銀の画鋲~この世の果ての本屋と黒猫リュシアン~



「あの書肆侃侃房さんの本ならば」と出版社に惹かれて手にした本です。著者は熊本市内でライブミュージックの店を営むかたわら小説を書かれているのだそうです。
緑と豊かな大地が広がっていたはずのアトランティスがあったといわれるその近くの「月の光に照らされた島…

本が好き! 免許皆伝
書評数:2259 件
得票数:71356 票
本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。



「あの書肆侃侃房さんの本ならば」と出版社に惹かれて手にした本です。著者は熊本市内でライブミュージックの店を営むかたわら小説を書かれているのだそうです。
緑と豊かな大地が広がっていたはずのアトランティスがあったといわれるその近くの「月の光に照らされた島…



原発賛成反対の如何を問わず、「観光地化」問題への意見もさておき、原発問題を考える上で読んでみる価値がある。
旅が好きだ。 ただ見知らぬ街を歩き、その土地の食べ物を食べ、異国情緒を楽しむ旅もいいし 山や森や…



漫画家のヤマザキマリさんが自身の様々な体験を織り交ぜながら、古今東西の男の魅力、女の魅力を語る。著者の人柄が現れるなかなか気持ちの良い1冊だ。
ヤマザキマリさんと言えば、なんと言っても『テルマエ・ロマエ』。 他にもリスボンやキューバ、エジプト…




自然豊かなフランスの田舎を舞台に繰り広げられるこのシリーズは、様々な社会問題が丁寧に描きこまれると同時に、とびきり美味しそうな料理がこれでもか!と登場する美食の物語でもある。まさに味わい深い物語だ!
サンドニは、人口3000人、フランス南西部ドルドーニュ県の小さな村。 このシリーズの主人公、警察署長…



「ふるさと画家」「ふるさと作家」と呼ばれた滝平二郎さんは悩んでいた。
彼は、およそ“遠い星空を仰いで離郷の思いにかられるということ”がなく、 “ふるさと感覚”が苦手です…





『はだしのゲン』が生まれたわけ。『はだしのゲン』に託した想い。『はだしのゲン』が語りつくせなかった願い。
私が子どもの頃、母は娘たちが漫画を読むことを良しとしなかった。 その母が躊躇うことなく買ってきた漫…




リゾートホテルを改築した高級老人ホーム<海の上のカムデン>で起きる事件シリーズ第7弾。 主人公はおなじみの2人組、共に故提督夫人の小柄なアンジェラと巨体のキャレドニアだ。
<海の上のカムデン>に変化が起きた。 近所に新しい老人ホームができたのだ。 機能性を重視したとい…




著者のファン、芥川賞作家なら、夏葉社の本だから、正宗白鳥随筆集を編纂した人ならば、庄野潤三に書くことを促した友人だから、堀江敏幸の解説ならば、タイトルに惹かれたから。本を手にする理由はなんでもいい。
「夏葉社」 の最新刊は、芥川賞作家小島信夫の短編集。 この本には、単行本未収録の9篇の短編が収め…




久々に(?)ひとめ惚れをした。
ひとめ惚れをした。 といっても、相手は装丁でもタイトルでも主人公でもない。 BOOK NEWSの…




もしも海辺でさえずる小鳥の声が、ピティー ミー!オー、ピティー ミー!(わたしをかわいそうだと思ってよ!思ってよ!)とないているように聞こえたならば、あなたもきっとアンナに共感できることでしょう。
まわりに人がいなくてたった一人だと実感するとき 人の輪に溶け込むことが出来ずに疎外感を感じるとき …





死と真剣に向き合ったとき、人は詩人になるのだろうか?チェルノブイリ原発事故を経験した10代半の子どもたちの作文を集めたこの本は、涙なくしては読めないが、泣いてばかりいてはいけないと励ましてもくれる。
ずいぶん昔に、ヒロシマ・ナガサキの話を聞かされたことがある。原爆の刺すような光に殺された人、壁に…




かつてミステリファン必読と言われたこの作品も、今ではすっかり古典の仲間入り?!やっぱりもう古いのか?!……いやいやそんなことはない!!初読みの私は、この年末年始、じっくりたっぷり楽しんだ。
言うまでもないことではあるけれど、ひとくちにミステリといってもいろいろだ。 ルパンやバンコランなど、…



東京駅の構内には、キップをなくした子どもたちが暮らすちょっと不思議な空間があるというのだけれど、(建て替え工事の際に、取り壊されたりはしていないよね?!)と、ちょっと心配したりする。
昭和51年生まれの小学生イタルは、切手コレクター。 自分の生まれた年の切手を買い求めるために一人で…




この物語によってムーミンたちは初めて世に送り出されたのですが、この物語はぜひ、他のムーミンシリーズをいくつか楽しんだ後に読んで貰いたい物語でもあります。
トーベ・ヤンソンのムーミンシリーズは、私にとって、子どもの頃から慣れ親しんできた物語なのですが、実は…




“人生はそれほど悪くなく、進む。そしてそれほど悪くなく、よどむ。”この感じ、わかるかなあ?私はなんだかわかる気がする。
大げさだと笑われるかもしれないが、2013年、私の読書生活は大きな一歩を踏み出した。 本が好き!のお…



生涯「女」であり続ける。
恐ろしいことに今年もあと残すところ数日となってしまった。 年内にやっておくべきあれこれについては、…




これも一種の幸せ探し?小さな町の住民を総動員したかのような、沢山の登場人物とエピソードのあれこれの中に、思わずふふっと笑ってしまうような可笑しさが仕込まれていて、この作家、上手いなあ~と思わずうなる。
舞台はイタリア北部のコモ湖畔、風光明媚な田舎町ベッラーノ。 この町は実在するだけでなく、著者の故郷で…



白鳥さん、幼年期の思ひ出をおおいに語る!と思いきや、書き出しはいきなり英国旅行?!
白鳥さん、幼年期の思ひ出をおおいに語る!と思いきや 書き出しはいきなり英国旅行から。 奥様と二人…



中身はかっちりお仕事小説。思いがけずローティーン向けの雑誌編集部に配属されたまだまだ新米の出版社員の奮闘を描いた作品だ。この硬派(?)ぶり、表紙の“プリティ”ぶりからは、ちょっと想像できなかったな。
実はこの本、書店員や出版社社員を主人公にした物語で定評がある大崎梢さんの作品ということで、前々から気…




『スーホの白い馬』を読んだらやっぱりみんな、白い馬に会いたくなって、馬頭琴の音色が聞きたくなるんだね。私もやっちゃんとおそろいだ。
もしも「モンゴル民話『スーホの白い馬』を知っていますか?」と訊ねたならば 「子どもの頃、絵本を持っ…