「味の素」発明の動機

純正化学とその応用。栄養のあるものをおいしくする工夫。
池田菊苗(1864-1936)は、うま味調味料(「味の素」)の発見者である。 本稿は、どのようにし…

本が好き! 免許皆伝
書評数:1826 件
得票数:49990 票
分子生物学・生化学周辺の実務翻訳をしています。
本の大海を漂流中。
日々是好日。どんな本との出会いも素敵だ。
あちらこちらとつまみ食いの読書ですが、点が線に、線が面になっていくといいなと思っています。
「実感」を求めて読書しているように思います。
赤柴♀(もも)は3代目。
この夏、有精卵からヒヨコ4羽を孵化させました。そろそろ大雛かな。♂x2、♀x2。ニワトリは割と人に懐くものらしいですが、今のところ、懐く気配はありませんw

純正化学とその応用。栄養のあるものをおいしくする工夫。
池田菊苗(1864-1936)は、うま味調味料(「味の素」)の発見者である。 本稿は、どのようにし…

森の中に仇敵と2人きり。三番目に現れるのは誰だ?
サキの短編。原題は”The Interlopers(侵入者たち)”。 訳者は妹尾韶夫(せのお・あき…

罠ガールズ、丹波篠山にて、サルと闘う
JK罠師が野生動物と対峙するコミックの3巻。 この巻では家を飛び出して、日本三景の天橋立へ。股のぞ…

上野の山のほど近くに、でっかい大仏を作ってしまおう。
高村光雲といえば、「老猿」や上野の西郷隆盛像を作った日本近代彫刻界の巨人である。詩人・高村光太郎の父…

水神の侍女に恋した男の話
『聊斎志異』の中の1篇。訳者は田中貢太郎。 『聊斎志異』は清代の蒲松齢による怪奇譚集で、およそ50…




兵士が戦争で死ぬということ
第二次世界大戦。戦争によって命を落とした日本人は310万人に及んだという。うち、軍人・軍属者は230…

気の毒なアカーキー・アカーキエウイッチと外套の物語。
ゴーゴリの代表作である短編。 主人公は貧相な小役人、アカーキー・アカーキエウイッチである。職務は文…

目が見えないということ。音を聞くということ。
作曲家・箏曲家、宮城道雄のエッセイ。宮城は「春の海」の作曲・演奏などで知られるが、文筆家としても名高…

首なしの騎士が駆ける!
19世紀初頭の作家、ワシントン・アーヴィングの作品。ジョージ・ワシントンにちなんで名づけられており、…

森鷗外の帰国とエリス事件の顛末。
小金井喜美子は森鷗外の妹。ここで、「兄」というのはもちろん鷗外である。 本稿は、「鷗外の思ひ出」の…

夥しい被害者。これほど多くの子供たちが犠牲になったのはなぜだったのか。
承前 。 抑圧的体制下で、猟奇的殺人を繰り返す謎の犯人を追う捜査官レオの物語。 片田舎の民…

不射之射。真の名人かくあるべし?
中島敦の短編。 弓の名人を目指す男が厳しい修行を重ね、大家に学び、ついに真の名人に到達するまで、な…

氷はアイヌ語で「ルプ(ru-p)」。その意は氷るものではなく、「とけるもの」である。
アイヌ語の言語学者、知里真志保の小文。真志保は 『アイヌ神謡集』 で知られる知里幸恵の弟にあたる。 …

北陸の冬の海。淋しい厳しい北の海。
小説家、児童文学作家の小川未明(1882-1961)の代表作の1つ。 未明は新潟県高田(現在の上越…

「ある程の菊投げ入れよ棺の中」(夏目漱石)
長谷川時雨による大塚楠緒子の短い評伝。 底本は岩波文庫の『新編 近代美人伝』(1985年)(親本は…

武者が来る。亡者が来る。「芳一」と呼ばわる声がする。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の『怪談』収録の短編。 個人的には古今東西怖い話ベスト3の1つと思…

罠ガール、2人になる。
家の畑を守るため、わな猟免許を取った女子高生を描くコミックス、「罠ガール」( 1巻 )。 元々、免…

抑圧的体制下での猟奇的連続殺人事件? 部下の謀略で左遷された国家保安省捜査官は、その謎を解くことができるか。
2008年発表のスリラー。長年の積読に手を付けてみる。 ソ連に実在した大量殺人犯に着想を得た物語で…

プルートォという名の猫
おなじみ、エドガー・アラン・ポーの「黒猫」を青空文庫で読み返してみる。 この話、自分的には古今東西…

弁慶は主役にあらず。
素人が学ぶ能、今月は「船弁慶」。 義経、弁慶、静御前が登場する人気の演目です。以前、 『安宅』…