ドリアン・グレイの肖像




よく「顔はその人の心を映す鏡だ」というけれど、この本を読んだ後は、あなたもきっと鏡を覗き込むのがちょっと怖くなるに違いない。
美しい青年ドリアン・グレイに魅せられた画家バジルは、渾身の想いをこめて彼の肖像画を描いた。 その絵…

本が好き! 免許皆伝
書評数:2259 件
得票数:71388 票
本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。




よく「顔はその人の心を映す鏡だ」というけれど、この本を読んだ後は、あなたもきっと鏡を覗き込むのがちょっと怖くなるに違いない。
美しい青年ドリアン・グレイに魅せられた画家バジルは、渾身の想いをこめて彼の肖像画を描いた。 その絵…



ルーマニアに行く予定があるあなたはもちろん、ルーマニアってどんな国と興味を持ったあなたにも?!えっ私?!この本の情報がメチャメチャ古くならないうちに、いつか絶対いくぞ~待っててね!ルーマニア♪
ルーマニアに行ってみたい! 私が初めてそう思ったのは、ベルリンの壁が崩壊した頃のことだ。 宮本輝の小…




「神が存在しないなら、地上のあらゆる秩序はいったい誰が支配するのか?自分自身の明日さえ保証できない人間が、いったいどうして支配できるというのだ?」そう問いかける男は悪魔!モスクワで悪魔が大暴れ?!
前々から読みたいと思っていた本だ。 600ページ近くある長編で、なかなか難解らしいという噂も聞いて…




アガサ・クリスティ-賞受賞作ではあるが、ミステリというより、ゴシック・ロマン的な色彩が濃い作品。美しいけれど不安をかき立てる不穏な雰囲気と、読み手を煙に巻くような小難しい記述は好みが分かれるところか。
物語の舞台は1920年代後半の英国。 エリオットは資産家の子息の替え玉として名門大学で学び、目が見…




<大人の本棚>らしい渋いラインナップの短篇集は、初心者よりは太宰作品を数冊読んでいるという中級以上向き。
みすず書房の<大人の本棚>シリーズはどれも、装丁も中身も渋い。 このシリーズ、私はまだ数冊しか読ん…




若者は高学歴でも仕事がない…そんなフランスのお国事情をも反映させながら、三人の歴史学者と元刑事が挑む異色のミステリは、私のストライクゾーンを思い切り直撃?!
専門の異なる歴史家の三人はいずれも、失業中であったり、アルバイトで食いつないだりしていて……彼らの表…




その著作を読んだこともないくせに、なんだかちょっとアクの強そうな人だなあと思って敬遠していた著者の作品も、これを機に読んでみなくちゃ!と思わせるほど、時に熱く時に温かい太宰と安吾のこぼれ話。
<勝手に太宰月間>の一環として図書館から借りてきたこの本は、昭和44年に出版され、本の裏表紙にかつて…




聞こえてくるのは、車の音、鳥たちの声、木々を渡る風の音……一心に耳をすませば、私にも聞こえるだろうか?木の内側の音や巣の中のか細い雛の声、そして大事な誰かの心臓の音も……。
初めてこの物語を読んだのは、もう何年も前のことだ。 タイトルに惹かれて、中身を全く知らずに手にした…




巻き込まれたのは偶然?それとも必然か?!中学校に殺しのプロが潜入し、誰が味方で誰が敵かもわからない?!早くも夏休み明けが待ち遠しい波瀾万丈の1学期?!
ミステリーに限らず、本の中に秘められた謎や魅力を読み解くという作業は、献本に応募する段階から既に始ま…



どんな文章にも「味」があるのなら、私のレビューはどんな味?!
ついに手を出してしまった。 前々から本が好き!レビュアーの皆さんの書評を拝見する度に、気になってい…




オフィーリアだって黙ってはいない!!
シェイクスピアの『ハムレット』を読んだことがなくても、ハムレットがオフィリヤ(=オフィーリア)に対し…





今日、初雪が降りました。長い長い北国の冬のはじまりです。
今朝は冷え込みが厳しく、朝、布団から出るのに苦労しました。 不思議なことに、寒くなると急に、編み物…




太宰目当てに手にした本だが、太宰の話題以外にも、作家というものについて、あるいは文学、あるいは評論、あるいは夫婦、またあるいは国のありかたについて、幅広くわかりやすく書かれたエッセイ集だった。
最近<勝手に太宰月間>と称して、太宰治の著書や、太宰治に就いて書かれた著作をいくつか続けて読んでいた…



学校に通わず自分で自分を教育することにしているという14歳の天才少年を主人公に、時には絵の中の世界にあこがれて、また時には絵の中に入り込みながら語る名画案内。
<文学で美術鑑賞> をするのにどうかと思って手に取ったこの本は、著者が選んだ20点の絵を紹介しなが…



バスの中にお気に入りの傘を忘れる夢を見た。私の夢は、食べたらどんな味がするのかな?
それはある日曜日の朝の一本の間違い電話からはじまった。 小学5年生の五月は朝寝坊して、一人で朝ご飯…




人は誰でもたくさんの恥を抱えて生きているのだと、十代の私に、自分を肯定することを教えてくれた思い出深い本。
初めてこの作品を読んだのは中学生の頃だった タイトルに惹かれて手にした本は ともすれば自意識過剰…



太宰治が描く青春小説!
新潮文庫の『パンドラの匣』には「正義と微笑」と「パンドラの匣」の2作品が収められている。 出版社が…





あなたにはわかるだろうか?文字も線も、なにも書かれていない真っ白い紙が、いったいなにをあらわしているのかってことが。
ミナは夜が好きで、鳥が好きで、書くことが好きで、考えることが好き、だけど学校は大嫌い。 あれ…





ページをめくると、冷たい風が吹き抜ける寒々とした風景が浮かんでくるのに、どういうわけだかじんわりと心が温かくなり、この本を片手に今すぐにでも津軽を旅してみたくなる。太宰治、珠玉の一作。
或るとしの春、私は、生まれてはじめて本州北端、津軽半島を凡そ三週間ほどかかって一周したのであるが、…




ひんやりとした空気、飛び交う鳥たち、森の木漏れ日、足もとに生えるキノコ……異国の地にあっても、好きなものに目に留めて感じるしあわせ。
しばらく前からうずうずしている。 そう旅に出たいのだ。 あれが見たい。これが食べたい。 あそこ…