積する問題は多いが、多くの人にとって「認知症」は漠然とした怖れの対象だろ…

怪盗紳士、タペストリーをまんまとせしめるの巻
モーリス・ルブランによるアルセーヌ・ルパンの活躍を描く短編。 ルパンは言わずと知れた怪盗紳士で、さ…

笛の名手、髪長彦が、3頭の犬の助けで、2人のお姫様を助けるお話
芥川の児童文学作品。雑誌『赤い鳥』(1919)に発表。 冒頭に「いく子さんに献ず」とあるが、これは…



その時、その場所の「空気」
著者は社会学者。ハーバード大学客員教授として2017年9月から10か月間、マサチューセッツ州ケンブリ…