6月の本
「6月」ときいて思い浮かべる作品は? #12か月の本
“ひと月”をテーマに古今東西の文学作品を集めた国書刊行会のアンソロジー“12か月の本”。 『5月…
本が好き! 免許皆伝
書評数:2233 件
得票数:70555 票
本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。
「6月」ときいて思い浮かべる作品は? #12か月の本
“ひと月”をテーマに古今東西の文学作品を集めた国書刊行会のアンソロジー“12か月の本”。 『5月…
#角川文庫夏フェア2025 の1冊は、メディアワークス文庫創刊15周年を記念して、レーベルでお馴染みの作家15人が「1人15ページ」というルールで紡いた15編の物語を収録したアンソロジー。
メディアワークス文庫創刊15周年を記念して、レーベルでお馴染みの作家15人が「1人15ページ」という…
国書刊行会の新シリーズ“アフリカ文学の愉楽”第1弾は、コンゴ共和国のとあるバーで語られる酔っぱらいたちの物語!?
つまり、バー“ツケ払いお断り”の主人から一冊のノートを渡されたので、俺はそれを埋めなくちゃならな…
文庫サイズの上製本で、品があって手触りもいい、夏葉社らしい美しい本は、いずれおとらぬ読み応えの16作品+αを収録して読み応えもたっぷりという充実した1冊。
夏葉社の新刊が近代日本文学のアンソロジーで、編者のチェ・スミン氏は作家であり翻訳家であるだけでなく、…
奇妙な話なのにすごく自然体で、怖いけれど切なくて、なんだか妙に忘れがたい。
何がきっかけで購入したのかも思い出せないほど何年も前から、 Kindle沼の底で眠っていたこの本を…
自らを「血統書をもっているようなふりをする一匹の犬なのだ」というモディアノの自伝
巻末の訳者あとがきや資料を除いた本篇だけなら120ページほどと比較的薄いこの本は、2014年にノーベ…
北海道を舞台にした5つの短編小説と4つのエッセイを収録したアンソロジー。
北海道を舞台にした5つの短編小説と4つのエッセイを収録したアンソロジー。 集英社文庫編集部が編纂し…
『低地』から9年を経て、久々にラヒリが英語で書いた。しかも小説ではなく、翻訳に関するエッセイ集のようなものだという。
『低地』 から9年を経て、久々にラヒリが英語で書いた。 しかも小説ではなく、翻訳に関するエッセイ…
頁をめくるとそこここに、猫、ネコ、ねこ!とふんだんな挿絵も楽しい1冊ですが、そんな中でもしっかりと戦争のもたらす悲惨な現実を訴えることも忘れない物語です。
この本の主役、ネコのモーガンは 第二次世界大戦下のロンドンに、 敵の爆弾が初めて落ちた人の夜、 …
翻訳もの3作を含め、詩あり、小説あり、随筆ありのバラエティーに富んだ収録で、読み心地もいろいろなので、一気に読んでも、少しずつ読んでも、どこから読んでも問題ない、いろいろな5月が詰まったアンソロジー。
国書刊行会が“ひと月”をテーマに古今東西の文学作品を集めたアンソロジー“12か月の本”の刊行を始めた…
早くも今年のマイベストか!?いやいやこれはここ数年来で最も!と言ってしまってもいいかもしれない。
上巻 のラストで、のっぴきならない秘密を共有することになったロビンと同期3人は、結局、それぞれが抱…
控えめに言ってもこれ最高!!いろいろな要素がこれでもかというぐらい盛り込まれているのに、細部まで丁寧に描かれていて読み応えたっぷり!
時は19世紀。 大英帝国は産業革命により繁栄し、さらなる富と力を求めてその手を世界に広げつつあった…
質量共に充実したアンソロジー。(以下敬称略でお届けします)
SFは苦手だ、短篇は苦手だ、と昔から言い続けているにもかかわらず、ここ数年来、中華SFアンソロジーと…
とりわけ興味深かったのは「第4章 世界文学と亡命」。この論考を踏まえて、ぜひともあの本を読まなくては読まなくてはなどと、またまた積読山が高くなりそう。
ミラン・クンデラ(Milan Kundera/1929年~2023年)は、チェコ出身、亡命を経てフラ…
暗闇に月明かり、虫の声、楽の音に木々のざわめき、五感に訴える日本語の美しさが、上質のナレーションのような調べを奏でる。これはよかった。すごくよかった。
むかし、お(を)とこありけり 読んだことがなかったとしても誰もが知っているこのフレーズ。 『…
長い夏休みも終わってみれば……!? #やりなおし世界文学
僕はさまざまな非難を受けることになるだろう。でも、どうすればいい?戦争の始まる何か月か前に十二歳…
源氏物語読書会がついに最終帖にたどりついたので、この機会にと積ん読山からこの本を取り出して読んでみた。
三月初めの嵯峨野は地の底まで冷えこんで木には花もなかった。桂子が嵐山の駅に着いたのは正午まえで、…
窓から見える風景や、庭の草花、散歩コースで目にしたあれこれ、そういったものから様々な文学作品に繋がり、さらには時代や世相や社会のあれこれへと視界が広がっていく様が何とも見事。
国学院大学の教授でフランス文学者、マリー・ンディアイの小説などを翻訳でも知られる著者のエッセイ集。 …
気になる現代日本作家を何人かあげるとしたら、相川氏の名前を外すわけにはいかない。
気になる現代日本作家を何人かあげるとしたら、相川氏の名前を外すわけにはいかない。 5年ほど前、はじ…
「詩を読むということは詩に巻き込まれることであり、詩人の霊魂に捉えられることである」という著者と一緒に思いっきり巻き込まれてみた。
今ではすっかり昔の話になってしまったが、学生時代、大学図書館で対面朗読のボランティアをしていたことが…